株式投資で資金効率が良く短期間で稼ぐことが可能とされているデイトレードですが、その勝敗を分ける重要な要素の一つとして銘柄選びが挙げられます。
本記事では、デイトレードに適した銘柄の選び方について解説していきます。
デイトレード銘柄の探し方として見るべき要素
デイトレードを行う際には、適切な銘柄を選ぶことが非常に重要です。そのため、トレーダーはさまざまな要素を考慮しながら銘柄を選び出す必要があります。
デイトレードで利益を上げるためには、市場の動きをしっかりと把握し、適切な銘柄の選び方を理解しておくことが重要です。
出来高の多さ
デイトレードに適した銘柄を選ぶ際の重要なポイントの一つが、出来高の多さです。出来高とは、一定期間内に売買された株式の総数のことで、これが多ければ多いほど、売買が活発に行われていることを表します。
デイトレードでは、短期間でより多くの株を売買するため、出来高が多い銘柄ほど流動性が高くコントロールしやすくなります。また、出来高が多い銘柄はスムーズな売買が可能なため、取引のリスクもより抑えることができます。
値動きの激しさ
デイトレードに適した銘柄を選ぶ際には、値動きの激しさも考慮しましょう。値動きの激しい銘柄は、短期的な利益を狙いやすいため、デイトレードに適しています。
値動きの激しさを評価する方法の一つとして、値幅率やボラティリティがあります。これらの指標は、銘柄の値動きの大きさを数値化したもので、これらが大きい銘柄ほど、値動きが激しいと言えます。
ただし、値動きが激しい銘柄はリスクも高まるため、慎重な取引が求められます。
話題性
デイトレードにおいて、話題性のある銘柄に注目することは非常に重要な要素です。注目される銘柄は、多くのトレーダーや投資家が関心を持ち、売買が活発に行われるため、市場の動きが大きくなります。
話題性を捉える能力が求められるため、最新のニュースやマーケット情報をチェックし、人気のある銘柄をリストアップしましょう。また、SNSや投資家向けサイトでの評判にも注目して、コンディションの整った銘柄を見つけ出すことが大切です。
国内外の経済状況や政策、企業の業績や新商品の発表など、様々な要因が話題性を生み出します。こういった情報収集力とテクニカル分析、需給の見極め方を鍛えることも重要になります。
日本株式市場だけでなく、海外の市場や金融商品にも目を向けることも、選択肢の幅が広がります。
その他にも、デイトレードに適した銘柄を選ぶ際のポイントとして、日経平均株価と相関性が高い銘柄や、特定の市場で人気の高い銘柄を対象にリストアップすることも効果的です。
これらの要素を押さえた銘柄を選ぶことで、デイトレードでの利益を最大限に引き出すことができるでしょう。
デイトレード銘柄の具体的な探し方
ここまでデイトレード銘柄を探す際に注目すべき要素について解説しましたが、ここからは具体的にどのようにしてデイトレードに適した銘柄をピックアップしていくのかについて解説していきます。
出来高急増ランキング上位銘柄をピックアップ
デイトレードで利益を利益を上げるには、注目度が高く出来高が急増している銘柄を見つけることが非常に重要です。そこで、出来高急増ランキングをチェックして、取引が盛んに行われている銘柄をピックアップしましょう。
多くの投資家が取引をしている銘柄は、市場の流動性が高く、トレードしやすく値動きも大きくなりやすいため、デイトレードに向いています。
ランキング上位の銘柄は、市場での人気や注目度が高いことが予想されるので、その背景にある情報や業績を調査し、適切な売買ポイントを見極めることが重要です。
値上がり率値下がり率ランキング上位銘柄をピックアップ
効率的に利益を得る方法の一つとして、値上がり率と値下がり率のランキング上位の銘柄をピックアップすることも挙げられます。
市場では日々多くの銘柄が売買されますが、注目すべきは値下がり値上がりいずれもランキング上位の銘柄です。これらの銘柄は、一定期間内の価格変動が大きいため、デイトレードを行う際には銘柄選びに活用することのできる有益な情報となります。
