ボードルア<4413>|業績・成長戦略・投資ポイントまとめ

ボードルア<4413>は、ITインフラ分野に特化したプロフェッショナル企業として、クラウドやネットワーク仮想化を中心に着実に事業を拡大。
2025年2月期には大幅な増収増益を達成し、今後も人的資本強化とM&Aによる成長が期待されます。

2025年02月26日に掲載されたボードルア<4413>のレポート要約

元レポートは下記の通りです。
ボードルア<4413>レポートPDF
出典元:FISCO

ボードルア<4413>|ITインフラに特化した専門技術集団、増収増益を続け成長加速へ

会社概要

ボードルア株式会社は、ITインフラストラクチャ分野に特化した専門技術企業として、クラウド、ネットワーク仮想化、ワイヤレス、ロードバランサーなどの領域で高度な技術支援を行っている。
同社はアプリケーション開発には踏み込まず、IT基盤そのものの構築・運用・最適化に集中することで競争優位性を確立。
社会の情報インフラを支える縁の下の力持ち的存在として成長を続けている。

提供サービスは主に以下の4分野に分かれる.

  • ITコンサルティング(戦略設計・導入支援)

  • 設計構築・マルチベンダー対応

  • マネージドサービス(保守・運用・最適化)

  • 教育・人材育成支援

業績動向

2025年2月期第3四半期の連結業績は、売上収益84億25百万円・営業利益17億37百万円と大幅な増収増益を達成。
業績好調を受け、通期業績予想も上方修正された。
財務体質も良好で、成長と健全性の両立を維持している。

通期見通しでは、売上収益114億円を計画しており、営業利益・当期利益ともに堅調な増加を見込む。
上期に引き続き、下期も需要が強く、特にクラウド・ネットワーク仮想化領域での案件増加が収益を押し上げている。

営業利益率も改善しており、収益構造の安定性がさらに強化されている点が特徴である。

成長戦略

ボードルアは中長期的な成長を支えるために、人的資本への投資を最優先課題としている。
専門人材・高度専門人材の採用と育成を強化し、2027年2月期までに人員拡充を進める計画だ。

また、M&Aを積極活用し、事業効率化と事業領域の拡大を図っている。
専門性の高い子会社の連結により、グループ全体での技術ポートフォリオを拡充し、ITインフラ業界における競争優位性を高めている。

中期経営計画

同社は、以下の中期経営計画を掲げている:

  • 2026年2月期:売上収益128億円、営業利益20億円

  • 2027年2月期:売上収益167億円、営業利益36億円

この計画の実現に向け、採用・教育・組織強化を継続し、人材主導の成長モデルを確立する方針だ。

資本政策

資本政策の面では、M&A資金確保や市場信頼性向上を目的に自己株式の取得を実施
さらに、将来的には東証プライム市場への市場区分変更を目指しており、資本効率と流動性の両面で投資家層の拡大を図る。

自己株の取得および売出により、柔軟な資本戦略を展開しつつ、企業価値向上と株主還元の両立を目指している。


まとめ

ボードルアは、ITインフラ分野に特化した高い専門性を武器に、着実な増収増益と財務の健全性を両立する成長企業である。
人材育成・M&A・資本政策を柱とした中期戦略により、今後も持続的な成長が期待される。
東証プライム市場を視野に入れた経営基盤の強化が進む中、同社の動向に注目が集まる。


■ この企業を含む【20.情報・通信業【10.情報通信サービス】セクターまとめ】はこちら
20.情報・通信業【10.情報通信サービス】セクター最新動向

企業情報をより深く分析したい方は、松井証券が提供するツールがおすすめ。
無料で株価チャートや決算データ、アナリストコメントなどを確認でき、企業分析の精度を高められます。
松井証券「マーケットラボ」徹底ガイド|無料機能・使い方・米国株版・他社比較まで解説
ここから確認
関連記事

松井証券の「マーケットラボ」は、銘柄分析・チャート・四季報・スクリーニングまでを無料で使える高機能ツールです。 本記事では、松井証券マーケットラボの使い方、機能一覧、米国株版との違い、そして他社ツールとの比較までを徹底解説。 初[…]

松井証券「マーケットラボ」徹底ガイド|無料機能・使い方・米国株版・他社比較まで解説
スポンサーリンク
\情報配信中!/