ビジョナル〈4194〉は、「テクノロジーで社会課題を解決する」を掲げるDX企業であり、主力サービスの転職プラットフォーム「BizReach」を中心に高成長を続けています。
FY7/24には売上・利益ともに二桁成長を達成し、FY7/25もBizReachとHRMOSの拡大により増収増益を見込むなど、国内HRテック分野のリーディングカンパニーとして地位を確立。
データ駆動型のHCMエコシステム構築を進め、持続的成長と社会的インパクトの両立を目指しています。
2025年12月08日に掲載されたビジョナル<4194>の企業分析
元レポートは下記の通りです。
ビジョナル<4194>レポートPDF
出典元:FISCO
ビジョナル〈4194〉はどこまで伸びるのか|高成長HR-Tech事業と中長期ビジョン
(出典:FISCO/2025年12月8日掲載)
企業概要
ビジョナルは、「新しい可能性を、次々と。」をミッションに掲げ、テクノロジーを活用したDXサービスを提供する企業です。
主力事業であるHR-Tech領域では、即戦力人材と企業を直接つなぐ採用プラットフォーム「BizReach(ビズリーチ)」を中心に、人材データを活用したサービス展開を進めています。
同社は、人材採用や人材活用における非効率を解消することを目的に、ダイレクトリクルーティングの概念を日本市場に定着させてきました。
近年は、採用後の人材管理・活用までをカバーする「HRMOS(ハーモス)」シリーズの拡充にも注力しています。
沿革
ビジョナルは2009年に「BizReach」を開始し、プロフェッショナル人材向けの会員制転職サービスとして事業を拡大してきました。
その後、人材管理・評価・配置を支援するHRMOSシリーズを展開し、HR-Tech領域における事業基盤を強化しています。
2021年に東京証券取引所マザーズ市場へ上場し、2023年には東証プライム市場へ移行しました。
事業内容
HR-Techセグメント
HR-Techセグメントは、同社の中核事業です。
-
BizReach
即戦力・ハイクラス人材に特化したダイレクトリクルーティングサービスで、企業が主体的に人材へアプローチできる点を特徴としています。 -
HRMOSシリーズ
採用管理、タレントマネジメント、労務管理などを通じて、人材データを一元的に活用できるプラットフォームです。
人材戦略をデータに基づいて推進する企業を支援しています。
Incubationセグメント
Incubationセグメントでは、新規事業の立ち上げやM&Aを通じて、事業ポートフォリオの拡充を図っています。
「トラボックス」や「M&Aサクシード」など、産業のDXを支援する複数のサービスを展開しています。
業績動向
2025年7月期の業績
2025年7月期の連結業績は、以下の通りとなりました。
-
売上高:80,161百万円(前期比21.2%増)
-
営業利益:21,442百万円(同20.2%増)
HR-Techセグメントが業績を牽引しており、
-
BizReach売上高:68,610百万円(前期比18.8%増)
-
HRMOS売上高:5,212百万円(同35.6%増)
と、いずれも高い成長率を示しました。
財務状況
2025年7月期末の総資産は95,405百万円となり、前期末比で19,091百万円増加しました。
自己資本比率は70.5%と高水準を維持しており、財務基盤は安定していると評価されています。
2026年7月期の業績見通し
2026年7月期の業績予想は以下の通りです。
-
売上高:99,200百万円(前期比23.7%増)
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営業利益:23,100百万円(同7.7%増)
引き続きBizReachの成長を中心に、HR-Tech事業全体の拡大を見込んでいます。
成長戦略
ビジョナルは、中長期的に以下の方針を掲げています。
-
BizReachとHRMOSの連携を強化し、人的資本データプラットフォームの構築を推進
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中期的に売上高成長率15%を目指す
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営業利益率40%水準の維持を目標とする