また、銘柄の値上がり率や値下がり率をチェックすることで、相場の動向も把握しやすくなります。
ただし、個人投資家が利益を出すためには、値動きの激しい銘柄だけでなく、市場全体の状況にも注意を払う必要があります。上手に活用して銘柄選定を行い、デイトレードで利益を上げることを目指しましょう。
Twitterで話題銘柄をピックアップ
デイトレードに適した銘柄を選ぶ上で、最新の情報をキャッチすることは重要な要素です。最新情報を得るための一つの方法として、Twitterを利用した話題銘柄のピックアップが挙げられます。
Twitterでは、多くのトレーダーや投資家が日々銘柄に関する情報を発信しています。信憑性のないものも多いですが、実際に有益なことを発信しているアカウントも存在します。
また、Twitterを活用し、個人投資家が自分自身で銘柄を調べる手間や時間を減らすことで、時短にも繋がります。
特に、デイトレードを行う場合は、市場のトレンドや動き、市況情報に敏感であることが求められるため、リアルタイムで情報が得られるTwitterの活用は非常におすすめです。
ただし、Twitterで得た情報については、先述したように信憑性のない情報も溢れているため、十分に確認してから投資判断を下しましょう。
そういった情報の信憑性やリスクについてもしっかりと理解し、正確な情報に基づいた取引を心がけましょう。
前日引け~当日寄り前に材料が出ている銘柄をピックアップ
デイトレードに適した銘柄を選ぶ方法としては、前日引けから当日寄り前までの間に材料が出ている銘柄をピックアップする方法もあります。これにより、株価が大きく変動する可能性がある銘柄をいち早く見つけることができます。
例えば、企業の決算発表や株主優待の発表、上方修正やその他ニュースなど、銘柄に影響を与える要因となる情報は前日引け~当日寄り前の間に既に発表されている場合もあります。
これらの情報をキャッチし、株価変動の大きい銘柄を見つけることで、トレードのチャンスを逃さずに便乗することができます。
PTSで活発になっている銘柄をピックアップ
PTSで活発になっている銘柄も、重要なニュースが発表されていたり、何かしらの情報が漏れていたりする場合があります。
PTSで動きがあった銘柄をピックアップし、活発な動きの原因となった突き止め、その原因がトレード当日にどのように影響するかを分析します。
その分析結果によって自身のトレードで追求できそうな利益があり期待値が高いと判断できれば、これも立派な銘柄選定術といえます。
ストップを付けている銘柄をピックアップ
ストップ安やストップ高を付けている銘柄もピックアップし、PTS銘柄同様にストップとなった原因の情報収集を行うことも効果的です。
ストップになるほど需給が崩れているこの状態は、デイトレードで利益を上げるための大きなチャンスになる可能性があります。
こちらも自身のトレードによって、逆張りなのか逆張りなのか、トレード手法との相性とも深く関係する部分ですが、実際にこういった銘柄にもデイトレードで狙えるような利益が多く隠れています。
デイトレード銘柄を探す際の注意点
デイトレードに適した銘柄を探す際の注意点としては以下の点が挙げられます。
- 情報に流されすぎない
- 自分自身で分析する
- 銘柄選定スキルを過信しない
- リスク管理の徹底
以上のことを忘れずに、日々の銘柄選定をハイクオリティーなものにできるよう、継続して習慣化していきましょう。
まとめ
本記事では、デイトレードに適した銘柄の選び方について解説しました。
デイトレードでは、マーケットの動向や銘柄選び、トレードのタイミングを習得していくことで、より多くの利益を上げることが可能です。また、日々の勉強や経験を積むことで、デイトレードでの成功もより近いものとなるでしょう。
銘柄選びの際は、ぜひ参考にしてみてください。