松井証券の手数料は本当にお得?最新ルールと実効コストを徹底解説

目次

松井証券の手数料体系を全解剖【ボックスレートとは?】

株式投資で避けて通れないのが、売買手数料です。松井証券は老舗ネット証券ながら、独自の「ボックスレート」という体系を採用しています。

シンプルに見えて実は特徴的で、正しく理解しないとコストを見誤ることもあります。

ここでは、公式情報を基にボックスレートの仕組み・メリット・他社との違いを整理します。

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ボックスレートの基本ルール(現物+信用を合算)

松井証券の最大の特徴は、現物と信用を区別せず、同一営業日の約定代金を合算する仕組みです。

これが「ボックスレート」と呼ばれる理由です。

  • 現物株 30万円購入

  • 信用株 20万円買建

この2つを同じ日に行うと合計50万円。→ 手数料は無料です。

また、取引所に加えてPTS(夜間取引)も合算対象。昼間に取引した後、夜間PTSを使っても「同一日の合計」で判定されます。

注意点として、電話注文などオフライン経由は対象外。必ずネット経由の注文が必要です。

料金テーブルと上限設定

ボックスレートの料金表は以下の通りです。

1日の合計約定金額 手数料(税込)
50万円まで 無料
100万円まで 1,100円
200万円まで 2,200円
以降100万円ごと +1,100円
上限 11万円

つまり、50万円まで無料、上限は11万円というシンプルな構造です。

  • 少額取引 → 毎日無料でコスト削減

  • 大口取引 → いくら取引しても上限11万円

特に数千万円〜億単位の売買をする大口投資家にとっては、上限がある安心感が強みです。

他社ゼロ手数料との違い

2024年以降、SBI証券や楽天証券がゼロ手数料を導入し、投資家の関心が強まりました。

証券会社 50万円まで 51万円以上の扱い 上限 特徴・補足
松井証券(ボックスレート) 0円 100万円まで1,100円、以降100万円ごとに+1,100円 11万円 50万円まで完全無料。大口取引に強い(上限あり)。
楽天証券(ゼロコース) 0円 超過分も段階的に加算 → 51〜300万円帯は松井より有利 制度上限あり 中規模取引でコスト優位。
SBI証券(ゼロ革命) 0円(条件付き) 条件を満たせば完全無料 制度上限なし 国内株式が条件付きで常時無料。米国株も手数料0ドル+為替0銭。

松井証券の強みは、50万円までの少額取引、上限活用の超大口投資家にあります。逆に、51万〜300万円程度の中規模取引では楽天・SBIの方が割安になりやすいのが実情といえそうです。

松井証券ボックスレートの使いどころ

  • 50万円以下 → 常に無料。少額投資家・初心者に最適。

  • 大口投資家 → 上限11万円でコスト計算が容易。

  • 中規模取引層 → 楽天・SBIとの比較が必要。

シンプルかつ分かりやすい体系を持っている松井証券ですが、投資スタイルに応じて実効コストをシミュレーションすることが重要です。

少額から始めたい投資家も、大口取引を考えている人も、シンプルで分かりやすいボックスレートなら安心して利用できます。

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25歳以下なら完全無料?年齢優遇の条件と注意点

松井証券のもう一つの大きな特徴が、25歳以下なら株式取引手数料が完全無料という年齢優遇制度です。

投資を始める若年層にとっては、コストを気にせず少額から経験を積める強力なメリットですが、適用範囲や注意点を正しく理解する必要があります。

25歳以下0円の適用範囲

松井証券は、25歳以下であれば以下の条件で手数料が無料になります。

項目 内容
対象取引 現物株式取引、信用取引
対象市場 取引所(東証など)、PTS(夜間取引を含む)
年齢条件 25歳以下であること(26歳の誕生日以降は通常ルールに移行)
注文方法 インターネット経由に限る(電話注文は対象外)

