2026年2月第2週の東京株式市場は、
衆院選の与党大勝を受けた「高市トレード本格化」の週となりました。
日経平均は初の5万6000円台・5万7000円台へ急伸し、過去最高値を連日更新。
海外投機資金の流入と先物主導の踏み上げが相場を押し上げました。
全体動向(週の要因分析)
■ ① 衆院選大勝 → 政策期待相場
8日の衆院選で自民党が単独で3分の2超を確保。
これにより
-
財政拡張路線の継続
-
AI・半導体・バイオ成長戦略の加速
-
規制緩和や補正予算への期待
が一気に織り込まれました。
「政策の不確実性が消えたこと」
これが海外勢の大規模買いを呼び込みました。
② 海外投機筋+先物主導の急騰
・指数先物への断続的買い
・売り方の踏み上げ
・CTA系の順張り資金流入
典型的な「需給主導の加速相場」です。
売買代金は過去最大の10兆円超。
短期マネーの勢いが極めて強い週でした。
③ 金利上昇という副作用
財政拡張期待 → 国債増発懸念
→ 金利急上昇
その結果:
-
自動車株は軟調
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一部ディフェンシブ売られる
-
上値で利益確定
「政策期待」と「金利警戒」が交錯した週でもあります。
日別サマリー
【2月9日(月)】大幅続伸 ▲+2110円
日経平均:56,363円
衆院選大勝を受け、海外資金流入が加速。
売買代金は過去最大。前場は一時+3000円超。
▶ コメント
歴代5位の上昇幅。高市トレード第2波
■【2月10日(火)】大幅続伸 ▲+1286円
日経平均:57,650円
海外投機筋の買い継続。先物主導で上値追い。
5万8000円接近も祝日前でやや伸び悩み。
▶ コメント
完全な踏み上げ相場
初心者向け解説
SaaSって何?
SaaS(サース)は
インターネット経由で使うソフトウェアサービスのことです。
例
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会計ソフト
-
顧客管理システム
-
業務管理ツール
「買い切り」ではなく、
毎月・毎年料金を払うサブスク型ビジネスが中心です。
② なぜSaaS株は売られやすいの?
最近の弱さにはいくつか理由があります。
① 金利の影響
SaaS企業は
「今は利益が少なく、将来の成長に期待する銘柄」が多いです。
金利が上がると、
将来の利益の価値は小さく計算されます。
そのため成長株は売られやすくなります。
② AIとの関係
今、市場の主役は「AIインフラ」です。
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半導体
-
データセンター
-
GPU関連
に資金が集中しています。
一方で、
「AIが進化すると従来のSaaSは代替されるのでは?」
という懸念も出ています。
つまり、
AIはSaaSにとって追い風にも逆風にもなり得る存在なのです。
③ 物色の偏り(資金の集中)
相場には資金の流れがあります。
今は
半導体・AIハード
↓
指数寄与度の高い大型株
に資金が集中。
その分、
ソフトウェア・SaaSには資金が向かいにくい状況です。
これは企業の良し悪しというより、相場のテーマ循環の問題です。
③ セクターが弱いときの見方
セクター全体が弱いときは、
業績が良くても上がりにくい
決算が普通だと売られる
個別材料より「地合い」が優先される
という特徴があります。
これは「企業が悪い」というより、
市場の資金が別の場所に向かっている状態です。
ポイント
・今はAIハード優位の相場
・テーマ循環は常に起こる
相場は常に主役が入れ替わります。
半導体が主役の時期もあれば、
ソフトウェアが再び評価される局面もあります。
今はその「物色の流れ」を理解することが大切な局面と言えそうです。
総括/来週の注目点
◆ 注目材料
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高市政権の具体的政策発表
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金利動向
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米ハイテク株の安定性
-
決算ピーク後の反動
◆ スタンス
逆指値は必須
半導体は選別
過熱感には警戒
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