システムサポートホールディングス〈4396〉は、クラウドインフラ・ERP・データベース導入支援を中心としたIT企業です。
2025年1月の持株会社化を契機に経営体制を強化し、2025年6月期は前年比22.3%増収・32.8%増益と過去最高業績を更新。
AI・DX需要の高まりを背景に、2026年以降も持続的な成長が期待されています。
- 1 2025年10月10日に掲載されたシステムサポートホールディングス<4396>のレポート要約
- 2 2025年09月09日に掲載されたシステムサポートホールディングス<4396>のレポート要約
- 3 2025年04月03日に掲載されたシステムサポート<4396>のレポート要約
- 4 2025年03月06日に掲載されたシステムサポートホールディングス<4396>のレポート要約
- 5 2024年10月11日に掲載されたシステムサポート<4396>のレポート要約
2025年10月10日に掲載されたシステムサポートホールディングス<4396>のレポート要約
元レポートは下記の通りです。
システムサポートホールディングス<4396>レポートPDF
出典元:FISCO
システムサポートホールディングス株式会社の企業研究
概要
システムサポートホールディングス株式会社(証券コード:4396)は、クラウドインフラ関連サービス、ERP、データベースの導入及び利用を支援するIT企業です。2025年1月に持株会社体制に移行したことで、柔軟な経営判断が可能となり、業績は急成長を遂げています。2025年6月期の業績は、前年同期比22.3%増の2,693億円、営業利益は32.8%増の221億8,000万円を記録しました。
2025年度の業績概要
2025年度の業績は、売上高が前年比22.3%増、営業利益が32.8%増と過去最高を更新しました。この成長は、クラウドインテグレーションビジネスが牽引し、特にデジタルトランスフォーメーション(DX)投資の需要が高まったことが要因です。さらに、エンジニア不足の中でも人材の採用と育成に努めたことが成長を支えています。
2026年度の予測
2026年度については、売上高が前年比18.8%増の3,200億円、営業利益が21.1%増の268億6,000万円を予測しています。AI導入の進展に伴い、クラウドインフラサービスの需要が増加する見込みです。
中期経営計画
2026年度から2028年度にかけての中期経営計画では、顧客と社会のDX推進に向けたサービスの拡充、多様な人材の成長を基本方針としており、2028年度には売上高4,015億円、営業利益355億2,000万円を目指しています。また、持続可能性の管理を強化し、特にクラウドインテグレーションビジネスが成長の原動力となる見込みです。
企業プロフィール
会社の歴史
システムサポートホールディングスは1980年に石川県金沢市で設立され、データ入力サービスやシステム開発サービスを提供してきました。1990年代のバブル崩壊後、一時的に経営危機に直面しましたが、1994年に経営陣が交代し、クラウドサービス市場への進出を図ることで業績を回復しました。
事業内容と従業員数の変化
同社は、クラウドインテグレーションビジネス、システムインテグレーションビジネス、アウトソーシングビジネス、プロダクトビジネス、海外ビジネスの5つのセグメントで構成されています。2025年度の売上構成では、システムインテグレーションビジネスが49.6%、クラウドインテグレーションビジネスが36.1%を占めています。
クラウドインテグレーションビジネス
クラウドインテグレーションビジネスでは、ServiceNow、AWS、Microsoft Azure、Google Cloudなどのサービスの導入支援を行っています。2025年度には、ServiceNow関連サービスが売上の30.8%、AWSが32.5%を占めるなど、成長を続けています。
業績レポート(FY6/25)
売上構成と主要プロジェクト
FY6/25における売上構成は、ITシステム開発が56.1%、ERP関連サービスが29.5%、データベース関連サービスが14.4%を占めています。金融機関向けの大規模プロジェクトは下請けで行うことが多く、納品の遅延による不採算リスクを回避しています。長期的にはエンジニアの稼働率を維持し、売上に寄与しています。
