成行注文と指値注文の違いとは?初心者でも失敗しない株の注文方法をやさしく解説

「成行と指値の違いがよく分からない」「自動注文ってどう使うの?」
そんな疑問を持つ株式投資初心者の方へ。

株式投資では「どの銘柄を買うか」よりも、「どう注文するか」で結果が変わります。
成行・指値・逆指値・IFD・OCOなど、注文方法を理解せずに取引すると、高値掴みやチャンス逃しの原因にも。

本記事では、注文方法の基礎から上級者の自動注文テクニックまでを徹底解説
初心者でも「いつ買えばいい?」「損切りはどうすれば?」が明確になります。
感情に左右されないトレード管理を目指す人におすすめの実践ガイドです。

目次

成行注文とは?リアルタイムで取引が成立する注文方法

成行注文の基本的な仕組み

成行(なりゆき)注文とは、「価格を指定せず、今すぐ売買を成立させる注文方法」のことです。
証券取引所では常に「買いたい人」と「売りたい人」がマッチングされています。
成行注文はその中で、
「価格は気にしないから、今すぐ約定(取引成立)したい」という意思表示です。

たとえば、ある銘柄が現在1,000円前後で取引されている場合、
成行で「買い注文」を出すと、最も安く売りに出している価格(例:1,001円)で即座に約定します。
逆に「売りの成行注文」を出した場合は、最も高く買いを出している価格(例:999円)で成立します。

つまり、

成行注文は「スピード重視」の取引方法。市場が動いている時間帯であれば、ほぼ確実に即時成立します。

成行注文のメリット(スピード・確実性)

成行注文の最大の魅力は、約定の速さと確実性です。

初心者が注文しても、すぐに「約定済み」と表示されるため、売買の感覚をつかみやすいというメリットがあります。
また、急騰・急落の局面でも「とにかく今の価格で入りたい(または逃げたい)」というときに、確実に取引が成立します。

主なメリットを整理すると、

  • 価格指定がいらないため、スムーズに取引できる

  • 「買いたいのに約定しない」というストレスがない

  • 損切りや逃げの場面で即対応できる

  • スピード勝負の短期トレード・デイトレードに向く

たとえばニュース速報で好決算が出た瞬間、
「指値注文を出している間に値が飛んで買えなかった」という経験はよくあります。
そうした場面では成行のスピードが圧倒的に有利です。


成行注文のデメリット(思わぬ価格で約定するリスク)

スピードと引き換えに、価格のコントロールができないのが最大の弱点です。
つまり、相場の急変時には「思っていたよりもずっと高く買ってしまう」「安く売ってしまう」というリスクが発生します。

たとえば以下のようなケースです。

現在1,000円の株に「成行買い」を出した瞬間、
直後に出来高が薄くなり、次の売り注文が1,050円に飛んでいた場合。
→ あなたの注文は1,050円で約定(想定より+5%高く購入)。

特に注意すべきは、寄り付き直後(午前9時の始値)です。
この時間帯は前日のニュースや外部要因を受けて価格が大きくギャップアップ/ダウンすることが多く、
成行で入ると「予想より高値掴み」「安値売り」になりやすい。

また、出来高が少ない小型株や新興銘柄も要注意。
板(売買注文のリスト)が薄いため、成行で出すと一気に価格が飛び、思わぬ高値で掴んでしまうことがあります。


実例|寄り付き直後の成行注文は注意

初心者が最も失敗しやすいタイミングが「寄り付き直後の成行注文」です。
これは、板が落ち着く前に出す注文=価格が安定していない状態で成行を出してしまうことを意味します。

例:

前日の終値:1,000円
寄り付き直後の気配値:1,030〜1,060円
→ 成行買いを出したら、いきなり1,060円で約定(+6%の高値掴み)

数分後に株価が1,020円に戻ると、たった数分で4%の含み損になります。
このように、寄り付きは流動性が安定していないため、初心者は「成行」ではなく「指値(たとえば1,030円まで)」を使う方が安全です。


