データセクション〈3905〉は、AIとビッグデータ解析を中核に据えた分析ソリューション企業です。
2024年3月期は売上高が前年比15.9%増の22.2億円と成長を維持した一方、営業損失が拡大。
しかし2025年3月期には売上高26.5億円、営業利益0.8億円の黒字化を見込み、事業構造改革と収益性回復への転換点を迎えています。
国内では不採算事業の見直し、海外では南米市場を中心に大規模案件の獲得を目指すなど、グローバルでの展開が加速しています。
2024年10月28日に掲載されたデータセクション<3905>の企業分析
FISCOでの元レポートは下記の通りです。
データセクション<3905>レポートPDF
出典元:FISCO
データセクション〈3905〉AI×データ分析で事業再編を加速 収益性改善と南米展開に注力
会社概要
データセクションは、大規模データ分析やAI技術を活用したテキストマイニング、ソーシャルデータ解析などのサービスを提供する企業です。
AIと統計モデリングを組み合わせた解析技術を強みに、企業のマーケティング支援や意思決定を支えるソリューションを展開しています。
業績動向
2024年3月期は、データ分析需要の拡大により売上高が前年比15.9%増加。しかし、開発費や先行投資負担により営業損失が拡大しました。
2025年3月期は売上高26.5億円、営業利益0.8億円の黒字転換を計画しており、コスト構造の最適化と高収益事業への集中が進められています。
成長戦略
中長期的には「高収益分野への集中」「海外事業の強化」「不採算領域の再編」の3軸で経営改革を推進。
特に南米地域ではデータ分析やAI活用による社会課題解決型プロジェクトの受注を拡大し、現地企業との連携を強化しています。
国内ではマーケティング分析・顧客データ解析などの分野で収益性を高め、安定したキャッシュフローの確立を目指しています。
財務と株主方針
財務基盤は安定しており、今後は収益性回復を優先しつつ将来的な配当実施を検討。
現段階では成長投資を優先しており、内部留保を活用した事業強化が進められています。
まとめ
データセクションは、AI・データ分析分野で培った技術力を基盤に、国内外での収益性向上と事業再編を推進。
2025年3月期は黒字化を見据えた再成長フェーズに入り、南米展開や高付加価値領域への注力が次なる成長ドライバーとなりそうです。
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