アウトソーシング事業
アウトソーシング事業では、日本の2カ所(東京と金沢)にあるデータセンターの管理サービスが77.3%を占めています。残りの22.7%はデータ分析やシステム運用・保守が含まれ、約1,050社の法人顧客を持ち、プライベートクラウドやBCP、データバックアップ管理の基盤として利用されています。
プロダクト事業
プロダクト事業では、モバイル注文受付システム(MOS)、建設業向け情報管理システム(Tate Yakusha)、勤怠管理システム(Shugyo Yakusha)、クラウド型シフト管理システム(SHIFTEE)の4つの製品を展開しています。この事業はSaaSサービスからの定期収入モデルを持ち、顧客数の増加に応じて収益が増加します。
海外事業
海外事業は主に北米で、日本関連企業向けのシステムインテグレーションサービスや人材派遣サービスを提供しています。2024年7月にはMultiNet Internationalから取得したシステムインテグレーション事業も新たに加わりました。
グループ企業と従業員数
グループ企業は異なる機能やビジネス分野に特化しており、FY6/25末時点での従業員数は1,712名で、前年同期比228名の増加となっています。エンジニアは全体の84%を占め、東京圏に約50%の従業員が集中しています。離職率は7.1%で、業界平均(12.8%)よりも低く抑えられています。
FY6/25の業績概要
FY6/25の連結業績は、売上高が前年比22.3%増の2,693億8,000万円、営業利益が32.8%増の221億8,000万円でした。売上と利益は二桁成長を持続し、新たな記録を樹立しました。
ビジネスセグメント別の業績動向
– クラウドインテグレーション事業: 売上高は前年比34.6%増の971億7,000万円。
– システムインテグレーション事業: 売上高は前年比13.5%増の1,336億2,000万円。
– アウトソーシング事業**: 売上高は前年比17.1%増の239億2,000万円。
– プロダクト事業**: 売上高は前年比19.9%増の92億3,000万円。
株式レポート概要
業績の傾向
Prime Marketの最新データによると、各製品の売上高は前年同期比で増加しています。特に、Tate Yakushaの売上は5.1%増の2億6900万円、MOSは18.2%増の2億8600万円、Shugyo Yakushaは28.9%増の1億1600万円、SHIFTEEは24.3%増の9,200万円です。
海外事業の成長
海外事業では、前年同期比で144.9%増の5億4200万円の売上高を記録し、営業利益も96.2%増の1億1400万円に達しました。この成長は、2024年7月に取得したシステムインテグレーション事業が寄与したためです。
財務状況と業績指標
FY6/25期末時点での総資産は136億2800万円で、前期末から36億9900万円増加しました。流動資産においては、現金及び預金が15億9100万円増加し、受取手形や売掛金、契約資産も増加しました。
2026年度の見通し
FY6/26の連結業績予想では、売上高が前年同期比18.8%増の320億円、営業利益が21.1%増の268億6000万円と見込まれています。
中期経営計画の概要
2025年8月に発表された中期経営計画では、DX推進の基盤となるサービス拡大や多様な人材の成長を目指しています。FY6/28までに売上高401億5300万円、営業利益35億5200万円を目指しています。
人材戦略と成長投資計画
人材をビジネス成長の源泉と位置づけ、積極的な採用や育成を通じて新たな企業価値創造を目指します。FY6/26からFY6/28の期間で、22億円から26億円の成長投資を計画しています。
事業セグメント別の成長戦略
– クラウドインテグレーション事業: AI関連サービスへの投資を通じて高成長を狙う。
– システムインテグレーション事業: 注文獲得とエンジニアの育成を重視。
– アウトソーシング事業: プライベートクラウドサービスの強化を図る。
– 製品事業: 高利益率の維持と顧客基盤の拡大を目指す。
– 海外事業: 北米進出企業へのITインフラ支援を強化。
株主還元方針