まとめ:成行注文はスピード最優先のプロ向きツール

目的 適しているか
スピード勝負の短期売買
慎重に価格を見て買いたい ×
デイトレ・スキャルピング
長期投資・NISA運用 △(非推奨)

初心者にとって成行注文は「取引体験を積む」うえでは良い練習ですが、使うタイミングを間違えると損失が拡大しやすい点に注意しましょう。

指値注文とは?希望価格で狙う注文方法

指値注文の基本的な仕組み

指値(さしね)注文とは、「この価格で買いたい」「この価格で売りたい」という希望価格をあらかじめ指定して注文する方法です。
取引は、その指定価格に市場価格が到達したときに初めて成立します。

たとえば現在株価が1,000円の銘柄に対して、

  • 「980円で買いたい」→ 指値買い注文(株価が980円以下になれば約定)

  • 「1,050円で売りたい」→ 指値売り注文(株価が1,050円以上になれば約定)

このように、価格を自分でコントロールできるのが最大の特徴です。
成行注文が「スピード優先」なら、指値注文は「価格の納得感を重視」する取引方法です。


指値注文のメリット(価格をコントロールできる安心感)

指値注文の最大の魅力は、「思わぬ高値掴み・安値売り」を避けられること。
希望した価格でしか約定しないため、損失のコントロールがしやすく、落ち着いて取引できます。

主なメリットは以下の通りです。

  • 予算内で計画的に投資できる

  • 相場の急変に巻き込まれにくい

  • 「この値段まで下がったら買いたい」など待ち伏せができる

  •  感情に流されない冷静な投資が可能

特にサラリーマン投資家や兼業トレーダーなど、
常に画面を見ていられない人にとっては「自動で待てる注文方法」として非常に便利です。


指値注文のデメリット(成立しないリスク)

一方で、指値注文のデメリットは、指定した価格まで株価が動かないと約定しないこと。
つまり「せっかく上がったのに買えなかった」「売りそびれた」という取り逃しリスクがあります。

たとえば、

現在1,000円の株に「980円で買い」指値を入れていたが、株価は990円で反発して上昇。→ 結局、買えなかった。

このように、「欲張りすぎてチャンスを逃す」ことが多いのも初心者がやりがちな失敗です。
特に短期トレードの場合は、「指値の価格設定がシビアすぎる」と機会損失につながる点に注意が必要です。


実例|下落時に待ち構える戦略的な使い方

指値注文は、相場を追いかけるのではなく、待ち構える取引スタイルに向いています。

例:

現在株価:1,000円
サポートライン(過去に反発した水準):970円

この場合、「970円まで下がったら買いたい」と指値を入れておくと、急な下落があったときに自動で安値で拾うことができます。

また、「1,050円まで上がったら利益確定したい」という場合は、指値売り注文を設定しておくことで、相場を見ていなくても自動的に利益確定が可能です。

つまり、指値は自動トレードの第一歩としても機能します。


成行注文との使い分け方

目的・状況 成行注文 指値注文
今すぐ買いたい・売りたい
慎重に価格を見て取引したい
相場の急変時(逃げたい・乗りたい) ×
忙しくて画面を見られない
長期投資・積立

成行は「スピード重視」、指値は「価格重視」。
この2つを状況に応じて使い分けることが、株式投資での基本戦略になります。

たとえば、

  • エントリー(買い)は指値で慎重に。

  • イグジット(売り)は成行で確実に逃げる。

このように使い分けることで、リスクを抑えつつ効率的にトレードを行うことができます。


 まとめ:指値注文は冷静さを保つためのツール

指値注文は、焦らず・計画的に取引したい人に最適な方法です。
「待つ」ことで、感情的な売買を避け、より合理的な投資ができるようになります。

  • 思わぬ高値掴みを防げる

  • 安心して仕掛け待”ができる

  • 成行との使い分けでリスクを最小限に

短期トレーダーでも、長期投資家でも、指値の使い方をマスターすることで
無駄な損を減らし、冷静な投資が身につきます。


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成行と指値の使い分け方【初心者向け3つの基準】

株式投資では、「どちらを使うか」で結果が大きく変わります。
初心者のうちはなんとなく成行で注文してしまいがちですが、
場面ごとに使い分けることで、リスクを減らし、より理想的な価格で取引が可能になります。

