イー・ギャランティ<8771>22期連続増収増益|信用保証市場で存在感を拡大

イー・ギャランティ<8771>は、企業間取引の信用リスク保証に特化したリーディングカンパニーです。
22期連続で増収増益を達成し、営業利益率は50%を突破。全国の金融機関との連携を強みに、取引債権保証市場(約200兆円規模)で存在感を拡大しています。
堅固な財務基盤と高い収益性を背景に、2024年度も成長を継続。海外展開や株主還元強化など、持続的な企業価値向上へ向けた取り組みが進んでいます。

2024年11月12日に掲載されたイー・ギャランティ<8771>の企業分析

元レポートは下記の通りです。
イー・ギャランティ<8771>レポートPDF
出典元:FISCO

イー・ギャランティ<8771>の企業分析|22期連続増収増益を達成、信用保証ビジネスの拡大戦略に注目

企業概要

株式会社イー・ギャランティ(eGuarantee, Inc.)は、企業間取引における売掛金の信用リスク保証サービスを提供する企業です。
信用保証ネットワークの構築により、企業間取引の不安を解消し、健全な商取引を支援しています。

同社は、これまでに3万社を超える企業情報を蓄積しており、独自のスクリーニング技術を活かして最適な保証料率を算定。
銀行や証券会社などの金融機関パートナーとの提携を通じて、新規顧客の獲得を加速させています。


業績動向

安定した成長と高い収益性

2023年度の業績では、売上高9,165百万円(前期比増収)、営業利益4,902百万円を計上し、22期連続の増収増益を達成しました。
営業利益率は**52.9%**と高水準を維持し、利益率の高さが際立っています。

さらに、保証債務残高は751.8億円まで拡大。全国9拠点での営業展開と金融機関連携による安定的な顧客基盤が、同社の成長を支えています。

2024年度の業績見通し

2024年度は、売上高10,100百万円、営業利益5,200百万円を計画。引き続き堅調な成長が見込まれており、利益率の高い事業モデルの継続が期待されています。


市場環境と競争優位性

同社の主力市場である取引債権保証市場の規模は200兆円超にのぼり、今後も拡大余地が大きい分野です。
eGuaranteeは、AIやビッグデータ解析を活用した信用リスク評価モデルを強化することで、精度の高いリスク管理を実現しています。

一方で、想定されるリスク要因としては、

  • 保証債務の増加に伴う収益構造リスク

  • 他社との競争激化

  • 金融・法規制の変更
    などが挙げられますが、現時点で大きな懸念は見られていません。


財務基盤と株主還元

財務面では15億円以上の現金保有を維持し、自己資本比率も安定的です。
ROE・ROAといった収益性指標も高水準を確保し、資本効率の高さが強みとなっています。

株主還元においては、連続的な配当増加を基本方針としており、安定的な成長と株主への利益還元を両立する経営姿勢が評価されています。


サステナビリティと今後の展望

eGuaranteeは、信用リスクの引き受けを通じて企業間取引の健全化と社会のサステナビリティ向上に貢献しています。
さらに、2028年までに海外市場への本格進出を視野に入れ、事業領域の拡大を計画中です。

今後は、信用保証のデジタル化や海外パートナーシップの強化などを進め、
「信用を可視化し、企業活動の透明性を高める存在」としてさらなる成長が期待されています。


まとめ

イー・ギャランティは、信用保証サービスを中核に安定した成長と高収益性を維持する企業です。
22期連続で増収増益を達成し、営業利益率50%超という高い収益体質を実現。
今後も信用保証市場の拡大を背景に、海外展開や株主還元策の強化を通じて、持続的な企業価値の向上が見込まれます。

■ この企業を含む【16.金融(除く銀行)セクターまとめ】はこちら
[16.金融(除く銀行)セクター株最新動向]

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