会社は株主への利益還元を重視し、FY6/26においても配当を前年より増額する方針です。FY6/25の1株当たり配当は50.0円で、FY6/26には60.0円への増額を計画しています。
システムサポートホールディングス株式会社は、急成長を遂げる中でも持続可能な経営を追求し、今後もさらなる成長が期待されます。
まとめ
システムサポートホールディングス株式会社は、クラウドインテグレーション、システム開発、アウトソーシング、プロダクト、海外事業の5領域でサービスを展開し、DX推進のパートナーとして高い成長力を示しています。
2025年6月期は、売上高2,693億円(前年比22.3%増)、営業利益221億8,000万円(同32.8%増)と過去最高を達成。
特にクラウドインテグレーション事業が前年比34.6%増と牽引し、ServiceNowやAWS関連案件が急伸しました。
2026年6月期も売上高3,200億円、営業利益268億円を予測しており、AI活用やクラウド需要の拡大が成長を後押しすると見込まれます。
中期経営計画(2026〜2028年度)では、売上高4,015億円・営業利益355億円を目標に掲げ、クラウドインテグレーションを中核とした事業拡大、人材育成、サステナビリティ経営を重点施策としています。
また、SaaSプロダクト「MOS」「Tate Yakusha」「Shugyo Yakusha」「SHIFTEE」などの定期収益モデルが堅調に拡大。
海外事業でも北米でのIT支援サービスが急成長し、売上・利益ともに倍増しました。
人材投資を重視し、FY6/28までに22〜26億円規模の成長投資を計画。離職率7.1%と業界平均を大きく下回る安定した組織基盤を維持しています。
株主還元策では、2026年6月期に1株配当を50円から60円へ増額予定。堅調な収益基盤と高ROE経営を武器に、国内外でのさらなる拡大が見込まれます。
■ この企業を含む【20.情報・通信業【10.情報通信サービス】セクターまとめ】はこちら
20.情報・通信業【10.情報通信サービス】セクター最新動向
無料で株価チャートや決算データ、アナリストコメントなどを確認でき、企業分析の精度を高められます。
松井証券「マーケットラボ」徹底ガイド|無料機能・使い方・米国株版・他社比較まで解説
ここから確認
松井証券の「マーケットラボ」は、銘柄分析・チャート・四季報・スクリーニングまでを無料で使える高機能ツールです。 本記事では、松井証券マーケットラボの使い方、機能一覧、米国株版との違い、そして他社ツールとの比較までを徹底解説。 初[…]
2025年09月09日に掲載されたシステムサポートホールディングス<4396>のレポート要約
元レポートは下記の通りです。
システムサポートホールディングス<4396>レポートPDF
出典元:FISCO
システムサポートホールディングス株式会社の事業と業績に関する総括的分析
企業概要と事業展開
システムサポートホールディングス株式会社は、石川県金沢市に本社を構える独立系IT企業であり、クラウド基盤やERP、データベースの導入・利用支援を主力として事業展開しています。1980年の設立以来、現代表取締役社長の小清水良次氏のリーダーシップのもと、技術開発力を活かして成長を続けています。
同社はクラウドインテグレーション事業、システムインテグレーション事業、アウトソーシング事業、プロダクト事業、海外事業の5つの事業セグメントを展開しており、特にクラウドインテグレーション事業が売上けん引役となっており、市場の拡大に伴い成長を続けています。
業績動向と将来展望
2025年6月期の業績は計画を上回り、過去最高を更新しています。売上高、営業利益ともに伸長し、主力のクラウドインテグレーション事業が高成長を遂げています。2026年6月期も2ケタ成長が見込まれており、クラウド基盤サービスの拡大に備えた体制を整えています。
中期経営計画では、DX推進に注力し、売上高40,153百万円、営業利益3,552百万円を目指しており、人材不足への対応やクラウド基盤サービス市場の成長に備え、堅調な成長が期待されています。
株主還元策
同社は累進配当を基本に、業績に応じた増配を実施し、株主還元に力を入れています。これにより、投資家に対して魅力的なリターンを提供しています。
各事業セグメントの動向
クラウドインテグレーション事業
