今回は、2025年07月15日に掲載されたi-plug<4177>のレポートを要約しました。
元レポートは下記の通りです。
i-plug<4177>レポートPDF
出典元:FISCO
それでは早速見ていきましょう。
株式会社i-plugのビジネスモデルと成長戦略
要約
株式会社i-plug(4177 東証グロース市場)は、新卒オファー型就活サービス「OfferBox」を提供し、エントリー型とダイレクト型において優位性を持つ。収益モデルは成功報酬型と早期定額型の2つであり、成長戦略としては早期定額型を増やし、投資と収益のバランスを重視している。
会社概要と主力事業
i-plugは2012年に創業し、新卒採用支援サービスを提供している会社である。主力事業である「OfferBox」では、学生と企業を個別最適なマッチングを行い、オファーのやり取りや選考プロセスをサポートしている。東証マザーズ市場に上場し、現在はグロース市場に属している。
成長と展望
「OfferBox」は競争優位性を持ち、オファー送受信数制限や学生プロフィール情報などが特徴である。2025年3月期の業績では大幅な増益を記録し、2026年3月期も好調な業績見通しが立てられている。将来展望としては、新卒領域以外での事業開発を進め、成長を続ける方針である。
ダイレクトリクルーティングサービスの市場動向と競争優位性
人材獲得競争の激化とキャリア形成の必要性
近年、人材の獲得競争は激化しており、キャリア形成の重要性が高まっている。個人のライフステージに合った職を選ぶ環境が整い、ダイレクトリクルーティングサービスが注目を集めている。
市場動向と競争優位性
ダイレクトリクルーティングサービスは企業と求職者のミスマッチ解消を目指し、直接的なアプローチを特徴とする。i-plugの「OfferBox」はオファー送受信数制限や適性検査などで競争優位性を獲得しており、エントリー型とは異なるマッチング手法を提供している。
株式会社i-plugの業績動向と将来展望
業績動向
2025年卒のオファー送信数が増加し、2026年卒も伸びているが、オファー承認率は低下している。2026年3月期の業績見通しでは売上高6,100百万円を見込んでおり、成長が期待されている。
中期経営計画と株主還元策
中期経営計画では「OfferBox」を中心に事業拡大を推進し、2027年3月期までを挑戦期として位置付けている。株主還元策については、安定的な利益を確保後、配当実施の可能性を検討している。
まとめ
株式会社i-plugは新卒オファー型就活サービスを提供し、ダイレクトリクルーティングサービスの中で競争優位性を持つ企業である。成長戦略としては早期定額型の収益モデルを重視し、2026年3月期の業績も好調な見通しである。将来展望としては、事業拡大を進め、成長を続ける方針を掲げている。