つまり、通常は1日50万円まで無料のボックスレートが適用されますが、25歳以下は取引金額にかかわらず完全無料。

数百万円単位の取引でも手数料ゼロになります。

26歳以降の切り替えと損益分岐点

注意すべきは、満26歳を迎えた翌月から自動的に通常のボックスレートへ切り替わる点です。

これを知らないと、誕生日を境に急に手数料が発生して驚くケースがあります。

それを踏まえたうえで他社比較をすると以下のようになります。

証券会社 条件 手数料体系
松井証券(25歳以下) 年齢25歳以下 取引金額にかかわらず 完全無料
松井証券(26歳以上) 年齢26歳以上 1日合計約定金額 50万円まで無料/超過すると即 1,100円(税込)
楽天証券(ゼロコース) 全年齢対象 1日合計 50万円まで無料/超過分も 段階的に低コスト
SBI証券(ゼロ革命) 条件あり(例:ゼロ革命対象口座) 国内株取引が 完全無料化/米株も手数料・為替コストゼロ(条件次第)

25歳までは松井証券が圧倒的に有利ですが、26歳を超えると楽天やSBIの方が有利になる場合があります。

特に、1日100万円前後の取引を想定している人は、年齢移行後のコストも試算しておくと安心です。

若年層に向いている理由

松井証券の最大の特徴、25歳以下なら取引金額に関わらず株式手数料が完全無料になる点は、無料だからお得というだけではなく、投資初心者や若年層にとって大きな意味があります。

  • 少額投資の心理的ハードルが下がる
    通常なら数万円の投資でも手数料が割高に感じやすいが、完全無料なので安心して始められる。

  • 取引額を増やしてもコストゼロ
    社会人になり収入が増えても、25歳までは100万・200万円規模の取引も無料。経験を積むのに理想的。

  • PTSや信用取引も無料対象
    夜間取引や短期売買にも適用され、デイトレ志向の若年層にもマッチ。

見落としやすい注意点

魅力的な制度ですが、「25歳以下完全無料」にはいくつかの注意点もあります。実際に利用する前に、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 26歳以降は自動で通常料金へ移行
    誕生日の翌月からはボックスレート適用。切り替え前に他社ゼロ系との比較を検討するのが賢明。

  • 無料なのは売買手数料のみ
    信用取引の金利や貸株料、管理費は別途発生。ゼロに安心しすぎないよう注意。

  • 電話注文は対象外
    必ずインターネット経由の注文が必要。

  • 制度は恒常施策だが変更リスクは残る
    現行では恒常的に案内されているが、将来的な制度改定の可能性はゼロではない。

このように、松井証券の25歳以下無料制度は、完全無料かつ取引金額無制限という破格の優遇策です。

大学生や新社会人など、投資デビュー層には最適な制度ですが、26歳を過ぎると一気にコスト構造が変わります。

ボックスレートと25歳以下無料精度を踏まえての結論として、以下のように言えそうです。

  • 25歳以下 → 迷わず松井証券が最強

  • 26歳以降 → 楽天・SBIなど他社ゼロ手数料との比較が必須

若いうちに投資経験を積むなら、コストを気にせず取引できる松井証券の制度は大きな味方です。

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信用取引の手数料と金利を徹底解説

松井証券の信用取引コストは、大きく分けて ボックスレートによる売買手数料信用金利・貸株料・管理費 の2種類で構成されます。

現物取引と違い、建玉を翌日以降に持ち越すと手数料0円でも金利や管理費がかかるため、仕組みを正しく理解することが重要です。

ここでは制度信用・一般信用・一日信用の3区分に分けて整理します。

制度信用と一般信用の金利水準

松井証券の信用取引は以下の金利が目安です。

区分 金利水準 備考
制度信用買方金利 年3.1%前後 約定日から6か月以内に返済が必要
一般信用(無期限) 年4.1%前後 返済期限なし(無期限)