クラウドインテグレーション事業では、ServiceNow関連やAWS関連などの売上が増加し、売上総利益率も向上しています。新規案件の獲得や顧客満足度の高さが収益性に貢献しています。
システムインテグレーション事業
システムインテグレーション事業は、ERP関連やDB関連の売上が増加し、売上総利益率も上昇しています。コミュニケーション・プランニングの子会社化による影響も大きいです。
アウトソーシング事業
アウトソーシング事業では、データセンター関連やデータ分析・入力サービスの売上が拡大しています。売上総利益率は若干低下したものの、外注費の増加に対する対策が進められています。
海外事業
海外事業は、北米でのシステムインテグレーションサービスや給与・会計業務のアウトソーシングサービスを展開しており、事業拠点が拡大しています。
業績動向の詳細
2025年6月期の業績概要
2025年6月期の連結業績は、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が前期を上回り、過去最高業績を更新しています。クラウドインテグレーション事業が好調に推移していることが影響しています。
2026年6月期の見通し
2026年6月期も高成長が続くことが見込まれており、クラウドインテグレーション事業を中心に2ケタ増収増益を目指す計画です。
FISCO Ltd.による分析
プロダクト事業と海外事業の好調
FISCO Ltd.によると、プロダクト事業や海外事業で売上高と営業利益が増加しており、収益性が向上しています。これにより、財務基盤も強化されています。
財務状況と経営指標
2025年6月期末の財務状況では、資産合計や純資産合計が増加しており、収益成長に伴い財務基盤の強化が進んでいます。
今後の見通しと中期経営計画
2026年6月期では、7期連続の増配を予定し、配当性向を維持しながら内部留保と配当水準の向上を両立させる方針です。クラウドインテグレーション事業を中心に成長を続け、株主還元策を重視していく方針です。
以上が、システムサポートホールディングス株式会社に関する事業と業績についての総括的な分析となります。同社の今後の成長が期待される要因や財務状況、株主還元策など、幅広い視点からの情報提供が行われています。
■ この企業を含む【20.情報・通信業【10.情報通信サービス】セクターまとめ】はこちら
20.情報・通信業【10.情報通信サービス】セクター最新動向
2025年04月03日に掲載されたシステムサポート<4396>のレポート要約
元レポートは下記の通りです。
システムサポート<4396>レポートPDF
出典元:FISCO
システムサポート〈4396〉包括分析レポート
導入
独立系IT企業として存在感を高めるシステムサポートは、クラウドインフラサービス、ERP、データベースを中心に事業を展開しています。本レポートでは、同社の直近の業績、事業セグメント、成長戦略、今後の見通しを俯瞰し、将来性を評価します。
業績と見通しの概要
-
25年6月期上期(1H):
-
売上高・営業利益ともに過去最高を更新。
-
牽引役はクラウドインテグレーション事業。
-
-
通期見通し:
-
売上・利益の上方修正を発表。
-
企業のDX需要拡大を背景に成長が続く見込み。
-
-
注力施策:人材の採用・育成を積極化し、サービス提供能力を強化。
事業概要と戦略
-
創業:1980年
-
主要セグメント(5つ)
-
クラウドインテグレーション
-
システムインテグレーション
-
アウトソーシング
-
プロダクト
-
海外事業
-
-
クラウドインテグレーション事業:
主力収益源。クラウドサービスやライセンス提供を中心に拡大。 -
中期計画:DXサービスの強化、ダイバーシティ推進、サステナビリティ経営の強化を掲げる。
プロダクト開発と海外展開
-
プロダクト事業:
顧客ニーズに合わせた自社製品を開発・販売。全体売上への寄与度も高い。 -
海外事業:
北米で日系企業向けにシステムインテグレーションや人材サービスを展開。グローバル収益基盤を形成。
財務状況とセグメント別動向
-
25年6月期上期:
-
売上・利益ともに大幅増。
-
特にクラウド事業が利益成長を牽引。
-
一部セグメントには課題も残るが、全体としては堅調な推移。
-
今後の見通しとサステナビリティ
