ミアヘルサホールディングス(証券コード:7129)は、医薬・子育て支援・介護を軸に、社会課題の解決に貢献する総合ヘルスケア企業です。
2025年3月期は子育て支援事業が業績を牽引し、売上・利益ともに計画を上回る結果となりました。
今回はFISCOが公開したレポートをもとに、ミアヘルサホールディングスの業績動向と今後の成長戦略をまとめます。
2025年07月15日に掲載されたミアヘルサホールディングス<7129>のレポート要約
元レポートは下記の通りです。
ミアヘルサホールディングス<7129>レポートPDF
出典元:FISCO
ミアヘルサホールディングスの株式に関する包括的なレポート
会社概要と業績動向
ミアヘルサホールディングスは、医薬事業、子育て支援事業、介護事業を展開し、社会的ニーズの高い事業に注力しています。
2025年3月期には子育て支援事業の成長により大幅な増益を達成しました。
売上高で前期比4.9%増の23,825百万円、営業利益で同62.2%増の641百万円と計画を上回る増収増益が実現しました。
特に子育て支援事業が40.9%の売上構成比を占め、医薬事業を初めて上回るなど、業績のけん引役となっています。
事業概要と特徴
子育て支援事業は認可保育園を主力とし、営業経費が少なく高い収益性を維持しています。
介護事業では首都圏で訪問介護・看護、デイサービス、サービス付き高齢者向け住宅などを展開し、将来の看取り需要に備えたホスピスサービスも提供しています。
その他、食品事業や宅配寿司チェーンのフランチャイジーとしても活動しています。
財務状況と安全性
自己資本比率や有利子負債比率などの指標から見ると、2026年には自己資本比率が7.1%減少し、有利子負債比率が72.2%上昇するなど、一部の指標で悪化が見られます。
ただし、有利子負債比率が152.5%という数値自体はまだ業界水準内に収まっています。
業績見通しと中期経営計画
2026年3月期の業績見通しでは、売上高は前期比わずかな増加となりますが、営業利益や経常利益、当期純利益は前期比で減少が見込まれています。
一方、中期経営計画では2027年3月期に売上高23,800百万円、営業利益830百万円を目標として掲げており、成長戦略や株主還元策を着実に進めています。
株主優待制度の拡充
株主優待制度では、QUOカードの金額を2倍に拡充するなど、株主還元策を強化しています。
また、株価時価総額が11.5億円で全上場基準をクリアしており、株主に対する魅力的な特典を提供しています。
ミアヘルサホールディングスは、子育て支援事業を中心にした成長戦略や株主還元策の推進により、安定した業績と成長を続けています。
投資家や株主にとって、今後の動向に注目が集まる企業と言えるでしょう。
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