例えば100万円を制度信用で半年保有すると、金利コストは単純計算で約1.5万円に達します。

短期(数日〜数週間)の建玉であっても、数百万円規模を建てると数千円単位の負担が発生します。

制度信用は、6か月以内の反対売買が必須ルールです。

長期保有を前提にするなら、現物取引や低金利の他社信用を組み合わせる選択肢も検討しましょう。

貸株料と逆日歩のリスク

信用取引で売り建てを行う場合には、金利に加えて 貸株料 が発生します。

区分 年率(目安) 備考
制度信用 約1.15%前後 証券金融会社の調達コストに連動
一般信用 約2.0%前後 無期限・短期など条件により変動

さらに需給が逼迫すると 逆日歩(品貸料) が発生します。

日額で数円〜数十円/株に達することもあり、特に株主優待クロス取引の時期に集中しやすい傾向です。

逆日歩は事前に予測できない不確定要素。

優待クロスや短期空売りでは、利益が吹き飛ぶリスクを常に意識する必要があります。

一日信用取引│当日返済なら完全無料

近年では、主要証券会社では1日信用取引は採用されていますが、松井証券も一日信用取引システムがあります。

これは当日中に返済するデイトレ専用サービスで、以下の条件を満たせば完全無料です。

区分 コスト 条件
売買手数料 0円 インターネット経由
金利 0円 当日返済限定
貸株料 0円 当日返済限定

翌日に持ち越した場合は通常の制度信用・一般信用へ転換され、所定の金利・貸株料・管理費が発生します。

つまり、寄り~引けまで返済するデイトレードであれば、建玉をいくら持ってもコストはゼロ。

ただし、持ち越した瞬間に通常信用へ転換され、制度信用・一般信用の金利・貸株料・信用管理費が発生します。
誤って返済し忘れるとコストが急増するため、引け成行返済や自動反対売買注文を設定しておくことなど工夫が必要です。

信用管理費│見落としがちな固定費

金利や貸株料とは別に、松井証券では建玉ごとに 信用管理費 がかかります。

区分 内容
単価 1株あたり0.11円/月
最低額 110円/銘柄
上限額 1,100円/銘柄

少額では気になりませんが、複数銘柄に分散して建てると合計で数千円規模に膨らむこともあります。

デイトレ主体なら無視できますが、中期スイングでは必ず計算に入れるべきコストです。

他社との比較│松井証券の信用金利はやや高め

主要ネット証券の制度信用金利を比較すると以下の通りです。

証券会社 制度信用買方金利 一般信用・優遇条件
松井証券 約3.1% 無期限:約4.1%
楽天証券 約2.8% 一般信用:約2.1%(優遇あり)
SBI証券 約2.8%
GMOクリック証券 約2.75% VIP優遇:約1.80%まで低下
SBIネオトレード証券 約2.3% 優遇条件で約1.19%まで低下

この比較から分かる通り、松井の金利水準はやや高め。

そのため、一日信用(完全無料)や25歳以下完全無料 といった優遇制度を積極的に活用できる層に最適です。

逆に中長期で信用建玉を持つ場合は、低金利型の証券会社が有利といえます。

信用取引コストは期間と返済条件で激変する

松井証券の信用取引は以下の特徴があります。

  • 当日返済(一日信用) → 手数料・金利・貸株料すべて0円

  • 翌日以降へ持ち越し → 制度信用・一般信用の金利負担が発生

  • 売り建て → 貸株料+逆日歩リスクあり

  • 信用管理費 → 建玉数が増えると負担増

結論として、

  • デイトレ専業者にとっては、最安の信用取引口座

  • 中期〜長期保有では、他社の低金利口座の方が有利

取引スタイルに応じて、松井証券をメイン口座とするか、他社と使い分けるかを判断するのが現実的です。

信用取引のコストを把握したうえで、松井証券の無料サービスと組み合わせることで賢く立ち回れます。

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米国株・NISA・投資信託・先物OPの手数料

松井証券といえば「ボックスレート」や「一日信用無料」が注目されがちですが、実は 米国株・NISA・投資信託・先物オプション でも分かりやすい手数料体系を整えています。

