【2025年07月17日】いい生活<3796>レポート要約

今回は、2025年07月17日に掲載されたいい生活<3796>のレポートを要約しました。

元レポートは下記の通りです。
いい生活<3796>レポートPDF
出典元:FISCO

それでは早速見ていきましょう。

DMM FX

いい生活株式会社の魅力と将来性を探る

要約

2025年3月期は戦略的投資による損失計上、2026年3月期には黒字転換を見込む。中長期目標として顧客法人数5,000社、顧客あたりAPRU10万円を目指す。

会社概要

いい生活株式会社は不動産会社のDXを支援する不動産テック企業で、クラウド上でSaaS型システムを提供し、業務効率化を図る。

事業内容

同社は不動産業務支援システムを提供するSaaSサービスとDX導入支援を行うソリューションサービスを展開しており、不動産業界のデジタル化を促進している。

業績動向

2025年3月期は売上高3,028百万円(前期比7.8%増)、営業利益37百万円の損失を計上。一方、2026年3月期には売上高3,196百万円(前期比5.5%増)、営業利益107百万円を見込んでおり、黒字転換を目指す。

今後の見通し

2026年3月期ではSaaS導入支援やデータモダナイゼーション、マルチプロダクト戦略の推進に注力し、黒字転換を目指す。

中長期の成長戦略

同社は売上高60億円、顧客法人数5,000社、顧客あたりAPRU10万円を目標に、「顧客基盤の拡大」「収益力の強化」「将来への布石」を掲げている。

株主還元策

成長投資と安定配当を両立し、企業価値の最大化を図っている。

SDGs・ESGへの取り組み

同社はSDGsとESGに積極的に取り組み、持続可能な社会貢献を目指している。

SaaSとBPaaSのビジネス展開

いい生活株式会社はSaaSとBPaaSを中心にビジネスを展開し、不動産業界に特化した市場特化型SaaSを提供している。マルチプロダクト戦略を採用し、顧客のニーズに幅広く対応している。

サービスの導入事例

2025年3月期における導入事例では、地域の中核不動産会社や大手企業にSaaSの導入が進んでおり、顧客層の拡大が見られる。特にビレッジハウス・マネジメントなどがノンカスタマイズ型SaaSを活用して業務効率化を実現している。

ビジネスモデルの特色・強み

同社の強みは、バーティカルSaaSの展開やSaaSオンリーの戦略、マルチプロダクト戦略など多岐にわたる。賃貸管理会社に特化したサービス提供や自社開発製品の強みが競合他社との差別化要因となっている。

財務状況と経営指標

現金及び預金の減少や固定資産の増加など、資産合計は減少傾向にあるが、自己資本比率は上昇しており、財務の健全性は保たれている。収益性指標は低下しており、今後の利益水準の回復が課題となっている。

連結キャッシュ・フロー計算書

2019年3月期と2020年3月期の連結キャッシュ・フローは以下の通り:
– 営業活動によるキャッシュ・フロー:2019年3月期は618百万円、2020年3月期は316百万円
– 投資活動によるキャッシュ・フロー:2019年3月期は-656百万円、2020年3月期は-676百万円
– 財務活動によるキャッシュ・フロー:2019年3月期は-34百万円、2020年3月期は-34百万円
– 現金及び現金同等物の末期残高:2019年3月期は739百万円、2020年3月期は345百万円

2026年3月期の業績見通し

2026年3月期の業績見通しは以下の通り:
– 売上高:3,196百万円(前期比5.5%増)
– 営業利益:107百万円(前期は37百万円の損失)
– 経常利益:106百万円(前期は42百万円の損失)
– 当期純利益:72百万円(前期は39百万円の損失)

いい生活株式会社は積極的な成長戦略と持続可能な経営方針を掲げ、不動産業界のデジタル化に貢献しています。今後の業績や株主還元策、SDGs・ESGへの取り組みに注目が集まる企業と言えるでしょう。

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