ここでは、初心者が迷わず判断できる【3つの基準】を紹介します。


① 取引の目的:短期トレードか長期保有か

まず最初の基準は、「取引目的」です。
あなたが短期で売買益を狙うのか、それとも長期で保有して配当を得たいのかによって、
最適な注文方法は異なります。

投資スタイル 向いている注文方法 理由
短期トレード 成行注文 素早くポジションを取るため。短期はタイミング命。
中期~長期保有 指値注文 希望価格まで待つことで、安く仕込める。

短期トレーダーの場合:
値動きが速い銘柄では、成行注文で即エントリーしないと機会を逃します。
ただし、エントリー価格が思ったより高くなるリスクもあるため、「値動きが落ち着いたタイミング」を見極めて使うことが大切です。

長期投資家の場合:
「この企業なら〇〇円以下なら買いたい」と明確な基準を決め、その価格に指値を入れておく方が、焦らずに安値で仕込めます。
時間を味方につけた“待つ投資”が可能です。


② 市場のボラティリティ:荒れている日は指値で守る

相場が不安定な日やイベント前後は、成行注文が危険です。
なぜなら、注文した瞬間に株価が急変し、想定外の価格で約定することがあるからです。

たとえば──

  • 米国CPI(物価指数)発表直後

  • 決算発表の朝

  • 地政学リスク・金利ニュースなど

こうしたボラティリティ(値動きが激しい)の高い日は、指値注文で価格を限定しておくことが鉄則。

 「この価格以上では買わない」「この価格以下では売らない」と明確に線を引くことで、思わぬ高値掴み・安値売りを防ぐことができます。

一方、値動きが落ち着いた通常相場では、スピード優先の成行も有効です。
「荒れた日は守り、静かな日は攻め」が基本ルールです。


③ 時間帯:寄り付き・引け前は成行リスクが高い

最後の基準は、取引の時間帯
株式市場は1日中同じ動きをしているわけではありません。

特に注意が必要なのは以下の2つの時間帯です。

寄り付き(午前9:00直後)

市場が開いたばかりの時間帯は、夜間のニュースや海外市場の影響で
注文が殺到し、価格が急激に上下しやすい状態です。

この時間帯に成行で買うと、想定より高い値で約定してしまうリスクがあります。

→ こうした時間帯は「指値注文」で冷静に待つのが安全です。

 引け前(14:50〜15:00)

引け前も同様に、投資家が一斉に売買を調整するため値動きが荒れます。
ここでも「成行」は危険。
思わぬ終値で約定し、翌日ギャップダウン(下落スタート)することも。

 一方で、午前10〜11時台や13〜14時台など相場が落ち着く時間帯は、成行注文でも比較的安定した価格で取引ができます。

まとめ:3つの基準で判断するシンプルな目安

判断基準 成行が有利な場面 指値が有利な場面
取引目的 短期売買・デイトレード 中長期・積立投資
市場状況 通常の値動きの日 急変・イベント・決算前後
時間帯 昼の落ち着いた時間帯 寄り付き・引け前の荒れた時間帯

この3つの基準を意識すれば、
「どちらを選ぶべきか」迷う場面でもすぐに判断できるようになります。

上級者がやっているハイブリッド注文テクニック

株の売買は「買うか売るか」だけではありません。
上級者は、自動的に利確・損切りができる注文方法を組み合わせて、感情に左右されないトレードをしています。
ここでは、知っておくだけで一段上の運用ができる3つの注文方法を紹介します。


① 逆指値注文(ストップ注文)|損切りを自動化する

逆指値注文は、指定した価格に到達したら自動的に成行注文が発動する仕組みです。
「損切りを忘れる」「判断が遅れて被害拡大」という失敗を防ぐための強力なツール。

例:

  • 現在株価:1,000円

  • 950円まで下がったら自動で売却(=損切り)
    → これが逆指値注文です。

ポイント

  • 利益を守りたい人、仕事中に相場を見られない人に最適。

  • ただし「急落→一瞬で戻る」場面では、安値で約定するリスクもあるため、設定位置は慎重に。


② IFD注文|買い+売りをセットで仕掛ける

IFD(イフ・ダン)注文とは、
「もし買えたら、次は売る」を自動で設定する方法です。

  • 「1,000円で買い」→ 約定したら自動で「1,100円で売り」
    この2段階を同時に予約できます。

つまり、買いと売りをセットにしておけば、
自動的に利確まで完結する放置型トレードが可能になります。

有効な場面

  • 「この価格まで下がったら買いたい」+「上がったら確実に利益確定したい」

  • 相場を常に見れない人、スイングトレード派に最適。


③ OCO注文|利確と損切りを同時に設定

OCO(オーシーオー)注文は、
「利益確定」と「損切り」の2つを同時に置く方法です。
どちらか一方が成立すると、もう一方は自動でキャンセルされます。

  • 在株価:1,000円

  • 「1,100円で売り(利確)」+「950円で売り(損切り)」を同時設定。

これにより、「利益を逃さず」「損失も限定」した取引ができます。

使いどころ

  • ある程度ポジションを持ち続けたいが、寝ている間や仕事中の値動きが不安なとき。

  • 利益目標と損切りラインを同時に明確化したいとき。


 使い分けまとめ

注文タイプ 目的 メリット 向いている投資家
逆指値注文 損切り自動化 リスク管理が容易 仕事中に相場を見られない人
IFD注文 買い+利確自動 放置トレード可能 スイング・兼業投資家
OCO注文 利確+損切り同時 感情を排除できる 長期保有派・安全志向

実践ポイント

  • 「エントリーと同時に出口を決める」ことで、感情的な取引を防げます。

  • どの注文も「証券会社のツール」で簡単に設定可能。
    (楽天証券、SBI証券、松井証券など主要ネット証券は対応)

  • 特に「逆指値+IFD」の組み合わせは、プロがよく使う実戦型ハイブリッド戦略です。

注文方法を間違えるとどうなる?初心者がよくある失敗例

株の注文はシンプルに見えて、「注文の出し方ひとつ」で結果が大きく変わることがあります。
とくに初心者に多いのが、成行・指値の使い方を誤って「高値掴み」や「買い逃し」をしてしまうケースです。
ここでは、代表的な3つの失敗パターンを紹介します。


 成行注文で高値掴みしてしまうケース

成行注文は「とにかくすぐに買いたい/売りたい」時に便利ですが、
急上昇中の銘柄では、想定よりかなり高い価格で約定してしまうことがあります。

例:

  • 現在株価が1,000円 → 注文を出した瞬間、買い注文が殺到 → 1,050円で約定
    このように、短時間で価格が飛ぶ相場では「高値掴み」となりやすいです。

防止策:

  • 取引前に板(気配値)を確認し、急騰・急落中なら成行は避ける。

  • 「指値+逆指値」の組み合わせを使うと、リスクを抑えられます。


 指値が低すぎてチャンスを逃すケース

「安く買いたい」と思うあまり、現実的でない価格で指値を設定してしまうのも初心者によくある失敗。
結果、株価がそこまで下がらず、いつまでも約定しないまま上昇してしまうことがあります。

例:

  • 現在株価1,000円 → 「900円で買い」注文 → 株価は950円で上昇していく
    → 結果、チャンスを逃す。

防止策:

  • 「欲張りすぎない価格設定」を心がける。

  • 板の厚さ(出来高)や過去1週間の値動きから、現実的な指値ゾーンを決める。


「約定=利益」ではないことに注意

多くの初心者が勘違いするのが、「買えた=得した」「売れた=成功」という思い込み。
実際には、約定した瞬間に利益が確定するわけではありません。

例:

  • 買った直後に相場が下落すれば、すぐに含み損。

  • 売った後に株価が急騰すれば、「利益を逃した」ことにもなります。

心得:

  • 注文はあくまで「スタート地点」。

  • 売買後の保有戦略・損切りルール・利確判断までセットで考えることが重要です。


まとめ:注文=戦略の一部にすぎない

株式投資では、注文のスピードよりも「戦略の一貫性」が大切。
感情で成行を使ったり、欲で指値を入れすぎると、結果的にチャンスを逃します。

  • 落ち着いて板を確認

  • 想定範囲を決めて指値設定

  • 損切り・利確を自動化

この3ステップを習慣化すれば、「注文の失敗」は確実に減らせます。

感情に左右されないトレード管理法(心理トリガー × 自動注文)

株式投資で最も難しいのは「銘柄選び」ではなく、感情をコントロールすることです。
人は損失を避けたいあまり、「損切りできない」「焦って買う」「利益を伸ばせない」という心理トリガーに支配されがち。

ここでは、そんな感情の波に流されずにトレードを安定させる心理×自動注文の活用法を紹介します。


 投資家を惑わせる3つの心理トリガー

  1. 損失回避の本能
     人は利益の喜びよりも損失の痛みを約2倍強く感じると言われています。
     → 結果、「損切りできずに塩漬け」に。

  2. FOMO(取り残される恐怖)
     他人の成功を見ると「自分も買わなきゃ」と焦る。
     → 高値掴み・過剰な成行注文を誘発。

  3. 確証バイアス
     自分に都合の良い情報だけを信じ、相場の変化を見誤る。
     → トレンド転換に気づけず、損失拡大。

解決のカギは「ルール化」と「自動化」

感情を完全に消すことはできません。だからこそ、「決めたルールを機械的に執行できる仕組み」を導入することが重要です。

 自動注文で感情を排除する仕組みを作る

自動注文機能を使えば、「感情が入る前に行動を自動化」できます。
代表的な3つの注文方法を活用しましょう。

注文タイプ 内容 有効な場面
逆指値注文 株価が一定ラインを下回ったら自動で売却(損切り) 想定外の下落に備える
IFD注文 「買い」と「売り」を同時にセット(例:買ったら自動で利確) 利確と損切りを同時設定
OCO注文 2つの注文(利確・損切り)を同時に出し、どちらかが成立すればもう一方がキャンセル トレンドが読めない相場で

例:IFD注文で感情を排除

「1,000円で買い → 1,100円で利確 → 950円で損切り」
とセットしておけば、買った瞬間に出口戦略まで自動化。
利確の欲や損切りの恐怖が入り込む余地がなくなります。

自分の「心理パターン」に合わせた設定を

  • 損切りが遅れがち → 逆指値注文を必ずセット。

  • 焦って利確してしまう → IFDで利確幅を自動化。

  • 上下に振られて疲れる → OCOで「どちらに動いても対応」できる設定に。

つまり、自分の弱点をシステムで補うのがポイントです。
自動注文は冷静な自分を先に設定しておくことに他なりません。


 まとめ:心理を理解し、仕組みで制御する

感情を完全に消すのは不可能。
でも、「感情が入る前に仕組みで防ぐ」ことは誰にでもできます。

  • 自分の心理トリガーを知る

  • ルールを先に決めて自動注文で固定

  • 売買後は検証してルールを更新

この繰り返しが、「感情に支配されないトレード力」を育てます。


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自分の投資スタイルに合った注文方法を選ぼう

株式投資では、「どんな銘柄を選ぶか」よりも、「どう注文するか」で結果が大きく変わります。
成行・指値・逆指値・IFD・OCO——それぞれの特徴を理解し、自分のスタイルに合った方法を使い分けましょう。

  • 短期トレード派ならスピード重視の「成行注文」+リスク管理の「逆指値」

  • 中長期投資派なら「指値注文」で落ち着いたエントリー

  • 感情に流されやすい人は「IFD」や「OCO」で自動ルール化

最終的に大切なのは、感情で動かず、ルールで動くこと。
注文方法は「戦略」ではなく、「メンタル管理ツール」として活用する意識を持ちましょう。

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