本日の東京株式市場では、日経平均株価が3営業日ぶりに反発し、前日比258円84銭(0.64%)高の4万0549円54銭で取引を終えました。この上昇は、米国の早期利下げ観測の高まりを受け、前日の米株式相場が上昇した流れを引き継いだことによるもので、幅広い銘柄に買いが優勢となりました。特に、決算発表を受けた個別株の物色が活発で、日経平均の上昇幅は300円を超える場面も見られました。
米国では労働市場の軟化を背景に、9月の利下げ観測が高まっています。米金利先物市場では、次回の米連邦準備理事会(FRB)の会合で利下げする確率が9割に達しており、ゴールドマン・サックスも0.25%の利下げを予想しています。米株式市場も4日には主要指数が上昇し、それが東京市場にもプラスの影響を与えました。
国内では決算発表が本格化し、個別銘柄の物色が活発化しています。特に、業績予想の上方修正や好決算を発表した企業は買われる傾向にあります。東証株価指数(TOPIX)も反発し、JPXプライム150指数も3営業日ぶりに上昇しました。
東証プライムの売買代金は4兆8776億円で、売買高は21億3121万株でした。値上がり銘柄数が1154、値下がりは412、横ばいは56となっています。個別銘柄では、TDKやバンナムHD、住友電が上昇し、一方で味の素や郵船、ヤマハ発が下落しました。
今後は米国の利下げ観測や国内企業の決算発表などが市場の注目ポイントとなるでしょう。投資家は市場の動向を注視しつつ、個別銘柄の動きにも注意を払って投資戦略を構築していくことが重要です。