今回は、2025年04月09日に掲載されたハウテレビジョン<7064>のレポートを要約しました。
元レポートは下記の通りです。
ハウテレビジョン<7064>レポートPDF
出典元:FISCO
それでは早速見ていきましょう。
ハウテレビジョン企業調査レポート
要約
2026年1月期は減益予想だが、2027年1月期は再成長期待が高まるハウテレビジョン。同社はハイクラスに特化したキャリアプラットフォーム事業で独自のポジショニングを確立しており、2025年1月期は小幅な営業減益を記録しつつもEBITDAは増益し、売上も高成長を遂げた。2026年1月期は戦略投資や一時的費用の影響で減益が予想されているが、売上の高成長が継続する見込みであり、新卒サービスの顧客単価向上や新規事業の収益化を推進している。ハウテレビジョンは独自の高収益ビジネスモデルと中長期成長ポテンシャルを評価されている。
会社概要
ハウテレビジョンは、経営理念を「全人類の能力を全面開花させ、世界を変える」と掲げる企業であり、本社所在地は東京都港区赤坂に位置しているが、2026年1月に本社を東京都港区六本木へ移転予定。同社はハウテレビジョン、(株)ログリオ、及び米国デラウェア州に拠点を持つmond, Inc.で構成されている。
沿革
2010年2月にハウテレビジョンとして設立され、2019年4月に東証マザーズ市場に新規上場し、2022年4月に東証グロース市場へ移行した。
事業概要
ハウテレビジョンはキャリアプラットフォーム事業を展開しており、外資就活ドットコム、外資就活ネクスト、RPOサービス、mondなどのサービスを提供している。
業績動向
2025年1月期の連結業績では売上高が増収し、EBITDAも増益を記録している。2026年1月期の連結業績予想では売上高の高成長が見込まれている。
今後の見通し
2027年1月期に再成長が期待されるハウテレビジョンは、成長戦略として新卒・中途サービスの紹介事業の展開を予定している。
成長戦略
同社の基本戦略はBtoB領域での高成長を目指し、独自の高収益ビジネスモデルと中長期成長ポテンシャルを活かして事業拡大を図っている。
株式レポート:リアプラットフォーム事業の概要
ビジネスモデルと事業概要
外資就活ドットコムと外資就活ネクストを主力とするリアプラットフォーム事業では、新卒向け外資就活ドットコムが外資企業や国内大手企業の募集情報を提供し、中途向け外資就活ネクストは若手社会人向けのキャリア開発サービスを提供している。
主要サービスの紹介
外資就活ドットコムは新卒学生向けのリクルーティングプラットフォームであり、外資就活ネクストは若手社会人向けのキャリア開発サービスを提供している。他にもRPOサービスや新型質問箱サービスmondを展開している。
ビジネスの特徴と強み
ユーザーストック型プラットフォーム
ハウテレビジョンはユーザーストック型のプラットフォームを採用しており、外資就活ドットコムと外資就活ネクストの連携によりユーザーが持続的に利用しやすい環境を提供している。広告宣伝費を低く抑えつつ会員数を増やす好循環の仕組みを構築している。
取引先数と会員数の増加
同社の連携サービスの取引社数と会員数は増加基調にあり、累積取引社数は981社、累積会員数は582,931人に達している。ハイクラス志向の学生と若手社会人を主なターゲットとしており、市場競合や法的規制に対処しつつ競合優位性を確保している。
業績動向とリスク要因
2025年1月期の業績概要
2025年1月期の連結業績では売上高が前期比17.6%増の2,166百万円となり、営業利益は小幅な減益となった。しかし、EBITDAは7.7%増益を達成しており、財務の健全性が維持されている。
リスク要因と対策
市場競合や法的規制がリスク要因として存在する中、ハウテレビジョンはハイクラス志向に特化し、広告宣伝費を抑えることで競合優位性を確保している。
このように、ハウテレビジョンは独自のビジネスモデルと成長戦略により将来の成長が期待される企業として注目されています。リアプラットフォーム事業の概要やビジネスの特徴、業績動向とリスク要因にも目を向けながら、ハウテレビジョンの株式レポートは投資家にとって重要な情報となるでしょう。