今回は、2024年06月04日に掲載されたODKソリューションズ<3839>のレポートを要約しました。
元レポートは下記の通りです。
ODKソリューションズ<3839>レポートPDF
出典元:FISCO
それでは早速見ていきましょう。
ODKソリューションズについての企業調査レポート
2024年6月4日に公表されたODKソリューションズの企業調査レポートによると、同社は機密性の高い大量のデータ処理に強みを持つ独立系のIT企業であり、長期的かつ安定的なビジネスモデルを展開していることが特徴として挙げられています。
会社概要
ODKソリューションズは機密性の高い大量のデータ処理に強みを持つIT企業であり、日本初の大学受験ポータルサイト「UCARO®(ウカロ)」を中核として、教育関連サービスや金融関連サービスを主力に展開しています。本社所在地は大阪市中央区で、事業拠点は東京支店および五反田オフィスに展開しており、グループは4社で構成されています。
事業概要
ODKソリューションズの事業は主に教育業務(教育関連サービス)、証券・ほふり業務(金融関連サービス)、一般業務、その他業務などに分かれており、収益安定性の高いシステム運用が売上構成の大部分を占めています。特に教育業務では、大学入試関連の業務を一括受託しており、大学受験ポータルサイト「UCARO®」を中心に新サービス展開も進めています。
ODKソリューションズの成長戦略と業績動向
ODKソリューションズは、改正(通称DAO法)に基づき、Table Unstable DAO合同会社を設立し、大学向けのサービスを展開しています。2022年7月には大学入試における作業を一元管理する「iiscore-U」の提供を開始し、大学の入試事務工数の削減を実現しています。
また、証券・ほふり業務や一般業務などでもサービスを提供し、2023年3月にはブランドを刷新し、新たなサービスシリーズを立ち上げました。さらに、マイナンバー管理システムやeKYCの導入など、金融関連サービスにおいても積極的な展開を行っています。
ODKソリューションズの業務別の売上高は順調に増加し、2024年3月期は全業務が増収となり、大幅な増益を達成しました。特に教育業務と証券・ほふり業務が好調であり、一般業務やその他業務でも堅調な成績を残しています。
今後の見通しとして、2025年3月期は営業・経常減益が予想されていますが、中長期的な成長を見据えた戦略投資を行いながら、安定した業績を維持する方針です。中期経営計画では新事業ポートフォリオの推進やグループシナジーの具体化を推進し、業績の持続的な成長を目指しています。
また、ODKソリューションズは株主還元策として年10円の安定配当を堅持し、株主優待制度も実施しています。株主に対する配当と株主優待の提供を通じて、株主との信頼関係を築いています。
以上が、ODKソリューションズの企業調査レポートの要約と概要についてのまとめです。同社は収益性向上施策や新事業展開を通じて今後の成長を見据えており、注目すべき企業と言えるでしょう。