昭栄薬品<3537>|業績・成長戦略・投資ポイントまとめ

昭栄薬品(3537)は、植物由来オレオケミカルに強みを持つ老舗化学品商社です。
花王の代理店として培った情報力とグローバル調達網を武器に、化学品・日用品・土木資材など多角的に事業を展開。
2025年3月期には過去最高益を更新し、安定した収益基盤を確立しています。
累進配当を軸に株主還元も強化しつつ、中長期では「売上高300億円・海外比率10%」の達成を掲げ、着実な成長を目指しています。

2025年07月18日に掲載された昭栄薬品<3537>のレポート要約

元レポートは下記の通りです。
昭栄薬品<3537>レポートPDF
出典元:FISCO

昭栄薬品に関する総合レポート

会社概要と強み

会社概要

昭栄薬品は植物由来のオレオケミカルに特化した化学品商社であり、1937年に創業した老舗企業である。
化学品事業を主力とし、日用品事業や土木建設資材事業も展開している。また、海外事業にも積極的に取り組んでいる。

強み

同社の最大の強みは情報力であり、花王の代理店として信頼を築いてきた。また、グローバルな調達力を持ち、環境に対する高い意識も特徴として挙げられる。
主原料である天然油脂価格の影響を受けやすいが、価格転嫁に成功し、安定した業績を維持している。

業績動向と将来展望

 業績概要

2025年3月期には過去最高の売上高・営業利益・経常利益を更新し、安定した業績を達成した。特に化学品事業が好調であり、天然油脂価格の上昇による価格転嫁が功を奏している。

今後の見通し

2026年3月期には天然油脂価格の不透明な動向と販管費増により営業減益が予想されるが、中長期目標として連結売上高300億円以上、海外売上高比率10%以上を掲げ、成長を目指している。

中長期の成長戦略

同社の中長期の成長戦略は、事業間シナジーと集中型市場深耕モデルの追求により成長を目指すこと、収益機会の拡大と付加価値の向上を図ること、そして連結売上高300億円以上、海外売上高比率10%以上を目指すことが挙げられる。

株主還元

同社は配当政策を変更し、累進配当を実施する方針を採用しており、株主還元に力を入れている。2025年3月期の年間配当を増配し、2026年3月期も同額を予定している。
さらに、株主優待制度も実施しており、株主に対する配慮も行っている。

昭栄薬品は安定した業績と着実な成長を目指す企業であり、今後の展望も期待される企業である。投資家にとっても注目すべき企業であると言えるだろう。

■ この企業を含む【13.商社・卸売りセクターまとめ】はこちら
[13.商社・卸売りセクター最新動向]

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