ポラリス・ホールディングス（<3010>）は、国内外で87棟・13,000室超のホテルを展開する総合ホテル運営グループです。
「KOKO HOTELS」や「Best Western®」を中核ブランドに据え、稼働率は約75％と堅調。
2027年3月期までに100棟・15,000室体制を目指す中期経営計画を推進しており、ホテル業界の回復基調を追い風に、大幅な増収増益と復配の両立を実現しています。
2025年07月09日に掲載されたポラリス・ホールディングス<3010>のレポート要約
元レポートは下記の通りです。
ポラリス・ホールディングス<3010>レポートPDF
出典元：FISCO
ポラリス・ホールディングス株式に関する総合レポート
企業概要と業績動向
ポラリス・ホールディングスは、ホテル事業を中心に展開する企業であり、2027年3月期までの中期経営計画を策定しています。
2025年3月期の業績では、売上高が27,881百万円（前期比23.7%増）、営業利益が2,804百万円（同17.1%減）となりました。
同期における経常利益は1,893百万円（同27.4%減）で、親会社株主に帰属する当期純利益は2,610百万円（同20.8%減）となりました。
同社は国内外で87棟、13,421室のホテルを運営しており、国内ホテル運営が主要事業となっています。
中核ブランドとしては「KOKO HOTELS」や「Best Western® Hotels & Resorts」が挙げられ、特に「KOKO HOTELS」の稼働率は74.8%と好調です。
業績の拡大には、ミナシアとの経営統合や新規案件の受注が寄与しています。
成長戦略と株主還元策
ポラリス・ホールディングスは、中期経営計画の改定を行い、2027年3月期までに100棟15,000室を目指す計画を推進しています。
このために、組織のリストラやブランド戦略の検討、スケールメリットの実現などの取り組みを行っています。
また、株主還元策として、16期ぶりに復配が実現され、2025年3月期の配当金は3.0円となりました。
2026年3月期も同様に3.0円の配当を予定しており、株主価値に配慮した施策が続けられています。
2026年3月期の業績見通し
2026年3月期通期の売上高は47,900百万円（前期比71.8%増）、営業利益3,190百万円（同13.8%増）など、大幅な増収増益を予想しています。
国内ホテル市場の好況やミナシアの業績寄与により、さらなる成長が見込まれています。
ポラリス・ホールディングスは、ホテル事業を通じて安定した収益を生み出し、成長を続けている企業であることが分かります。
今後も中期経営計画の達成や株主還元策の強化を通じて、さらなる成長が期待されます。
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