2026年3月第5週の東京株式市場は、
中東情勢の緊迫化による急落と、停戦期待による急反発が交錯する、極めてボラティリティの高い展開となりました。
週前半は地政学リスクの高まりから大幅下落が続きましたが、
後半にかけては戦闘終結観測を背景に急反発。
ただし原油高への警戒感は根強く、戻りの持続性には不透明感が残る展開でした。
全体動向(週の要因分析)
今週の相場を一言でまとめると、
です。
① 中東情勢 × 原油高 → 売り加速
週初は、
・米国の地上作戦準備報道
・戦闘長期化懸念
・原油価格100ドル超
が重なり、リスク回避の売りが一気に強まりました。
特に今回は、
・株安
・金利上昇
・円安
が同時進行する局面となり、
「コスト増+金融環境悪化」
というダブルパンチで、株式市場に強い下押し圧力がかかりました。
■② 原油と株価の連動が強まった局面
今週は明確に、
「原油=相場のドライバー」
となっていました。
分析的に見ると、
- 原油上昇 → インフレ懸念 → 金利上昇
- 金利上昇 → 株式の割高感 → 売り
という流れに加えて、
- 円安進行 → 輸入コスト増
- 企業収益悪化懸念
が重なり、日本株は特に売られやすい構造でした。
③ 急反発の正体は買い戻し
4/1の急騰は、
・停戦期待
・原油の過度な上昇懸念後退
・売りポジションの巻き戻し
つまり、「需給主導のリバウンド」とみられます。
トレンド転換というより、売られすぎの修正の色合いが強い上昇でした。
④ 相場の本質は「不確実性」
重要なのは、
- 停戦期待はある
- ただし確定ではない
- 原油は高止まり
この状態は、
良いニュースで上げるが、すぐ疑われる相場です。
そのため、
- 上げ → 売り
- 下げ → 買い戻し
という往復の激しい地合いになりました。
日別サマリー
3/30(月) -1487円(-2.79%)
→ 地上戦報道+原油高で急落
コメント:典型的なリスクオフ初動
3/31(火) -822円(-1.58%)
→ 半導体安+原油高継続
コメント:原油と株の連動が顕著に
4/1(水) +2675円(+5.24%)
→ 停戦期待+買い戻し
コメント:需給主導の急反発
4/2(木) ※実質4/1の流れ継続
→ 戦闘終結観測でリスクオン
コメント:ニュースドリブン相場
4/3(金) +660円(+1.26%)
→ 米ハイテク株高+先物主導
コメント:戻り継続も上値は限定的
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初心者向け解説
① 買い戻しとは?
空売りしていた投資家がポジションを解消する動き
・売り → 買いで戻す必要がある
→ これが上昇圧力になる
特に今回のような急落後は、
② 原油と株価の関係
単純な関係だけでなく、実際はこう動きます。
・インフレ↑ → 金利↑
・金利↑ → 株↓
さらに日本の場合
2段階で株に効くのがポイントです。
③ 不確実性相場とは?
材料があるようで確定しない状態
今回で言うと
・停戦するかも
・でも戦闘継続の可能性もある
こういう時は、
総括/来週の注目点
総括
今週は明確に「急落 → 過剰反応 → 修正」の典型パターンでした。
ただし重要なのは、トレンドはまだ不安定なままです。
■来週の注目点
・原油価格(90〜110レンジ)
・米金利・インフレ動向
・半導体株の戻りの強さ
・為替(円安継続か)
■スタンス(トレード方針)
現状は方向を決め打ちしない相場です。
そのため
- 急騰追いは避ける
- 押し目も慎重に
- 短期目線優先
【前週】2026年3月第4週市況|原油高と中東情勢で乱高下、上値重い日本株
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