美樹工業〈1718〉は、兵庫県姫路市を拠点とする地域密着型の総合建設企業です。
建設・住宅の2本柱で事業を展開し、土木・設備・ガス・再エネなど多角的な分野で強みを発揮。
大型工事の進捗改善や再生可能エネルギー事業の拡大により、2025年以降は大幅な業績回復を見込んでいます。
地域社会に根ざしつつ、環境対応型の持続的成長を目指す姿勢が注目されています。
2025年04月17日に掲載された美樹工業<1718>のレポート要約
元レポートは下記の通りです。
美樹工業<1718>レポートPDF
出典元:FISCO
美樹工業の会社概要と事業概要
美樹工業は兵庫県姫路市に本社を置き、建設事業と住宅事業を中心に展開している総合建設業です。
1952年に創業し、地域に根差した事業展開を行っています。
建設事業では土木工事や設備工事、ガス事業などを手掛け、住宅事業では戸建住宅の建築や販売、リフォームを行っています。近年は事業セグメントを建設と住宅の2つに変更し、効率的な組織体制を目指しています。
美樹工業の事業セグメント
1. 建設事業
美樹工業の建設事業では、建築工事や土木工事、太陽光発電事業、不動産賃貸事業などを展開しています。
信頼関係の強化やM&Aを活用して地盤の強化と商圏の拡大を図っています。
2. 土木工事
土木工事では、河川・公園の施工や下水道、道路建設などのインフラ整備を行っており、新たな技術を積極的に取り入れています。
災害対応や減災工事にも注力し、安心・安全な国土づくりに取り組んでいます。
3. ガス事業
ガス事業では、都市ガス導管敷設工事を主な業務としており、暮らしの安全を支えています。
安定した収益を確保するため、大阪ガスとの取り組みも行っています。
4. 設備工事
設備工事では、ガス配管工事や空調設備工事、消防設備工事などを手がけており、クオリティの高い作業とアフターサービスに重点を置いています。
5. 太陽光発電事業
太陽光発電事業では、国内外に太陽光発電所を保有し、再生可能エネルギーに積極的に取り組んでいます。
自社で発電事業を手掛け、カーボンニュートラル化を推進しています。
美樹工業の業績動向
2024年12月期の業績は厳しいものとなり、大型物件工事の遅れなどにより売上高や利益が減少しました。
しかし、2025年12月期には売上高35,000百万円、営業利益1,500百万円という大幅な改善が見込まれています。
中期経営計画では、2028年12月期には売上高400億円、営業利益率5.7%を目指しており、積極的な成長戦略が展開されています。
美樹工業株の業績分析
美樹工業のセグメント別業績では、建設セグメントが売上高15,293百万円、営業利益820百万円となっており、住宅セグメントも安定した業績を記録しています。
中期経営計画に基づいて、株主還元策もしっかりと考慮されており、配当性向30%以上を基準に増配余地が大きいと評価されています。
美樹工業は地域密着型の総合建設業として、安定した業績改善と成長を目指して着実に前進している企業です。今後の業績動向に注目が集まります。
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