今回は、2025年04月25日に掲載された船場<6540>のレポートを要約しました。
元レポートは下記の通りです。
船場<6540>レポートPDF
出典元:FISCO
それでは早速見ていきましょう。
船場(6540 東証スタンダード市場)企業調査レポート
企業概要と事業展開
要約
株式会社船場(6540)は、内装・ディスプレイ業界の大手企業として、商業施設の専門性を活かし幅広い事業展開を行っています。同社は顧客満足度の高いサービスを提供し、地球環境や社会への配慮を大切にしています。
会社概要と沿革
株式会社船場は、1947年に創業し、ショーケース及び陳列器材販売を開始しました。同社は「Ethical Company” を標榜し、新しい付加価値を追求しており、2024年12月時点で従業員数は520名です。1984年には香港に進出し、アジア進出を果たし、2016年に東証2部に上場し、2017年に東証1部に昇格、2022年に東証スタンダード市場に移行しました。
事業概要と市場分野の概要
同社の事業は商環境創造事業に分類され、専門店、大型店・複合商業施設、オフィスの3分野で展開しています。海外事業の売上構成比は12.3%であり、アジアでの実績も伸ばしています。専門店分野ではチェーン店を主な顧客とし、大型店・複合商業施設分野ではイオングループとの取引関係が大きいです。
業績動向と成長戦略
2024年12月期の連結業績では、売上高が前期比16.4%増の28,956百万円となり、営業利益も同49.0%増の1,918百万円と大幅な増益を達成しました。同社は新中期経営計画を策定し、2027年12月期には売上高400億円、営業利益25億円を目指しています。船場は持続的な成長を実現するため、顧客志向を深め、高付加価値の提供を目指す取り組みを行っています。
業績分析と財務状況
株式会社船場の業績は安定しており、売上高、営業利益、経常利益の向上が見込まれています。財務基盤も健全で、無借金経営や自己資本比率の高さが特徴です。新中期経営計画では、2027年12月期に売上高400億円、営業利益25億円を目指しており、成長戦略として未来を創る人材育成やサービス領域拡大などの取り組みを行っています。
株主還元策
株式会社船場は株主還元策として配当増配を実施しており、2025年度には予想配当が増加する見込みです。配当性向も50%以上を維持しており、株主に対する還元を重視しています。
株式会社船場はエシカルな付加価値を追求し、幅広い事業展開と安定した業績を維持しています。今後も成長が期待される企業の一つであり、投資家にとって注目すべき存在です。