ここではそれぞれの最新条件を整理し、他社との比較や利用時の注意点をまとめます。

米国株の取引コスト

区分 条件・数値 補足
売買手数料 約定代金×0.495%(上限22米ドル/回) 大口取引ほど割安
為替手数料 25銭/ドル スプレッド方式で往復コスト増
  • 大口ならすぐ上限22ドルに達するため「まとめて発注」した方が割安。
  • 小口分割売買を繰り返すと25銭の為替スプレッドが積み重なるので注意。

NISA口座

区分 条件・数値 補足
国内株 委託手数料0円(インターネット注文限定)
米国株 委託手数料0円(インターネット注文限定) 為替手数料25銭/ドルは別途発生
投資信託 購入手数料0円(すべてのファンドが購入時無料)

NISAで売買手数料は無料ですが、米株取引では為替スプレッド(25銭/ドル)が残る点に注意。

→ 短期売買を避け、長期積立向けに活用するのが有効です。

投資信託

  • すべての投資信託が購入時手数料0円

  • 積立投資は100円から可能

信託報酬はファンドごとに発生。

松井独自の投信毎日積立も選べるため、分散効果を高めたい少額投資家にも向いています。

先物・オプション取引

区分 手数料水準 補足 出典
日経225先物 1枚あたり片道93円〜 取引枚数に応じて累積コスト増加 松井証券 先物・オプション
オプション取引 建玉ごとに数十円〜数百円/枚 銘柄・枚数・取引条件によって変動 松井証券 先物・オプション

ボックスレートの対象外なので、国内株取引と混同しないこと。

夜間セッションも取引可能だが、システムメンテ時間には注意。

米株・NISA・投信・先物の特徴

  • 米国株 → 0.495%/22ドル上限+25銭為替。大口取引ほど割安。

  • NISA → 国内株・米株とも手数料無料。非課税メリットと相性◎。

  • 投資信託 → 全ファンド手数料無料、100円積立可能。

  • 先物・オプション → 日経225先物93円~/枚と標準水準。

特に初心者・長期投資家は、NISA+投信でコストゼロの積立運用が可能。

一方、米株や先物を短期売買すると為替・取引コストが積み重なるため、取引金額と頻度を見極めた活用がカギです。

長期投資や積立を安心して続けたい人にも、松井証券は使いやすい環境を整えています。

松井証券のアプリ・ツールを徹底チェック

ここまで説明してきましたが、実際に我々投資家が毎日使うのは、松井証券の アプリや取引ツールです。

注文スピードや情報量、UI/UX次第で投資体験は大きく変わります。

ここでは、松井証券の主なツールであるマーケットラボネットストック・ハイスピードを中心に、機能・使い勝手・制約を整理し、実務上の注意点も加えます。

ネットストック・ハイスピード│板発注&スピード注文

上級者やデイトレーダー向けに提供されているのが ネットストック・ハイスピード(NSH) です。

PC専用ツールで、証券会社によっては「ツール利用料」がかかることもありますが、松井証券では無料提供されています。

主な機能は以下の通りです。

  • 板発注(板画面からワンクリック注文)

  • スピード注文(数量・価格をあらかじめ設定し即時執行)

  • 複数気配表示

  • 高度なチャート(移動平均線、ボリンジャーバンド等のテクニカル指標)

