D&Mカンパニー<189A>業績好調|F&Iサービスが牽引し増収増益を達成

医療・介護・福祉分野の経営支援を手がけるD&Mカンパニー〈189A〉は、2025年5月期第1四半期に増収増益を達成しました。
主力のF&Iサービス(診療・介護報酬債権ファクタリング)が好調に推移し、財務体質も着実に改善。自己資本比率は22.5%へ上昇するなど、安定成長への基盤を固めています。
今後は医療・介護業界の需要拡大を背景に、金融支援・経営コンサルティング・人材ソリューションの3領域で事業拡大を目指す方針です。

2024年12月12日に掲載されたD&Mカンパニー<189A>の企業レポート

元レポートは下記の通りです。
D&Mカンパニー<189A>レポートPDF
出典元:FISCO

D&Mカンパニー〈189A〉業績好調、F&Iサービスが牽引|医療・介護分野で経営支援を拡大

D&Mカンパニー〈189A〉は、医療・介護・障害福祉・ヘルスケア業界に特化した経営支援サービスを提供する企業です。
2025年5月期第1四半期は増収増益で着地し、主力のF&Iサービスを中心に堅調な業績推移を見せています。
財務体質も改善が進み、自己資本比率が上昇するなど安定感を強めています。

 企業概要

D&Mカンパニーは、医療・介護・福祉事業者向けの経営サポートを軸に、以下の3つの事業セグメントを展開しています。

  • F&Iサービス:診療報酬・介護報酬債権のファクタリングや金融支援など、医療機関の資金繰りを支援。

  • C&Brサービス:事業・組織改革コンサルティング、M&A支援などの経営改善をサポート。

  • HR&OSサービス:人材紹介や教育研修、アウトソーシングを通じて医療・介護業界の人手不足解消に貢献。

同社はこれら3軸を通じて、業界における経営課題の解決を図り、持続的成長を目指しています。


業績動向(2025年5月期第1四半期)

2025年5月期第1四半期は、F&IサービスとC&Brサービスが好調に推移し、前年同期比で増収増益を達成しました。
特に、債権ファクタリングサービスの取引件数と単価が拡大し、安定したキャッシュフローを確保しています。

財務面では、負債合計が7,520億円→6,741億円に減少、自己資本比率は14.5%→22.5%に上昇
流動比率も16ポイント改善しており、健全性が向上しています。


■ 成長戦略

同社は短期・中長期の両視点から、以下のような成長戦略を掲げています。

  • 短期施策:F&Iサービスを中心に顧客基盤を拡大し、安定した取引関係を強化。

  • 中長期施策:既存顧客へのクロスセルを推進し、C&Br・HR&OS各サービスとの連携を通じて付加価値を高める。

また、少子高齢化による医療・介護需要の増加を背景に、事業機会の拡大を見込んでいます。


■ 今後の見通し

2025年5月期通期では、引き続き増収増益基調を予想。
F&IおよびC&Brサービスの成長が業績をけん引する見込みです。市場環境の変化に対応しながら、金融・経営・人材の各領域でシナジーを発揮していく構えです。


■ 株主還元方針

2025年5月期は1株当たり5円の期末配当を予定しています。
内部留保を活用して成長投資を優先しつつ、安定的な還元を行う方針です。今後も業績拡大と株主価値向上の両立を目指しています。


■ まとめ

D&Mカンパニーは、医療・介護・福祉分野に特化した経営支援を展開し、安定した財務基盤と確かな成長戦略を兼ね備えています。
主力のF&Iサービスが収益を支える一方で、C&Br・HR&OS事業の拡大により、今後さらなる業績向上が期待されます。

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