2025年07月31日に掲載された高島<8007>のレポートを要約しました。
元レポートは下記の通りです。
高島<8007>レポートPDF
出典元:FISCO
企業調査・分析レポート
高島株式会社(証券コード:8007) 東証プライム市場
サマリー
高島株式会社(8007)は1915年創業の付加価値型商社で、ターゲット市場において顧客価値を重視しています。事業は主に 建設資材事業、産業資材事業、電子デバイス事業 の3セグメントで構成されています。2026年3月期には、過去最高の営業利益達成を目指し、総還元性向は100%に達する見込みです。中期経営計画「サステナビリティV」の下、持続的な成長と変革に注力しています。
財務実績
2025年3月期の連結売上高は 9,450億3百万円 と前年同期比4.9%増加しました。営業利益は 21.8%増の21億29百万円 と期初予想を上回りましたが、親会社株主に帰属する当期純利益は 67.6%減少 しました。2026年3月期の会社予想では、売上高を 16.4%増の1兆1,000億円、営業利益を 22.1%増の26億円 と見込んでいます。
事業セグメント
タカシマの3つの主要事業セグメントは以下の通りです。
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建設資材事業:連結売上高の64.5%を占め、省エネ・省力化に資する建築・建設ソリューションを提供。
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産業資材事業:プラスチック関連資材や繊維関連資材など幅広い商品を展開。
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電子デバイス事業:液晶部品、音響部品、電子部品などを供給。
成長戦略と株主還元方針
タカシマは「2050年カーボンニュートラル社会の実現」を掲げています。2026年3月期に向けた数値目標は以下の通りです:
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連結売上高:1兆1,000億円
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親会社株主に帰属する当期純利益:19億円
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ROE:8.0%以上
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ROIC:6.0%以上
株主還元については、配当性向80%以上、総還元性向100% を方針としており、積極的な姿勢を示しています。
結論
島株式会社は堅調な財務実績を維持しつつ、持続的成長と顧客価値の創出に注力しています。明確な成長戦略と高い株主還元方針により、将来的な市場での成功が期待されます。投資家にとっては、同社の持続的成長とサステナブル社会への貢献が注目点となるでしょう。
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2025年07月03日に掲載された高島<8007>のレポートを要約しました。
元レポートは下記の通りです。
高島<8007>レポートPDF
出典元:FISCO
高島株式会社の業績と展望
要約
2026年3月期には営業利益過去最高を目指す高島株式会社。
総還元性向は100%で、持続的成長を目指している。
高島は、建材セグメント、産業資材セグメント、電子・デバイスセグメントの3つのセグメントで事業展開。
2025年3月期の業績は順調であり、2026年3月期もさらなる成長が期待されている。
2025年3月期の業績概要
– 売上高が前期比4.9%増の94,503百万円
– 営業利益が同21.8%増の2,129百万円
– 経常利益が同1.0%増の2,024百万円
– 当期純利益が同67.6%減の1,566百万円
2026年3月期の業績見通し
– 売上高が前期比16.4%増の110,000百万円
– 営業利益で同22.1%増の2,600百万円
– 経常利益で同28.4%増の2,600百万円
– 当期純利益で同21.3%増の1,900百万円
会社概要
高島は、1915年に創業した機能商社であり、グローバルな事業展開を行っている。
建材セグメント、産業資材セグメント、電子・デバイスセグメントの3つのセグメントで事業を展開。
中期経営計画「サステナV」に基づき、持続的成長を目指し、株主還元策を展開している。
岩水開発(株)のM&Aによる強化
岩水開発(株)を完全子会社化したことで、設計・施工機能が強化され、顧客提供価値が向上。
主要取扱商品は壁材、耐火被覆材、建材、工法、資材、膜構造、省エネ機器など多岐にわたり、事業領域が拡大。
主要取扱商品の概要
– 壁材、耐火被覆材、その他建材、工法、資材、膜構造、省エネ機器など幅広い商品を取り扱う。
– 住宅資材、断熱資材なども提供しており、多様なニーズに対応している。
再生可能エネルギー資材の展開
再生可能エネルギー資材に注力し、太陽光発電システムや蓄電池、自社開発架台などを提供。
新エネルギー流通システム(株)の子会社化やデジタルグリッド技術の普及に取り組んでいる。
高島株式会社は、業績好調であり、将来展望も明るい。
持続的成長と顧客価値向上に注力し、積極的な事業展開を続けている。
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