また、日本の雇用流動化の進展を背景に、中途採用市場の拡大や、未開拓企業へのサービス提供を成長機会として捉えています。
キャピタルアロケーション
同社は、BizReachによる安定した収益創出を基盤としつつ、Incubationセグメントや新規事業への投資を継続する方針です。
成長投資と収益性の両立を通じて、持続的な企業価値向上を目指しています。
まとめ
ビジョナルは、HR-Tech領域における強固な事業基盤を持ち、「BizReach」と「HRMOS」を軸に高い成長を続けています。
安定した財務体質のもと、既存事業の拡大と新規事業への投資を両立させる戦略を進めており、今後の業績動向と成長戦略の進展が注目されます。
筆者コメント
ビジョナルは、いわゆる「転職サイト運営企業」の枠をすでに超えつつあります。
BizReachによる安定した高収益モデルを土台に、HRMOSを通じて採用後の人材活用までを射程に入れている点は、事業の持続性という観点で評価できます。
一方で、今後の成長はBizReach単体の拡大よりも、「人材データをどう横断的に活用できるか」にかかっています。中期的に掲げる高い利益率目標を維持できるかどうかは、HR-Tech領域での付加価値創出が鍵になりそうです。
成長企業である一方、事業構造の変化を冷静に追う視点も欠かせない銘柄だと感じます。
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2025年03月10日に掲載されたビジョナル<4194>のレポート要約
元レポートは下記の通りです。
ビジョナル<4194>レポートPDF
出典元:FISCO
ビジョナル株式会社のビジョンと成長戦略
ビジョナル株式会社は、テクノロジーを活用して社会問題を解決するデジタルトランスフォーメーション企業であり、主力サービスはHRマッチングプラットフォームであるBizReachです。
同社はFY7/24に売上高と利益の二桁成長を達成し、FY7/25の予測ではBizReachとHRMOSに焦点を当てた売上高と利益の増加を見込んでいます。
会社概要
Visional, Inc. は2007年に設立され、テクノロジーを活用して社会問題を解決するDX企業です。同社は2009年にBizReachを立ち上げ、採用業界に革新をもたらしました。
M&Aを積極的に行い、企業価値の向上を図っています。
ビジネス活動
HRテックセグメントには、BizReachとHRMOSが含まれます。BizReachは、直接採用の概念を導入することで日本の労働市場を変革しました。
HRMOSは、応募者追跡、人材管理、経費管理、勤怠管理、給与管理などのサービスを提供しています。
業績動向
FY7/24には売上高と利益が二桁成長しました。BizReachが総売上高の大部分を占めています。
同社は市況が不透明な中でも、FY7/25にさらなる売上高と利益の増加を予測しています。
中長期成長戦略
同社はBizReachの持続的成長と利益拡大を目指し、売上高の成長と利益率に焦点を置いています。
BizReachとHRMOSを統合し、データ駆動型のHCMエコシステムを構築する計画です。また、新規事業の育成やM&Aを通じて成長を促進していきます。
SDGsおよびESGに向けた取り組み
Visional, Inc. はMirai Investment Projectを通じてSDGsの達成に取り組んでおり、BizReachを通じて持続可能な未来を実現する取り組みを行っています。
株主還元方針
同社は内部準備金の増加を視野に入れた企業価値の拡大を図り、株主への利益還元を重視しています。中長期的な持続的成長を目指し、株主価値の最大化に努めています。
Visional, Inc. はHRテックセクターにおいて持続的な成長とイノベーションを続ける姿勢を示しており、テクノロジーを活用して社会課題に取り組み、事業拡大を推進しています。
同社のビジョンと成長戦略は、今後の展望に期待を持たせるものです。
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2024年12月10日に掲載されたビジョナル<4194>のレポート要約
元レポートは下記の通りです。
ビジョナル<4194>レポートPDF
出典元:FISCO
ビジョナル株式会社のビジョンと成長戦略
