今回は、2025年04月10日に掲載されたコーユーレンティア<7081>のレポートを要約しました。
元レポートは下記の通りです。
コーユーレンティア<7081>レポートPDF
出典元:FISCO
それでは早速見ていきましょう。
コーユーレンティア株式会社の事業展開と業績に関する総括レポート
会社概要と沿革
コーユーレンティアはオフィス用家具・什器・備品のレンタル大手であり、建設業界向けのFF&Eのレンタルが主力事業となっています。1957年に廣友物産(株)として設立され、数々の業務拡大や事業統合を経て、現在のコーユーレンティア(株)に至ります。現在は東証スタンダード市場に上場しており、主要事業はレンタル関連事業、ICT事業、スペースデザイン事業、物販事業の4つに分かれています。
競合他社と特色・強み
競合他社としては日建リース工業やデザインアークなどが挙げられます。コーユーレンティアの特色は調達力、高品質、豊富な商品力、全国展開などがあり、幅広いサービスを提供することができる点が強みとなっています。
業績動向と財務状況
2024年12月期の業績では売上高が増加しましたが、営業利益は前期比で減少しました。2025年12月期の業績見通しでは、売上高が2.3%増の32,600百万円となり、営業利益は5.7%増の2,200百万円となる見通しです。財務面では自己資本比率が60.1%に上昇し、バランスシートのスリム化が進んでいます。キャッシュ・フロー面では営業活動による収入が2,345百万円となり、期末の現金残高は2,104百万円となっています。
新事業展開と成長戦略
コーユーレンティアはICT事業として「コンテンツプリントプロバイダ事業」を開始し、北陸地区のOSTを子会社化して地盤拡大を目指しています。中長期の展望と成長戦略としては、ESG経営の強化と新規事業の創出に注力し、人的資本充実と経営基盤強化を重点方針としています。
株主還元策
2025年12月期には5期連続の増配を予定し、年間31.0円の配当を予想しています。株主優待ポイントの改定や株主還元のバランスを考慮した総合的な検討も実施されています。コーユーレンティアは幅広い事業展開と独自の強みを持ち、今後の成長が期待される企業と言えます。
コーユーレンティア株式会社は、持続的な成長を目指して様々な取り組みを行っており、将来の展望に期待が寄せられています。業績や財務状況、新規事業展開、株主還元策などを総合的に評価し、投資判断を行う際に参考となる情報が含まれています。