ピー・ビーシステムズ<4447>ハイブリッドクラウド戦略で持続的成長を加速

ピー・ビーシステムズ〈4447〉は、ハイブリッドクラウドの構築支援やサイバーセキュリティ分野に強みを持つ企業です。
2024年9月期には売上高・各段階利益がいずれも過去最高を更新し、主力のセキュアクラウドシステム事業に加えて、体験共有型VR事業「MetaWalkers」などの新規事業でも着実に成果を上げています。
2025年9月期も人材拡充と新規案件の獲得を通じ、7期連続での最高益更新を目指す姿勢を打ち出しています。

2024年12月12日に掲載されたピー・ビーシステムズ<4447>の企業分析

元レポートは下記の通りです。
ピー・ビーシステムズ<4447>レポートPDF
出典元:FISCO

ピー・ビーシステムズ〈4447〉、7期連続最高益を視野に セキュアクラウドとVR事業で成長加速

企業概要

ピー・ビーシステムズは、クラウド構築やセキュリティ対策を担う「セキュアクラウドシステム事業」と、VR体験空間を提供する「エモーショナルシステム事業」の2本柱で事業を展開。
「ハイブリッドクラウドのプロフェッショナル集団」を目指し、技術者の増員や拠点拡充を積極的に進めています。
2024年1月には東京オフィスを開設、翌月には技術開発拠点「エンジニアハビタット」を設立するなど、開発体制の強化を図りました。


事業セグメント別の動向

セキュアクラウドシステム事業

主力事業であるセキュアクラウドシステム事業では、サイバー攻撃対策やBCP対応を支援する高付加価値案件の受注が増加。
2024年9月期は大型案件の完了と新規受注が進み、売上高・セグメント利益ともに伸長しました。
クラウドセキュリティの需要拡大を背景に、今後も継続的な成長が見込まれています。

エモーショナルシステム事業

VR空間を活用した体験共有型シアター「MetaWalkers」シリーズを中心とした同事業は、2024年期において計画未達の部分も見られましたが、今後は新規プロジェクトの拡大を計画しています。
メタバースやイベント領域との連携を通じ、収益化の加速を図る方針です。


連携・受賞実績

ピー・ビーシステムズは、2024年3月にWasabi Partner Network Awardを受賞。
また、ANAPとのメタバース空間構築共同事業、大英産業との協業など、業種を超えたパートナーシップを推進しています。
加えて、ソフトバンクの「ONE SHIPプログラム」や「5Gコンソーシアム」「防災コンソーシアムCORE」などにも参画し、幅広いネットワークを活用した事業拡大を進めています。


財務状況と見通し

2024年9月期の財務データでは、流動資産・固定資産ともに増加し、資産合計の拡大が確認されています。
主力のセキュアクラウド事業が安定した収益源として機能しており、2025年9月期も増収増益を計画。
両事業のシナジー効果を活かし、収益基盤の強化を目指しています。


株主還元・ESGへの取り組み

同社は、株主優待制度や初配当、自己株式取得などを通じて株主還元を強化。
また、ESG・SDGsへの取り組みとして、環境配慮型のクラウド運用支援や、社会的課題解決に資するシステム構築に注力しています。
これにより、「持続可能な成長」と「社会的責任の両立」を企業方針の柱に据えています。


まとめ

ピー・ビーシステムズは、セキュリティ強化とDX推進を支えるクラウド構築支援企業として高い専門性を発揮しています。
2024年9月期の過去最高業績を背景に、2025年9月期も増収増益を視野に入れた拡大路線を継続。
クラウド・セキュリティ・VR領域の融合を進めることで、次世代テクノロジー企業としての存在感を一層高める見通しです。


■ この企業を含む【20.情報・通信業【10.情報通信サービス】セクターまとめ】はこちら
20.情報・通信業【10.情報通信サービス】セクター最新動向

企業情報をより深く分析したい方は、松井証券が提供するツールがおすすめ。
無料で株価チャートや決算データ、アナリストコメントなどを確認でき、企業分析の精度を高められます。
松井証券「マーケットラボ」徹底ガイド|無料機能・使い方・米国株版・他社比較まで解説
ここから確認
関連記事

松井証券の「マーケットラボ」は、銘柄分析・チャート・四季報・スクリーニングまでを無料で使える高機能ツールです。 本記事では、松井証券マーケットラボの使い方、機能一覧、米国株版との違い、そして他社ツールとの比較までを徹底解説。 初[…]

松井証券「マーケットラボ」徹底ガイド|無料機能・使い方・米国株版・他社比較まで解説
スポンサーリンク
\情報配信中!/