2025-07-14の株式相場 ~市況~

日経平均株価は14日に3日ぶりの下落となり、終値は前週末比110円06銭(0.28%)安の3万9459円62銭となりました。この日の下落は、米国の関税政策の強化への懸念や20日の参院選を巡る不透明感から海外投機筋が株価指数先物に売りを出し、日経平均の下げ幅は一時300円に迫る場面もありました。

一方で、円安・ドル高が進んでいることで自動車や医薬品などの株に買いが入り、指数は下支えされました。ただ、米国がカナダや欧州連合、メキシコに対して関税を課す方針を示したことで世界経済への悪影響が懸念され、主力株には利益確定の売りが出ました。

特に、半導体や電子部品の一部には世界的な景気悪化を警戒した売りが見られました。さらに、20日の参院選については与党が過半数を維持する可能性が微妙視され、政権基盤の弱体化が関税交渉に影響を及ぼす可能性が指摘されています。

円相場の下落や米国との金利差拡大を背景に、輸出企業や自動車株、医薬品株が買われる中、半導体関連や防衛関連など一部セクターでは売りが出ました。短期的な不透明感が株価の動向に影響を与える中、投資家は引き続き市場のニュースや指標に敏感に反応することが求められるでしょう。

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