  • 逆指値/IFD(イフダン)/OCO(ワンキャンセルザアザー)などの特殊注文

ネットストック・ハイスピードの魅力はスピード注文。

ワンクリックで成行発注ができ、板情報も同時に見られるため、短期トレーダーに必須です。

ただし、設定を誤ると瞬時に大量発注されるリスクもあるため、数量・価格の初期設定を必ず確認してから利用しましょう。

マーケットラボの特徴│スクリーニングや銘柄分析情報が集約されたツール

松井証券が提供する「マーケットラボ」は、投資判断に必要な銘柄スクリーニング・企業分析・テーマ検索・決算情報などを一元化した無料の株式分析ツールです。

個人投資家がどの銘柄を買うべきか、今の地合いで注目すべきセクターはどこかを多面的に分析できるよう設計されています。

ツール内で株価・業績・需給・テーマ・イベントなどを横断的に確認できるため、証券会社の分析ツールの中でも情報量と操作性のバランスに優れています。

マーケットラボでは、リアルタイムに近い時価情報のほか、過去の株価データや売買動向を多角的に分析できます。

また、株主優待やIPOカレンダー、AIを活用したスコアリングなども搭載しており、中長期投資から短期トレードまで幅広く活用できるのが特徴です。

松井証券の口座を持っていれば無料で利用可能で、特別なアプリやインストールは不要。PC・スマホのブラウザからアクセスできます。

  • 時価情報、チャート表示、ニュース/レポート、企業情報、IPO情報、株主優待など幅広な情報を閲覧可能
    日々の株価推移や出来高、ニュース、アナリストレポート、企業開示情報をまとめて閲覧可能。決算短信や有価証券報告書などもワンクリックで確認できます。

  • 銘柄スクリーニング機能(基本/詳細条件から銘柄を絞り込み)
    PER・PBR・ROEなどの財務指標はもちろん、出来高、信用残高、上昇率・下落率などのテクニカル条件でも検索可能。条件を保存して毎日更新結果を追うこともできます。

  • 銘柄スコアリング機能(「ビジュアル決算」「AIスコア」「銘柄スコア」など)
    AIが過去の業績推移や株価パフォーマンスを基にスコア化し、「成長性」「割安性」「需給」などを視覚的に評価。初心者でも一目で銘柄の強弱を判断できます。

  • 売買内訳データ(現物/信用、新規/返済、買/売 など)や信用残などのデータ提供
    投資主体別の動向や信用買い・売り残の推移をグラフで表示。個人・機関・外国人投資家の売買傾向を把握しやすく、需給分析に強みがあります。

  • 過去の株価変動と売買内訳の推移を比較・分析できる機能
    チャート上に出来高や信用残の推移を重ねて表示可能。株価変動と需給の関係を可視化し、反転やトレンド転換の兆しを読み取れます。

  • 決算・IPOカレンダー機能
    今後の決算発表日や新規上場スケジュールを一覧化。自分の保有銘柄や注目セクターに関するイベントを逃さずチェックできます。

  • テーマ検索、アクティビスト追跡、キーワード検索などの拡張検索機能
    「AI」「半導体」「円安関連」などの注目テーマを横断的に検索可能。機関投資家が保有する銘柄(アクティビスト関連)を一覧する機能もあります。

  • 保有銘柄(Myポートフォリオ)との連携、登録による管理が可能
    自分の保有銘柄を登録して、株価変動や決算予定を自動的に追跡。ウォッチリスト感覚で利用でき、日々のチェック効率を高めます。

  • 表示画面のカスタマイズ(画面設定、背景色変更、サイドメニュー編集 等)
    頻繁に使う機能を左メニューに固定したり、背景色を変更するなど、投資スタイルに合わせてレイアウトを自由に調整可能です。

  • 注文連携:マーケットラボから松井証券のお客様サイト・クラシックサイトへの注文に連動可能
    気になった銘柄をクリックすると、松井証券の取引画面へスムーズに遷移できる仕組みを採用。情報収集から売買判断までをワンストップで行えます。

