コンフィデンス・インターワークス<7374>は、ゲーム・エンタメ業界を中心に人材派遣・紹介を行う成長企業です。
M&Aによる事業拡張で収益基盤を強化し、2030年に売上高200億円・営業利益30億円を目指す長期ビジョンを掲げています。
堅調な業績と高い成長意欲を兼ね備えた同社の戦略を読み解きます。
2025年09月10日に掲載されたコンフィデンス・インターワークス<7374>のレポート要約
元レポートは下記の通りです。
コンフィデンス・インターワークス<7374>レポートPDF
出典元:FISCO
コンフィデンス・インターワークス〈7374〉ゲーム・エンタメ業界に特化した人材支援企業 M&Aで拡大続く成長戦略
■ 業績動向
2025年3月期の業績は、売上高83億9,200万円(前期比+17.7%)・営業利益13億300万円(同+12.5%)と増収増益を達成。
主力の人材派遣事業が堅調に推移し、M&Aによる新規連結効果も寄与しました。
2026年3月期はさらに、売上高103億円・営業利益15億円を予想。
M&Aによる収益多角化と新領域の拡大により、継続的な増益が見込まれています。
■ 成長戦略:2030年に向けた「200億円構想」
コンフィデンスは、2030年3月期までに「売上高200億円・営業利益30億円」の達成を掲げています。
この長期ビジョン実現に向け、以下の3本柱を中心に戦略を推進しています。
-
既存事業の拡大
ゲーム・エンタメ業界における既存顧客との取引深耕と、新規クライアントの開拓を進める。 -
M&Aによる領域拡張
クリエイティブ領域以外の成長分野(IT・教育・メディア)に積極投資。グループ収益の多角化を図る。 -
人材育成・組織強化
専門職種の教育プログラムを整備し、長期的に価値を生む人材育成体制を確立。
これらを通じて、景気変動に強い「持続的成長型人材プラットフォーム企業」への転換を目指しています。
■ 財務方針と株主還元
財務体質は健全で、M&A後も強固な資本構成を維持しています。
2026年3月期の年間配当は1株あたり75円を計画しており、連続増配方針を堅持。
今後も「成長投資と株主還元の両立」を掲げ、中長期的な企業価値向上を図ります。
■ 今後の展望
国内のゲーム市場は成熟傾向にある一方、海外需要や新規タイトル開発、スマホアプリ分野の拡大で人材ニーズは高止まりしています。
同社はこの流れを捉え、M&Aによる新規分野進出と既存顧客への高付加価値提案を両立することで、着実な業績拡大を目指しています。
■ まとめ
コンフィデンス・インターワークス〈7374〉は、堅調な収益基盤と明確な長期ビジョンを持つ成長企業です。
M&Aによる事業多角化と人材育成の両輪で、2030年に向けた持続的な拡大路線を描いており、
投資家にとっても中長期的な注目銘柄のひとつといえるでしょう。
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