シンシア〈7782〉は、2024年に売上高6,539百万円・経常利益484百万円と過去最高業績を達成。
主力ブランド「シンシア S」シリーズを中心にコンタクトレンズ事業が堅調に推移し、2025年も増収基調を維持する見通しです。
また、薬事コンサルティングやPOSシステム事業も安定的に展開し、収益基盤の多角化を進めています。
2025年03月24日に掲載されたシンシア<7782>のレポート要約
元レポートは下記の通りです。
シンシア<7782>レポートPDF
出典元:FISCO
シンシア株式会社の業績と事業展開に注目
2024年の業績と業績見通し
シンシア株式会社は、2024年に売上高6,539百万円、経常利益484百万円という過去最高の業績を達成しました。
特にコンタクトレンズ事業が順調に推移し、主力ブランド「シンシア S」シリーズが好調であったと言えます。
2025年の業績見通しでは、増収、減益を見込んでおり、主力のコンタクトレンズ事業は引き続き堅調に推移する見込みです。
コンタクトレンズメーカーとしての業績動向
2024年には自社ブランドの売上比率が増加し、特に「シンシア S」シリーズが好調でした。
新素材のシリコーンハイドロゲルを採用したレンズが評価され、市場で高い評価を受けています。
また、新商品の展開にも力を入れ、1日使い捨て低含水コンタクトレンズや乱視用コンタクトレンズなどをリリースしています。
コンサルティング事業とシステム事業の展開
シンシア株式会社は、コンサルティング事業やシステム事業も積極的に展開しています。
コンサルティング事業では、薬事申請支援や品質保証部門へのサービス提供を行い、新たなビジネス展開に取り組んでいます。
また、システム事業ではリユース業界向けのPOSパッケージシステムを提供し、業界シェアNo.1を誇っています。
2025年の展望と重点施策
2025年の業績見通し
2025年の業績見通しでは、売上高6,652百万円、営業利益268百万円が見込まれています。
自社ブランド製品の売上比率が高く、売上総利益率も29.8%となる見通しです。
コンサルティング事業とシステム事業は前年並みの見通しとなっています。
重点施策
シンシア株式会社は、新製品の投入や自社商品の拡大、M&Aの推進・収益性向上を重点施策として掲げています。
特に、クリアレンズ「L-CON 1DAY 38」や「シンシア1DAY S 乱視用」の発売を通じて市場展開を強化し、成長を目指しています。
株主還元策とディスクレーマー
株主還元策
株主還元策として、増配や株主優待制度の充実を計画しています。
配当予想の増配や株主優待制度の拡充により、株主に対する還元を強化しています。実質利回りは23.0%と高い水準を維持しています。
重要事項(ディスクレーマー)
最後に、重要事項としてディスクレーマーが提示されています。
レポートは情報提供を目的とし、投資行動を勧誘するものではないこと、内容の正確性や完全性に関して保証がないことが明記されています。
レポートの使用に際しては、十分な注意が必要です。
シンシア株式会社は、コンタクトレンズ事業を中心に多角化を進め、着実な成長を遂げています。今後も新製品開発や事業拡大を通じて、業績向上を目指す姿勢が伺えます。
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