【2025年08月05日】ユビキタスAI<3858>レポート要約

今回は、2025年08月05日に掲載されたユビキタスAI<3858>のレポートを要約しました。

元レポートは下記の通りです。
ユビキタスAI<3858>レポートPDF
出典元:FISCO

それでは早速見ていきましょう。

DMM FX

ユビキタスAI(3858 東証スタンダード市場)に迫る:事業展開と業績の分析

企業調査レポート: ユビキタスAI

要約

M&Aによる業容拡大により、2025年3月期までの3年間で売上高が倍増。IoTに成長領域をシフトしてさらなる成長を目指す。

会社概要

ユビキタスAIは組込みソフトウェアの自社開発製品及び海外のソフトウェアベンダー製品の販売、テクニカルサポート、エンジニアリングサービスを展開。B2Bテクノロジービジネスプラットフォーム「HEXAGON」を運営。新たなビジョンを掲げ、Philosophy(基本理念)やPurpose(存在意義)などを明確に定義。

事業概要

国内の組込みソフトウェア市場は拡大傾向。車載関連機器やIoT機器の需要が高まる中、ソフトウェアのセキュリティ対策が重要視されている。同社は競合企業として富士ソフト、シーイーシー、NSW、NTTデータグループなどを挙げられるが、受託開発の比重が高いため、明確な競合先は少ない。

ユビキタスAI 2025年8月5日(火)レポート

事業概要

同社は、電子・電気機器のシステム開発に必要なソフトウェア、ツール、サービスを総合的に提供しており、開発支援・セキュリティに強みを持つ。

SP事業

SP事業は、主力製品である高速起動製品「Ubiquitous QuickBoot」を中心に、Linux/Android上での製品開発・販売や受託開発を行っており、セキュリティ関連製品やデータベース製品、エンベデッドプラットフォーム製品などを取り扱っている。

SD事業

SD事業は、海外ソフトウェアの輸入販売やテクニカルサポート、カスタマイズ開発を提供しており、BIOS製品やコード解析ツール、Bluetooth通信プロトコルスタック製品などを取り扱っている。

SS事業

SS事業は、組込みソフトウェアを中心とする各種ソフトウェアの設計・開発を受託し、データコンテンツのライセンス販売も行っている。グレープシステムとの合併により事業領域が拡大し、業績を伸ばしている。

DA事業

DA事業は、統計・数値データ解析ソフトウェアの輸入販売や日本語化を行っており、官公庁や企業の調査研究部門に向けたソフトウェア製品を提供している。

業績動向

2025年3月期の業績概要

2025年3月期の連結業績は、売上高4,138百万円(前期比19.0%増)、営業利益96百万円(同34.8%増)と増収増益となった。グレープシステムの業績が通期で寄与し増収増益となった。

株式レポート: ユビキタスAI(コード: 3858)

業績動向と財務状況

– **売上高**: 前期比3.6%増の914百万円
– **セグメント利益**: 前期比91.3%増の51百万円
– **自己資本比率**: 前期比6.9ポイント上昇して69.4%

2025年3月期の財務状況

– **流動資産**: 281百万円の減少
– **自己資本比率**: 69.4%への改善
– **現金及び現金同等物**: 1,341百万円で成長投資を維持

業績見通し(2026年3月期)

– **売上高**: 5%成長を確保し、成長投資優先で減益を見込む
– **連結業績**: 売上高4,349百万円、営業利益6百万円を予測

中長期の成長戦略

– **売上目標**: 2028年3月期に50億円以上を目指す
– **成長戦略**: インオーガニック成長と連続的M&Aを推進

イノベーションとAI戦略

– **IoTセキュリティ**: 需要増加に対応し、成長領域に戦略的投資
– **AI・Big Data**: CPSフレームの構築とソリューション提案への注力

サステナビリティと人材戦略

– **サステナビリティ方針**: マテリアリティを特定し、サステナビリティ経営を推進
– **人材育成**: グループ内の人事異動やスキルアップに注力

以上がユビキタスAI(コード: 3858)に関する事業展開と業績の分析です。同社の成長戦略や財務状況を踏まえ、今後の展望に期待が高まります。

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