今回は、2025年06月19日に掲載されたテラスカイ<3915>のレポートを要約しました。
元レポートは下記の通りです。
テラスカイ<3915>レポートPDF
出典元:FISCO
それでは早速見ていきましょう。
テラスカイ株式レポート要約と将来展望
要約
テラスカイはクラウド・インテグレーターとしてSalesforceを中心にクラウドシステムの開発・導入支援を行っており、2025年2月期には売上高で前期比29.1%増の24,709百万円、営業利益で同177.8%増の1,452百万円を達成しました。2026年2月期も2ケタ成長が続く見込みであり、売上高で前期比19.1%増の29,438百万円、営業利益で同26.3%増の1,833百万円を計画しています。テラスカイは成長戦略として、国内外でのエンジニアの採用・育成、NTTデータとの協業によるソリューション事業拡大、製品事業の早期利益化、量子コンピュータ研究などに注力しています。
会社概要
テラスカイは2006年創業のクラウドシステム開発・導入支援企業であり、Salesforceを中心にクラウドシステムの累計導入実績は7千件超、グループ従業員数は1,470名となっています。製品事業ではSkyVisualEditorやmitocoなどを提供しており、クラウド市場の中で確固たる地位を築いています。
クラウド市場の動向と事業内容
クラウド市場は年率2ケタ成長が続き、SaaS、PaaS、IaaSなどの分野でSalesforce、AWS、GCPなどがトッププレーヤーとして存在しています。テラスカイはソリューション事業と製品事業を展開し、Salesforce関連案件や製品の提供を通じて成長を遂げています。
テラスカイのクラウド事業レポート
テラスカイの強みはSalesforce関連の導入実績と技術力であり、ソリューション事業や製品事業を通じて成長を続けています。2025年2月期の業績では大幅増益を達成し、特にソリューション事業が好調でした。将来展望ではビジネスパートナーシップの拡大や子会社の業績向上、製品事業の拡大などに注力する予定です。
2026年2月期の見通し
2026年2月期も売上高、営業利益、経常利益、当期純利益ともに2ケタ増収増益を見込んでおり、ソリューション事業の好調が続くことが予想されています。重点施策としてNTTデータとのビジネス拡大、製品「mitoco」の販売強化などに注力し、将来的な株主還元策も検討しています。
結論
テラスカイはクラウド市場の成長に乗り、Salesforceを中心に事業を拡大しています。2025年2月期の業績好調を受けて、2026年2月期も引き続き成長が期待されています。業績の安定した拡大と将来的な成長に期待がかかる企業であり、投資家にとって注目すべき存在と言えるでしょう。