ネットストック・ハイスピードがリアルタイム取引ツール(発注重視)であるのに対し、マーケットラボは情報分析・スクリーニング重視のWebベースツールです。

チャート分析や発注スピードを重視する短期トレーダーはネットストック・ハイスピードを、企業分析やテーマ投資を重視する投資家はマーケットラボを活用するなど、目的に応じて使い分けが可能です。

両者を併用することで、データ分析→売買実行という流れをより効率的に完結できます。

松井証券口座を開設している人なら、ログイン後すぐに利用開始可能です。

自動売買やAPI連携は不可│Excelも非対応

SBI証券や楽天証券では、APIやExcel連携機能を活用して自作の売買システムを構築する人もいます。

しかし、松井証券では公式に 自動売買APIやExcel連携は非対応 です。そのため、システムトレードを考えている投資家には制約となります。

一方で、これはツール利用の敷居を下げる効果もあり、初心者が誤ってアルゴリズム売買に依存するリスクを避けられるとも言えます。

自動売買は不可ですが、ネットストック・ハイスピードでは「IFD・OCO注文」で簡易的に戦略を組めます。

たとえば、100株を成行買い→+5%で利確、-3%で損切りといった条件をワンクリックで設定できるため、実質的に半自動売買に近い運用が可能です。

アプリとPCツールの使い分け方

  • 長期投資・初心者 → 日本株アプリ
    (UIシンプル/逆指値でリスク管理しやすい)

  • デイトレ・短期投資 → ネットストック・ハイスピード
    (板発注・スピード注文/テクニカル豊富)

  • システムトレード志向 → 松井証券は不向き
    (APIなし/Excel非対応)

つまり、松井証券は 裁量取引+逆指値までをカバーする設計です。

完全な自動売買を志向する場合は、他社のAPI対応口座と併用するのが現実的です。

ツールの強みと弱み

  • 強み
    アプリは直感操作+逆指値対応で初心者に安心
    ネットストック・ハイスピードは板発注・スピード注文でデイトレに最適
    両方とも無料で利用可能
  • 弱み
    API・自動売買非対応
    高度なバックテストやシステム構築はできない

したがって、松井証券のツールは、初心者が使いやすく、デイトレーダーも十分に満足できる設計。

システムトレーダーには不向きですが、口座開設者の大多数にとってはコスト0円で十分な水準といえます。

投資スタイル別おすすめ証券会社の早見表

投資スタイル別で主要証券会社との比較をしています。以下、早見表です。

投資スタイル 松井証券 楽天証券 SBI証券 GMOクリック証券 SBIネオトレード
デイトレ派(当日返済) 一日信用:手数料・金利・貸株料すべて0円【公式】|ボックスレートで1日上限11万円 ゼロコース:1日50万円まで0円|超過は段階制 ゼロ革命:条件付きで国内株0円 2025/9〜国内株完全無料(電話注文除く) 定額制あり(信用低コスト)
信用スイング派(数日〜数週) 制度信用3.1%前後、一般信用4.1%前後 制度2.8%、一般2.1%優遇あり 制度2.8%前後 制度2.75%/VIPで1.8% 制度2.3%/優遇で1.19%
米国株投資家 手数料0.495%/上限22USD|円貨決済25銭/ドル、外貨受渡なら0銭 同上:0.495%/上限22USD|25銭/ドル ゼロ革命:手数料0USD+為替0銭(条件あり) 0.495%/上限22USD|詳細別ページ 取扱なし
25歳以下(初心者) 株式委託手数料0円(26歳になる月末まで) ゼロコース:50万まで無料|ただし26歳以上も対象 ゼロ革命条件次第 国内株無料(恒久) 信用金利優遇だが年齢制限なし
長期現物+移管派 他社からの移管手数料全額負担|NISA手数料も0円 移管料自己負担|NISAは0円 移管料自己負担|NISAは0円 移管料自己負担|売買手数料0円 移管料自己負担|信用コスト低

