2025-07-03の株式相場 ~市況~

3日の東京株式市場では日経平均株価が小反発し、米ハイテク株の上昇が投資家心理を支えました。朝方の円高・ドル安の動きが一服し、大型株を中心に買いが優勢となりましたが、日米関税交渉の不透明感や英国の財政不安、国内長期金利の上昇が重しとなり、方向感が乏しい展開でした。

前日の米株式市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が最高値を更新し、米利下げ期待などを背景にハイテク株に買いが入りました。東京市場でも半導体関連株が買われ、日経平均を支えましたが、米雇用統計の発表を控える中、様子見の雰囲気が広がり、動きは鈍かったようです。

東証株価指数(TOPIX)は小幅に反発し、JPXプライム150指数は3日続落しました。売買代金は5兆319億円で、売買高は19億8848万株となりました。株価指数の銘柄入れ替えに伴う売買が活発化し、値上がり銘柄数が827、値下がりが735、横ばいが65となりました。

自動車株や鉄鋼株が上昇し、TDKやファナック、トヨタ、日本製鉄、JFEなどが目立ちました。一方、ソフトバンクグループ(SBG)、中外薬、住友不が下落し、ゲーム関連銘柄も一部安い動きとなりました。

相場は引き続き不透明感や様子見の要素が残る中、投資家は慎重な姿勢を保ちつつ、市場の動向に注視する必要があります。特に米雇用統計の発表を受けて、市場の反応が注目されることでしょう。

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