-
25年6月期通期:
-
売上高の上方修正を実施。
-
クラウド事業での高成長が継続見込み。
-
-
サステナビリティ経営:
-
環境対応(環境負荷低減)
-
社会貢献(人材育成・働き方改革)
-
ガバナンス強化(持続的成長と責任ある経営)
-
結論
システムサポート〈4396〉は、クラウドを中心としたDX需要の取り込みに強みを持ち、堅調な業績と明確な成長戦略を示しています。
自社製品・海外展開・サステナビリティを組み合わせた事業ポートフォリオは、中長期的な成長基盤として有効。
今後も イノベーション×顧客志向×責任経営 を軸に、投資家にとって注目度の高い企業といえるでしょう。
■ この企業を含む【情報通信サービス・その他セクターまとめ】はこちら
情報通信サービス・その他セクター最新動向
2025年03月06日に掲載されたシステムサポートホールディングス<4396>のレポート要約
元レポートは下記の通りです。
システムサポートホールディングス<4396>レポートPDF
出典元:FISCO
システムサポートホールディングスの事業展開と業績に迫る
会社概要
システムサポートホールディングスは、独立系IT企業として、クラウドインテグレーション事業を中心に事業展開しています。創業以来、高い技術力を武器に成長を続けており、2025年6月期中間期の売上構成比はITシステム開発が55.4%、ERP関連が30.0%、データベース関連が14.6%となっています。また、海外事業も積極的に展開し、北米を中心にシステムインテグレーションサービスや会計業務のアウトソーシングサービスを提供しています。
業績動向
2025年6月期中間期において、システムサポートホールディングスは2ケタ増収増益を達成し、クラウドインテグレーション事業が業績をけん引しています。各事業セグメントでも増収が続き、特にServiceNow関連の売上高が大幅増加し、AWS、Google Cloud、Microsoft Azureなど各クラウド関連でも成長を遂げています。アウトソーシング事業では、データセンター関連やデータ分析・入力サービスで売上高が増加し、安定収益を生み出しています。
財務状況と経営指標
25/6期中間期末の財務状況を見ると、資産合計は12,284百万円で前期比増加しており、負債合計も6,934百万円で前期比増加しています。自己資本比率は43.6%と前期比低下していますが、ネットキャッシュは1,991百万円で前期比減少しています。海外事業では売上高や営業利益が増加し、2024年7月に事業譲受を行い増収増益を達成しています。
今後の見通し
2025年6月期の業績見通しでは、売上高26,603百万円、営業利益2,200百万円となる見通しを立てています。また、中期経営計画では年率2ケタ台の増収増益目標を掲げ、2027年6月期の業績目標は売上高31,709百万円となっています。さらに、サステナビリティ経営にも注力し、環境分野ではCO2排出量目標を設定し、社会分野では健康経営やDX人材育成を推進しています。
株主還元策
株主還元策として、システムサポートホールディングスは累進配当方針を採用しており、6期連続での増配を予定しています。25/6期の1株当たり配当金は49.0円に増配されており、株主価値の向上にも努めています。
システムサポートホールディングスは、幅広い事業ポートフォリオと堅調な業績を背景に、今後の成長が期待される企業であり、投資家や関係者からも注目を集めています。業界トップクラスの技術力と海外展開を通じて、さらなる成長が見込まれる企業であることが、このレポートを通じて明らかになりました。
■ この企業を含む【情報通信サービス・その他セクターまとめ】はこちら
情報通信サービス・その他セクター最新動向
2024年10月11日に掲載されたシステムサポート<4396>のレポート要約
元レポートは下記の通りです。
https://www.fisco.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/FISCO/sts-inc20241011_e.pdf
出典元:FISCO
システムサポートの業績と展望
