【2025年07月04日】昭和産業<2004>レポート要約

今回は、2025年07月04日に掲載された昭和産業<2004>のレポートを要約しました。

元レポートは下記の通りです。
昭和産業<2004>レポートPDF
出典元:FISCO

それでは早速見ていきましょう。

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昭和産業株式会社のビジネス・レポート

要約

昭和産業株式会社は2025年3月期に価格改定の苦戦から減収減益となったが、2026年3月期では付加価値商品の拡大に注力し、業績の回復が見込まれる。中期経営計画23-25では経常利益130億円、ROE 7.0%以上を目指し、施策を推進している。

会社概要

昭和産業は1960年に家庭用天ぷら粉を発売した食品企業で、「穀物ソリューション・カンパニー」をブランドメッセージとして掲げ、多種多量の穀物を取り扱う国内食品メーカーである。

事業概要

食品事業では製粉、製油、冷凍食品などの製造・販売を展開し、飼料事業では配合飼料や鶏卵の販売を行っており、顧客サポートにも力を入れている。

業績動向

2025年3月期の業績は売上高334,425百万円(前期比3.4%減)、営業利益11,126百万円(同15.4%減)となり、減収減益となった。2026年3月期の業績予想は売上高340,000百万円(前期比1.7%増)で、製粉カテゴリでは収益拡大が見込まれる。

今後の見通し

2026年3月期の業績予想では売上高340,000百万円を見込み、提案型営業を強化して顧客ニーズに応える方針を示している。成長投資や株主還元にも力を入れる計画が進められている。

昭和産業の事業概要

食品事業

昭和産業はサラダ油やキャノーラ油、健康ひまわり油「オレインリッチ」などの販売を行っており、糖質カテゴリではコーンスターチの製造・販売を行っている。

飼料事業

飼料事業では配合飼料や機能性飼料の製造・販売を行い、イソマルトオリゴ糖混合飼料などの製品も提供している。

業績動向

2025年3月期の業績

2025年3月期の連結業績は売上高334,425百万円(前期比3.4%減)となり、営業利益は11,126百万円(同15.4%減)。セグメント別では製粉や製油カテゴリが収益を支えた。

キャッシュ・フロー

2025年3月期末の資産合計は255,504百万円で、負債合計116,884百万円、純資産合計138,619百万円となった。自己資本比率は52.8%で、安定した財務状況を示している。

2026年3月期業績予想

実績と予想

2026年3月期の業績予想では売上高3,400億円、営業利益110億円、経常利益130億円となっており、前期比で一部減少が見込まれる。

今後の見通し

インバウンド需要の回復や原料穀物相場の影響など、不確実な要素が残る中で、昭和産業はセグメントごとに重点施策を打ち出し、成長に向けた施策を推進している。

このように、昭和産業株式会社は食品、飼料事業を中心に事業展開し、中長期的な成長に向けた施策を進めていることが伺える。今後の市況や環境変化にも柔軟に対応し、持続可能な成長を目指している企業である。

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