今回は、2025年06月27日に掲載された新日本空調<1952>のレポートを要約しました。
元レポートは下記の通りです。
新日本空調<1952>レポートPDF
出典元：FISCO
それでは早速見ていきましょう。
新日本空調株式会社のビジネスと将来展望
要約
新日本空調株式会社は2025年3月期に営業増益を達成し、2026年3月期も増益が見込まれている。中期経営計画「SNK Vision 2030 Phase II」を推進中であり、業績の安定した成長を目指している。
会社概要
新日本空調は主に空調設備を主とした建築設備の設計・施工管理を行う総合設備エンジニアリング会社であり、特に原子力関連の空調システムに強みがある。
事業概要
同社の主な分野は「国内一般（新築）」「国内一般（リニューアル）」「原子力」「関係会社（国内）」「関係会社（海外）」であり、産業向けの完成工事高も57.2%を占めている。
業績動向
2025年3月期の業績は前期比で営業増益を達成し、各段階利益が過去最高となった。2026年3月期も増益が見込まれており、安定した成長を示している。
今後の見通し
2026年3月期の業績見通しは好調であり、完成工事高の予想も1,400億円を超える見込みである。デジタル化や原価低減の取り組みを進めることで、増益を見込んでいる。
中期経営計画「SNK Vision 2030 Phase II」
2030年を目指した長期経営方針「SNK Vision 2030」のPhase IIを推進中であり、事業規模や営業利益率、ROEにおいて高い目標を掲げている。
株主還元策
2026年3月期の年間配当は80円を予定しており、株主還元に積極的な姿勢を示している。
株式情報
1952 東証プライム市場に上場しており、受注工事高や完成工事高の予想が示されており、株主には将来展望が明るいと考えられている。
新日本空調株式会社は安定した業績と将来展望、中期経営計画の推進により、持続可能な成長を目指していることが示されている。業界の中でもトップクラスの技術力と顧客基盤を持ち、競合他社との差別化を図りながら、業務のデジタル化や原価低減の取り組みを進めることで、今後も成長が期待される企業である。