2024年10月11日、FISCO Ltd.のアナリストであるYuzuru Sato氏が発表したシステムサポートホールディングスの株式レポートによると、同社はクラウドインフラ関連サービスの市場成長を牽引することにより、売上高と営業利益の両方で二桁の成長と新記録を達成しました。
概要
FY6/24において、システムサポートホールディングスは売上高が前年比14.3%増の22,029百万円、営業利益が14.7%増の1,670百万円となり、両指標ともに二桁の成長と連続した最高記録を達成しました。
主要な成果の要因は、主力のクラウドインテグレーションビジネスで、売上高が35.7%増加したことが挙げられます。
見通し
FY6/25の見通しでは、システムサポートホールディングスは売上高が前年比18.4%増の26,087百万円、営業利益は26.6%増の2,115百万円に増加すると予測しています。
現在の需要ブームが続く中、クラウドインテグレーションビジネスが引き続き業績を牽引すると予想されています。
中長期経営計画と配当ポリシー
システムサポートホールディングスは、新しい3年間の中長期経営計画(FY6/25-FY6/27)を発表しました。この計画では、3年間の平均年間成長率として、売上高に12.9%、営業利益に18.8%の目標を設定しています。配当ポリシーに関しては、FY6/25からは累進的な配当を導入することを決定し、配当比率は30-35%を維持または増加させる予定です。
システムサポートホールディングスは、クラウドインフラ関連サービスの成長市場を背景に、収益性の高いサービスや新たな事業展開を積極的に推進しており、今後の成長に期待が高まっています。
投資家や市場関係者にとって、System Support Inc.は今後も注目すべき企業であり、成長が継続する見通しとなっています。
システムサポートホールディングスの業績分析レポート
システムサポートホールディングスは、2024年10月11日にFISCO Ltd.から発表された業績分析レポートにおいて、以下のポイントが示されています。
業績トレンド
会社の業績は、顧客数とリセールネット売上が安定して増加しています。特に、システムインテグレーションビジネスのネット売上は前年比4.1%増加し、外部委託コストの増加により総利益率が若干減少しましたが、セグメントの実際の収益性には大きな変化はありませんでした。
アウトソーシングビジネスでは、ネット売上が前年比15.3%増加し、運営利益も37.6%増加しました。
データセンター関連サービスの売上は特に伸び、月額利用料や他の継続的収益が着実に増加しています。
製品ビジネスでは、ネット売上がスムーズに伸び、特に「Tate Yakusha」と「Shugyo Yakusha」の売上が増加しています。
見通し
2025年度に向けて、システムサポートホールディングスは売上と利益の両方で二桁の成長を続けることを予測しています。
特に、Cloud Integration Business がビジネス結果の推進力となると期待されています。
中期経営計画では、2027年までに売上額を31,709百万円、運営利益を2,798百万円に向上させることを目指しており、この計画を達成するために、業界の成長に着実に対応していく方針です。
株主還元ポリシー
システムサポートホールディングス は、配当ポリシーにおいて進歩的な配当を導入することを決定し、配当を維持または増額する方針を明確にしています。
2025年度の1株当たりの配当は48.0円で、これ以降もビジネスの成長に応じて配当を引き上げていく予定です。
以上が、システムサポートホールディングス の業績と展望に関する要点をまとめた内容となります。今後の成長に期待が高まります。
■ この企業を含む【20.情報・通信業【10.情報通信サービス】セクターまとめ】はこちら
20.情報・通信業【10.情報通信サービス】セクター最新動向
無料で株価チャートや決算データ、アナリストコメントなどを確認でき、企業分析の精度を高められます。
松井証券「マーケットラボ」徹底ガイド|無料機能・使い方・米国株版・他社比較まで解説
ここから確認
松井証券の「マーケットラボ」は、銘柄分析・チャート・四季報・スクリーニングまでを無料で使える高機能ツールです。 本記事では、松井証券マーケットラボの使い方、機能一覧、米国株版との違い、そして他社ツールとの比較までを徹底解説。 初[…]
