【企業分析レポート】矢作建設工業<1870>|業績・成長戦略・投資ポイントまとめ

矢作建設工業〈1870〉は、建築・土木・不動産の3本柱で安定した成長を続ける総合建設会社です。
名古屋鉄道グループとの連携を強みに東海圏を中心に全国展開し、2025年3月期には建築事業・土木事業の両面で過去最高の受注高を更新。
2030年度に売上高2,000億円を目指す長期成長戦略を掲げ、M&Aや成長投資を通じて収益基盤の強化と企業価値向上を進めています。

2025年07月02日に掲載された矢作建設工業<1870>のレポート要約

元レポートは下記の通りです。
矢作建設工業<1870>レポートPDF
出典元:FISCO

矢作建設工業のビジネスモデルと将来展望

企業概要と事業内容

矢作建設工業は、1949年に設立された総合建設会社であり、主に建築・土木・不動産事業を展開しています。
同社は東海地域を基盤としながら全国展開を図り、名古屋鉄道との関係も強みとしています。建築事業、土木事業、不動産事業の3事業をバランスよく展開し、収益構造を形成しています。

業績動向と受注状況

2025年3月期における売上高は前期比17.4%増の140,699百万円となり、建築事業が好調であり売上総利益率も上昇しています。
また、建築事業と土木事業で受注高が過去最高を更新し、安定した受注環境が続いています。

将来展望と成長戦略

2026年3月期には増収増益が見込まれ、中期経営計画目標を達成するとされています。
特に建築・土木事業においては売上高の増加と利益の向上が期待されています。
さらに、2030年度には売上高2,000億円を目指す成長戦略を掲げ、課題解決と価値創造に注力し、成長投資やM&Aを積極的に検討しています。

財務状況と株主還元策

矢作建設工業は健全な財務状況を維持しており、有利子負債を活用しつつもD/Eレシオは1.0倍以内、自己資本比率は47.7%と高水準を維持しています。
また、株主還元策として自己資本配当率(DOE)5%以上かつ累進配当を基本とし、2026年3月期の年間配当は90円を予定しています。

矢作建設工業は安定した業績成長を続け、将来的な成長戦略や株主還元策にもきちんと取り組んでいます。
業界内外での注目が高まっており、今後も同社の成長に期待が寄せられています。


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