アイリッジ<3917>|業績・成長戦略・投資ポイントまとめ

スマホアプリ開発やDX支援を手掛けるアイリッジ〈3917〉は、2025年3月期に営業利益で黒字転換を達成。
アプリビジネス事業の拡大と資本業務提携の効果により収益構造が改善し、2026年3月期も増収増益を見込んでいます。
中期経営計画「Tech & Innovation Partner」では、新規事業・EX/DX領域の拡大を通じて、持続的成長を目指す方針を明確にしています。

2025年05月16日に掲載されたアイリッジ<3917>のレポート要約

元レポートは下記の通りです。
アイリッジ<3917>レポートPDF
出典元:FISCO

株式会社アイリッジの成長戦略と業績の推移

アイリッジの成長戦略

株式会社アイリッジは、2025年3月期の決算説明会を受け、業績の改善と成長計画の進捗が明らかになりました。
FISCOアナリストのコメントによると、2025年3月期は営業利益で黒字転換し、2026年3月期でも利益の再拡大が期待されています。
特にアプリビジネス事業の拡大や資本業務提携に基づく取り組みの進展が好調であり、調整後営業利益の大幅な改善が見られました。
これにより、2027年3月期には調整後営業利益5億円以上が見込まれ、株式市場での評価も上昇する可能性が高まっています。

業績の推移とセグメント分析

2025年3月期の通期決算によると、アイリッジの売上高は前年比で17.4%増の6,708百万円、調整後営業利益は259百万円となりました。
全てのセグメントが増収を達成し、特にアプリビジネス事業が前年比103.3%増という好調な成績を収めました。
さらに、2026年3月期の業績も好調で、売上高は72億円、調整後営業利益は3億円となる見込みです。特別利益の計上も期待されており、成長基調が継続しています。

中期経営計画と将来展望

アイリッジは成長戦略を継続し、新規事業の開発やEX事業、DX事業の成長加速を計画しています。
中期経営計画2027(Tech & Innovation Partner)では、2026年3月期には売上高7,200百万円、調整後営業利益300百万円を目指しています。
さらなる成長が期待される中、アイリッジは市場での注目を集めています。

まとめ

アイリッジ〈3917〉は、スマートフォンアプリの企画・開発・運用支援を中心に、企業のDX推進を支えるプラットフォーム事業を展開するテクノロジー企業です。

2025年3月期決算では、売上高が前年比17.4%増の67億800万円、調整後営業利益は2億5,900万円と黒字転換を果たしました。
特にアプリビジネス事業が前年比103.3%増と好調で、収益成長の主軸となっています。

2026年3月期も堅調な見通しで、売上高72億円・調整後営業利益3億円を予想。
EX事業やDX関連サービスの拡大に加え、資本業務提携先との連携強化による新規案件の獲得が進む見込みです。
特別利益の計上も予定されており、利益率の改善が期待されています。

中期経営計画「Tech & Innovation Partner」では、2027年3月期に調整後営業利益5億円以上を目標に掲げ、企業のDX・EX支援を軸とした持続的な事業拡大を図ります。
安定した顧客基盤と高度な開発力を背景に、成長余地の大きいスマホアプリ市場での存在感をさらに高めていく見通しです。

アイリッジは今後の成長に期待が寄せられる企業として、注目を集めています。


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2025年05月13日に掲載されたアイリッジ<3917>のレポート要約

元レポートは下記の通りです。
アイリッジ<3917>レポートPDF
出典元:FISCO

アイリッジ〈3917〉:スマホアプリ事業を軸に黒字転換、成長軌道へ

企業概要

株式会社アイリッジ(東証グロース市場:3917)は、スマートフォンアプリの企画・開発・運用支援を中心に、アプリビジネスプラットフォーム「APPBOX」を展開するテクノロジー企業です。
同社は「アプリビジネス事業」「ビジネスプロデュース事業」「フィンテック事業」の3領域を主軸とし、幅広い業界の大手企業と取引を拡大。
特に小売・流通、鉄道、金融業界などで強みを発揮し、安定した収益基盤を構築しています。

同社が開発・運用を支援するアプリの月間アクティブユーザー(MAU)は1億人を突破しており、企業の顧客接点強化・DX推進における重要な役割を担っています。


業績動向(2025年3月期)

2025年3月期の連結業績は、売上高67億800万円(前年同期比17.4%増)営業利益2億1,900万円と増収増益を達成。
コロナ禍後のアプリ需要の回復や、大手クライアントとの継続取引の拡大が寄与しました。
積極的な開発投資を維持しつつも、費用効率化が進み、前期の赤字から黒字転換を果たしています。

また、主力のアプリビジネス事業が好調に推移し、特に流通・交通・金融セクターでのアプリ開発受託が増加。APPBOXを活用したサービス拡張が収益性の改善に寄与しました。


今後の展望(2026年3月期見通し)

2026年3月期は、売上高72億円(前期比7.3%増)、営業利益2億7,000万円(同23.2%増)を予想。
既存顧客向けのアップセルと、ディップ株式会社との資本業務提携を通じた新規顧客開拓が見込まれます。
APPBOXの機能拡充や外部パートナー連携の強化によって、アプリビジネス全体のスケール拡大を図る方針です。


成長戦略と中期計画

中期経営計画では、アプリ事業を中心に「デジタル接点の創出支援企業」としての地位を確立することを目標に掲げています。
特に以下の3点を重点戦略としています

  1. APPBOXの高機能化とAPI連携強化によるプラットフォーム収益の最大化

  2. パートナーシップ拡大を通じた新規分野(金融・行政・地域DXなど)への展開

  3. 顧客データ活用支援によるアプリ運用支援サービスの高付加価値化

また、2030年3月期に売上高150億円・営業利益15億円の達成を長期目標として掲げ、持続的な成長へと舵を切っています。


財務・株主還元方針

財務面では、黒字転換を機に自己資本の強化を進めており、開発投資・人材育成・新規事業投資をバランスよく実施。
配当は現時点で未定ながら、今後は安定的な利益成長を背景に株主還元方針の再検討も視野に入れています。


総括

アイリッジ〈3917〉は、スマホアプリの企画・開発・運用支援を軸に、アプリビジネスプラットフォーム「APPBOX」を展開するテクノロジー企業です。
主力事業は「アプリビジネス」「ビジネスプロデュース」「フィンテック」の3分野で構成され、小売・流通、鉄道、金融など幅広い業界で導入が進んでいます。
MAU(アクティブユーザー)は1億人を超え、企業のDX支援パートナーとしての地位を確立しました。

2025年3月期の連結業績は、売上高67億800万円(前期比+17.4%)、営業利益2億1,900万円と黒字転換。既存顧客からの案件拡大に加え、APPBOXを活用したプラットフォーム収益が寄与しました。
2026年3月期も増収増益を見込み、売上高72億円、営業利益2億7,000万円を予想。ディップ株式会社との協業を軸に、新たな顧客層の開拓や機能拡張を進めます。

中期経営計画では、APPBOXの高機能化・パートナーシップ強化・データ活用支援を重点戦略に掲げ、2030年3月期には売上高150億円・営業利益15億円の達成を目指します。
財務基盤の健全化と開発投資の両立を進めながら、長期的な株主価値向上に注力。アプリ市場とフィンテック分野の拡大を背景に、持続的な成長が期待されています。


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