このように、最安手数料=ベストではなく、取引スタイルに応じた総合判断が必要です。

自分の取引スタイルに合わせて選べば、手数料とツールの両面で最適解が見えてきます。

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松井証券の口座開設方法【最短即日スタート】

松井証券で株式・信用・米国株・投信などの取引を始めるには、まず 総合口座(証券口座) を開設する必要があります。

ただ、申込→取引開始までの日数・手順には複数パターンがあるため、最速で始めたい人向けにその流れと注意点を整理します。

以下、一般ユーザーとしての流れを前提に、必要書類、申込方法、審査・取引開始までの日数、注意点を順に解説します。

必要書類と本人確認書類

口座開設には、氏名・現住所・生年月日が記載された公的書類の提出(画像またはコピー)が必須です。松井証券の FAQ よれば、以下の形式で提出します。

書類タイプ 一例 備考
顔写真付き本人確認書類(1点) 運転免許証、有効な住民基本台帳カードなど 裏面に記載があれば裏も撮影
顔写真なし公的書類(2点) 健康保険証、資格確認書、住民票、印鑑登録証明など 住所・生年月日・氏名が記載されている必要あり
マイナンバー確認書類 マイナンバーカード、通知カード、マイナンバー付き住民票 マイナンバーカードを使うと本人確認との兼用も可能(ただし両面)

未成年口座を作る場合は、さらに親権者の本人確認書類・続柄確認書類(戸籍抄本・住民票等)が必要です。

なお、申込書・本人確認書類の氏名・住所欄はすべて一致させておくことが重要です。異なる情報が混在していると審査遅延の原因になります。

申込方法と流れ

松井証券では、主に オンライン申込(スマートフォンまたはPC)郵送の2つの方法があります。

オンライン申込にはさらに eKYC を使う方式があり、最速での開設に対応しています。

以下は基本的な流れです。

  1. 申込方法の選択
    松井証券公式サイトの「口座開設」からスタート。オンライン・郵送いずれかを選択。

  2. メールアドレス登録+認証コード入力
    申込フォームへの入力後、登録メールに送られた認証コードを入力。

  3. 必要情報入力
    氏名、住所、連絡先、職業、投資経験など。

  4. 本人確認書類・マイナンバーの撮影/アップロード
    eKYC利用時は、スマホで本人・顔写真の撮影、本人確認書類およびマイナンバー書類の画像アップロードが求められます。

  5. 審査・開設可否判断
    審査が通れば口座開設が完了し、取引可能状態になります。

  6. 開設通知・ログイン情報受取
    eKYC方式ではメールでログイン・取引暗証番号案内が送られ、郵送通知は不要。

オンライン申込であっても、eKYCを使わずアップロード方式を選択した場合はログインID・パスワードが郵送で届くなど、開設完了までに時間差が生じます。

必要書類さえ準備すれば、最短即日で取引を始められます。

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審査日数・取引開始までの時間

最速で取引を始めたいなら eKYC方式がカギです。

松井証券では、eKYCを使うと最短即日口座開設が可能としています。

ただし、当日分の受付には締切時間があり、営業日11:30までの申込が即日分として扱われ、それ以降は翌営業日扱いとなります。

開設方式別の所要時間は以下の通り。

申込方式 最短開設完了 備考
オンライン(eKYC) 即日 審査・確認に不備なしが前提
オンライン(画像アップロード) 最短3日 郵送通知あり
郵送申込 最短1週間 印刷・郵送の往復時間含む

