今回は、2024年12月20日に掲載されたハークスレイ<7561>のレポートを要約しました。
元レポートは下記の通りです。
ハークスレイ<7561>レポートPDF
出典元:FISCO
それでは早速見ていきましょう。
ハークスレイ株式会社の業績と成長戦略
要約
2025年3月期中間期に2ケタ営業増益を達成し、通期では4期連続の増益を目指すハークスレイ株式会社。同社は中食事業、店舗アセット&ソリューション事業、物流・食品加工事業を柱に据え、M&Aによる多角的な成長戦略を展開しています。2025年3月期の業績見通しでは3期連続の増収及び4期連続の増益を期待しています。
会社概要
ハークスレイ株式会社は、食の事業領域で成長を目指す企業であり、3事業を展開しています。中食事業では「ほっかほっか亭」やケータリングビジネスを展開し、全社売上高の36.8%を占めます。店舗アセット&ソリューション事業では店舗リースやITソリューションを提供し、全社売上高の26.9%を占めます。物流・食品加工事業ではカミッサリーや食品物流サービスを提供し、成長を遂げています。
業績動向
2025年3月期中間期では営業利益が15.3%増の1,028百万円と好調であり、物流・食品加工事業が増益を達成しています。同社は2025年3月期の業績見通しで、3期連続の増収及び4期連続の増益を見込んでいます。財務面では流動資産が26,806百万円、流動負債が14,849百万円で、自己資本比率は38.5%となっています。
成長戦略
ハークスレイ株式会社は2025年3月期~2028年3月期の中期経営目標を策定し、物流・食品加工事業を中心に積極投資しています。2024年12月にはホソヤコーポレーションを子会社化し、成長戦略を推進しています。また、サステナビリティ経営にも力を入れ、安心・安全な生活基盤の構築と地球環境の保全を推進しています。
株主還元策
ハークスレイ株式会社は配当金について、前年を下回らない増配を目指しており、2028年3月期に向けて毎年2.0円から3.0円前後の増配ペースが期待されています。新配当方針を発表し、2025年3月期には26.0円の配当を予定しています。
ハークスレイ株式会社は食の事業領域で持続可能な成長を目指す企業であり、業績の安定性と成長戦略の両面で期待される存在です。今後も注目が集まる企業と言えるでしょう。