今回は、2024年11月25日に掲載されたBeeX<4270>のレポートを要約しました。
元レポートは下記の通りです。
BeeX<4270>レポートPDF
出典元：FISCO
それでは早速見ていきましょう。
クラウドテクノロジー企業の成長と展望
企業調査レポート: BeeX（4270 東証グロース市場）
要約
BeeXはDX（Digital Transformation）及びマルチクラウドを軸にクラウドソリューション事業を展開。2025年2月期も高成長を継続しており、クラウド環境構築・移行、クラウドライセンスリセール、監視・保守運用を展開している。
会社概要
BeeXはクラウドテクノロジーに特化したプロフェッショナル集団であり、SAPシステムのクラウド化移行を事業目的に設立。2025年2月期第2四半期末時点で、本社は東京都中央区銀座に位置し、総資産は4,487百万円に達し、従業員数は175名。
事業概要
BeeXはマルチクラウド利用コンサルティングやSAPシステムを中心とするクラウド環境構築・移行、クラウドライセンスリセール、監視・保守運用などのマネージドサービスを提供。特にSAPシステムのクラウド移行需要が拡大し、強固な顧客基盤を築いている。
業績動向
2025年2月期上期は大幅増収増益で過去最高を記録。売上高、営業利益、経常利益、中間純利益がそれぞれ増加し、高成長基調を維持している。
今後の見通し
2025年2月期通期は小幅増益で予想を据え置くが、上振れ余地あり。DX・クラウド関連市場の拡大やSAPシステムのクラウド化移行需要の本格化が契機となり、収益拡大が期待される。
成長戦略
同社は契約先拡大と高付加価値サービス拡充を推進し、収益の継続的な拡大を図る方針。M&A・アライアンスも検討し、高成長を継続するための経営戦略に注力する。
イノベーション・ラボ・東京（COIL Tokyo）の成長と事業展開
パートナーシップと認定取得
- 2017年10月 – Microsoft Partner Network Silverクラウドプラットフォームコンピテンシー認定取得
- 2017年11月 – Amazon Partner Network SAPコンピテンシー認定取得
- 2018年 2月 – TIS(株)と資本業務提携
- 2018年 4月 – Microsoft Partner Network Goldクラウドプラットフォームコンピテンシー認定取得
- 2018年 8月 – (株)エヌ・ティ・ティ・データと資本業務提携
- 2019年 6月 – AWS Well-Architectedパートナーに認定
- 2020年 2月 – Amazon Partner Network AWSマネージドサービスプロバイダ（MSP）プログラム認定取得
事業展開と移転
- 2018年 5月 – 本社を東京都中央区日本橋2丁目に移転
- 2020年 5月 – 本社を東京都中央区東銀座に移転
パートナーシップと認定取得の継続
- 2023年10月 – AWS 内製化支援推進パートナーに参加
- 2023年12月 – Microsoft ソリューションパートナー Azure デジタル＆アプリイノベーション認定取得
- 2024年 2月 – AWS 最上位のAWS プレミアティアサービスパートナー認定取得
クラウドソリューション事業の展開と強み
事業概要
- 同社はクラウドソリューション事業の単一セグメントとして、マルチクラウド利用コンサルティングやクラウドインテグレーション、クラウドライセンスリセール、MSPを展開
特徴・強み
- マルチクラウドでサービス提供が可能な各種認定を取得し、クラウドテクノロジーのスペシャリストとしてビジネス展開
- 大手企業を中心に強固な顧客基盤を構築し、長期リレーションを確立
リスク要因と業績動向
- IT・DX投資抑制や市場競合などのリスク要因に対処
- 2025年2月期上期は大幅増収増益・過去最高で着地
フィスコ株式会社のレポートまとめ
業績動向
– 売上総利益は前年同期比20.6%増加
– 売上総利益率は同0.7ポイント低下
– 販管費は人員増による人件費増加などで同20.0%増加
– 営業利益率は同0.2ポイント低下
2025年2月期上期業績
– 売上高が前期比24.9%増
– 売上総利益が同20.6%増
– 販管費が同20.0%増
– 営業利益が同21.4%増
– 中間純利益が同21.0%増