注意点として、開設が完了しても 取引開始可能時間 は制限がある場合があります。

たとえば、eKYC方式では受付日の18:00ごろに処理され、その後ログイン可能となるケースもあります。

また、申込時や画像に不備があれば、数日~1週間程度遅延する可能性もあるため、余裕を見て申込むことが重要です。

複数口座(信用・米国株・NISA・MATSUI Bank 等)の同時申込

松井証券では、総合口座の申込時点で 信用取引口座、米国株口座、先物・オプション口座、NISA口座 を同時に申込み可能です。

ただし、これらの追加口座は 審査要件 があり、総合口座が開設された後順次承認される流れです。審査により開設不可となることもあります。

また、MATSUI Bank(松井証券の銀行サービス)口座も、証券口座開設完了後、最短翌日から申請可能となる仕組みが用意されています。

口座開設の注意点

  • 受付締切時間を守る
    eKYCで即日申込を狙うなら、営業日11:30までに申し込む必要があります。それ以降は翌営業日扱いに。

  • 本人確認書類の不備チェック
    氏名・住所・生年月日が申込内容と一致しているか、裏面・両面が必要ならきちんと撮影しておく。省略・切れやぶれがあると遅延する可能性。

  • スマホ vs PC 申込
    eKYC方式はスマホ専用で、PC からは利用できません。そのため、申込はスマホが使える環境で行うのが安心です。

  • 申込の時間帯も意識
    深夜など証券会社の審査時間外に申込むと、審査開始が翌営業日以降となるため、即日化は逃す可能性があります。

  • NISA 審査時間
    NISA口座の開設には税務署への手続きが絡むため、総合口座開設後に時間を要するケースがあります。

よくある質問(FAQ)

松井証券の手数料やサービスはシンプルに見えますが、実際に「本当に無料なの?」「どんな条件?」と疑問に思う方が多いです。ここでは公式情報をもとに、初心者や乗換検討者が特に知りたいポイントをQ&A形式で整理しました。

松井証券の手数料は本当に無料?条件は?
はい。松井証券独自の「ボックスレート」により、1日の約定代金合計が50万円までなら無料です。

100万円までは1,100円(税込)、以降100万円ごとに1,100円が加算され、上限は11万円です。

  • 同一営業日の合算(現物+信用、取引所+PTS)で判定

  • 電話注文は対象外(別料金)

25歳を超えたらどうなる?
25歳以下は、取引金額にかかわらず完全無料の優遇制度があります。
ただし26歳を迎えた翌月からは自動的に通常のボックスレートに切り替わります。

25歳以下のうちに経験を積み、26歳以降は楽天やSBIなどゼロ手数料型と比較するのがおすすめです。

一日信用と通常信用の違いは?
下記の通りです。
  • 一日信用取引
    当日返済なら手数料・金利・貸株料すべて0円

  • 通常信用
    翌日に持ち越すと制度信用(金利約3.1%)、一般信用(4.1%前後)、貸株料(1〜2%)が発生

デイトレ専用なら完全無料ですが、持ち越すと自動的に通常信用に転換される点に注意してください。

NISAは本当にコストゼロ?
はい。松井証券では NISA口座での国内株・米国株取引の委託手数料は無料 です。
また、投資信託もすべて購入手数料ゼロ(ノーロード)です。

※米国株の場合、為替手数料(25銭/ドル)は別途かかるため、長期積立向きです。

他社からの移管に費用はかかる?
他社で発生する移管手数料を松井証券が全額負担します。
これにより、資産をまとめたり乗換を検討する際も実質的にコストゼロで移行できます。

まとめ│松井証券は誰におすすめ?

松井証券は「日本株50万円まで手数料無料」のボックスレートを中心に、一日信用取引の完全無料化25歳以下優遇など、松井証券は魅力は多いです。

  • デイトレ派 → 一日信用で完全無料

  • 小口スイング派 → ボックスレート50万円まで無料

  • 若年層(25歳以下) → 金額を問わず完全無料

  • 他社からの乗換 → 移管手数料ゼロ

  • 長期投資家(NISA・投信) → 株・投信手数料ゼロで積立に安心

一方で、米国株中心や大口長期投資を考える場合はSBIや楽天との併用も検討に値します。

国内株のデイトレやスイング、小口投資の入り口としては、松井証券は現時点でもトップクラスに使いやすい証券会社です。

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