要約
ビジョナル(4194)は、テクノロジーを活用したサービス創造を通じて社会の課題解決を目指すDXカンパニーであり、主力サービスである「BizReach」により日本の労働市場を変革しています。
2024年の業績概要や2025年の業績見通し、中長期の成長戦略などが含まれており、増収増益が期待される企業です。
会社概要
ビジョナルは、テクノロジーを活用し、DXカンパニーとして様々な分野で事業展開を行っています。
設立母体であるビズリーチは2007年に設立され、BizReachやその他のサービスを展開してきました。
事業内容
ビジョナルはHR-TechセグメントとIncubationセグメントを展開しており、BizReachやHRMOSなどのサービスを提供しています。
業績動向やSDGs・ESGへの取り組みも重要なポイントです。
業績動向
2024年の業績では増収増益を達成し、2025年の業績見通しも良好です。売上高や利益率の向上が期待されており、成長が継続する見込みです。
中長期の成長戦略
ビジョナルは中長期の成長戦略として、BizReachの成長や利益拡大、HRMOSとのデータ連携による人的資本データプラットフォームの構築、新規事業創出やM&A活用を掲げています。
ビジョナル株式会社は、テクノロジーを駆使したサービス提供により安定した成長を遂げ、今後も注目される企業であることが伺えます。
主要KPI推移と成長戦略
株式取得と子会社化
– 2021年11月、IEYASU(株)の株式80.1%を取得し、子会社化
– 2022年3月、イージーソフト(株)の株式100%を取得し、子会社化
– 2024年3月、InterRace(株)の株式73.3%を取得し、子会社化
市場移行と事業承継
– 2022年4月、マザーズ市場からグロース市場へ移行
– 2023年12月、ビズヒントの全保有株式をスマートキャンプに譲渡
– 2023年12月、東証グロース市場からプライム市場へ移行
主要KPI推移
直近のARRは前年比29.8%増の2,777百万円であり、利用中企業数は同25.9%増の1,947社となっている。
ARPUも同3.1%増の11.8万円と上昇傾向にある。Churn Rateは0.60%と低水準を維持し、全てのKPI指標で順調な成長を遂げている。
成長戦略
2024年7月に「HRMOS労務給与」のリリースにより、HRMOSシリーズの主要サービスが揃った。
同社はHRMOSシリーズの展開やBizReachとのクロスセルを含めたサービス展開を目指しており、社内版ビズリーチ構想を掲げ、労働市場におけるリアルタイムのデータと社員データを活用して最適な人的資本経営を支援する。
HR Techセグメントの展望と成長
BizReach事業
– BizReachはプロフェッショナル人材に特化した会員制転職プラットフォーム
– 直接採用企業やヘッドハンター向けの収益基盤が強固
– 生成AIへの投資と活用で求人作成や職務経歴書作成をサポート
HRMOS事業
– 人的資本経営を支援するサービス展開
– HRMOSシリーズで採用、タレントマネジメントなどのサービス展開
– 戦略的な人材活用と経営戦略の連動を支援
ビジョナル株式会社は、HR Techセグメントにおいてリーディングカンパニーとしての地位を築いており、将来的な市場拡大や技術投資による成長が期待されています。
SDGs・ESGへの取り組みと株主還元策
SDGs・ESGの取り組み
BizReachはSDGs達成に向けた「みらい投資プロジェクト」を展開し、教育機関・官公庁・NPOと連携して社会課題の解決に取り組んでいる。
株主還元策
BizReachは現時点では内部留保の充実を図りつつ、中長期的な成長を見据えており、企業価値の向上を目指している。
以上、ビジョナル株式会社の事業内容、業績動向、成長戦略、SDGs・ESGの取り組み、株主還元策についてまとめました。
ビジョナルはテクノロジーを駆使したサービス提供により安定した成長を遂げ、今後も注目される企業であることが伺えます。
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20.情報・通信業【10.情報通信サービス】セクター最新動向
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