澁澤倉庫〈9304〉は、1897年に“日本資本主義の父”渋沢栄一によって創業された老舗総合物流企業です。
国内外のロジスティクス事業と不動産事業を二本柱に安定した経営を続け、DX推進や新拠点展開による成長を実現。
「Shibusawa-2030-ビジョン」のもと、収益力の強化・物流ネットワークの拡充・ESG経営の深化を軸に、
次世代型の総合物流グループへの進化を目指しています。
2025年07月02日に掲載された澁澤倉庫<9304>のレポート要約
元レポートは下記の通りです。
澁澤倉庫<9304>レポートPDF
出典元:FISCO
澁澤倉庫株式会社の概要
会社概要
澁澤倉庫は、1897年に渋沢栄一によって創業された総合物流企業であり、物流事業と不動産事業を展開しています。
国内外で事業を拡大し、創業者の精神を受け継ぎながら業績を伸ばしています。
事業内容
物流事業は国内ロジスティクスと国際ロジスティクス、情報システムに分かれており、多岐に渡る商品を取り扱っています。
不動産事業では不動産開発・賃貸、工事・ビルマネジメントサービスを提供し、物流事業とのバランスを保ちながら成長を遂げています。
業績動向と見通し
2025年3月期の業績動向
2025年3月期において、澁澤倉庫は営業収益や営業利益が増加し、増収増益を達成しました。
物流機能の拡充やDX推進が功を奏し、業績向上に貢献しています。
2026年3月期の業績見通し
2026年3月期の業績見通しでは、営業収益の微増と営業利益の一部減少が予測されています。
新規業務や拠点の稼働による増収と一部コスト増加による減益が見込まれており、バランスの取れた成長が期待されています。
中期経営計画と成長戦略
Shibusawa-2030-ビジョン
澁澤倉庫は、創業者の精神を基にしたビジョン「Shibusawa-2030-ビジョン」を掲げ、収益力の強化や物流ネットワークの拡充、不動産ポートフォリオの拡充などを目指しています。
中期経営計画2026
中期経営計画では、収益力の強化、物流ネットワークの拡充、業域の拡大、不動産ポートフォリオの拡充、ESGへの取り組み強化を目指しています。
2025年3月期では順調な推移を見せ、2027年3月期に向けて目標を掲げています。
株主還元策と展望
澁澤倉庫では、株主還元策を強化し、配当性向を考慮した株主還元を実施しています。
2025年3月期には140.0円の年間配当金を実施し、2026年3月期には180.0円を予定しています。
また、自己株式の取得や資本政策の改善にも取り組んでいます。
澁澤倉庫株式会社は、総合物流企業としての地位を確立し、持続可能な成長を目指してさまざまな取り組みを行っています。
今後も業績の推移や成長戦略の展開に注目が集まります。