2025-06-11の株式相場 ~市況~

11日の東京株式市場では日経平均株価が4日続伸し、終値は前日比209円68銭(0.55%)高の3万8421円19銭となりました。この上昇は、前日の米国市場で半導体関連株が上昇したことを受けて、東京市場でも半導体関連株に買いが集まったことが要因とされています。特に半導体関連株の上昇が顕著で、一時300円を超える上昇を見せましたが、利益確定の売りが出て上値を抑える展開となりました。

米国市場での半導体関連銘柄の上昇が東京市場にも波及し、東エレクなどの半導体関連株が買われたことで指数を押し上げました。また、円相場の円安・ドル高の動きもあり、輸出関連株も買われました。ただ、3万8500円という心理的節目を超えた場面では利益確定売りが出て、上値を抑える展開となりました。

東証株価指数(TOPIX)やJPXプライム150指数も4日続伸しましたが、上昇幅はそれほど大きくなく、様子見姿勢が強まる展開となりました。個別銘柄ではTDKやソシオネクス、スクリンが上昇しましたが、一方でM&A&D、三菱電、ダイキンなどが下落しました。

今後の展望としては、米国での消費者物価指数(CPI)の発表を控えていることから、投資家は様子見姿勢を崩さず注意深く市況を見守ることが予想されます。引き続き、半導体関連株や輸出関連株の動向に注目が集まるでしょう。

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