今回は、2025年06月18日に掲載された三機工業<1961>のレポートを要約しました。
元レポートは下記の通りです。
三機工業<1961>レポートPDF
出典元:FISCO
それでは早速見ていきましょう。
三機工業株式会社のビジネス評価と将来展望
企業概要と業績動向
- 三機工業は三井系の建築設備・プラント設備の総合エンジニアリング企業であり、高い技術力と実績を持つ。
- 2025年3月期には売上高14.1%増、営業利益は前期比88.9%増の過去最高を記録し、受注高も過去最高水準に達した。
- 2026年3月期にも利益率改善により営業利益は前期比11.9%増を見込んでおり、株主還元にも前向きな姿勢を示している。
事業展望と中期経営計画
- 現在、電気部門やプラント設備事業が好調で、受注残も増加している。
- 将来的な成長を見据え、2028年3月期には売上高3,000億円、営業利益300億円を目指す中期経営計画を発表。
- 中期経営計画「MIRAI2030」では、売上高3,500億円、ROE16.0%以上を目指し、事業戦略や成長投資戦略を推進する。
財務状況と株主還元策
- 2025年3月期の財務状況では流動資産が増加し、自己資本比率も52.9%に上昇した。
- キャッシュ・フローは営業活動による収入が29,725百万円であり、安定した財務状況を維持している。
- 株主還元策として、2026年3月期も年間配当165円を予定し、増配の可能性も示唆されている。
総括
三機工業は着実な業績向上と将来展望に向けた中期計画を展開しており、株主やステークホルダーに対する積極的な取り組みが評価される企業であると言える。高い技術力と幅広い事業展開が将来的な成長を期待させる点も魅力的である。
今後の展望に期待が寄せられる三機工業の株式は、投資家の注目を集めること間違いなしである。