今回は、2025年03月28日に掲載された不二精機<6400>のレポートを要約しました。
元レポートは下記の通りです。
不二精機<6400>レポートPDF
出典元:FISCO
それでは早速見ていきましょう。
不二精機株式会社の事業内容、財務状況、および業績動向
会社概要
不二精機は、1955年3月に個人企業「三協金型製作所」として創業し、その後1965年に不二精機(株)として精密プラスチック金型の製造を開始。現在は射出成形用精密金型及び成形システム事業と精密成形品その他事業の2事業で事業展開している。
不二精機の業務内容と事業展開
1) 射出成形用精密金型及び成形システム事業
・ハイサイクル、多数個取り、不良率・バラツキの極小化、長寿命を特徴とした高付加価値な精密金型製造を行っている。
・主要製品はCD用プラスチックケース向け精密金型や周辺機器を組み合わせた成形システム。
・医療用・食品容器用精密金型の売上高が50.7%で、収益性が高い。
2) 精密成形品その他事業
・精密金型のノウハウを生かし、自動車関連部品分野に特化した事業展開。
・2輪向けインジェクターや4輪向け安全保安部品などの成形品を提供。
・自動車用成形品が5年前から81.0%まで拡大し、収益性が向上。
財務状況と業績動向
1) 2024年12月期の業績概要
・売上高は横ばいで減益。営業利益は回復の兆しを見せたものの、全体的には減少。
・射出成形用精密金型及び成形システム事業は売上高、営業利益ともに減少。
・精密成形品その他事業は堅調な売上高と営業利益を記録。
2) 財務状況
・自己資本比率は37.2%に向上。キャッシュ・フローは前期比半減の238百万円。
・流動比率は119.1%で安定。自己資本比率は改善傾向を示す。
今後の見通し
2025年12月期は増収及び2ケタの経常増益を見込む。射出成形用精密金型及び成形システム事業が売上高3,438百万円(前期比33.5%増)、精密成形品その他事業が5,381百万円(同5.2%減)を見込んでいる。
不二精機株式レポート
中長期の成長戦略
不二精機は、高精度精密プラスチック金型技術を強みに、精密金型事業と射出成形事業の2事業で事業展開。また、海外生産拠点の拡充や新たな事業展開に注力している。成長戦略の下、自動車関連部品及び医療用精密金型に引き続き注力し、新工場稼働により成長を加速させる方針を採用している。
株主還元策
不二精機は、株主還元策として配当を再開したり、グループ会社の設立や海外展開を通じて成長戦略を推進している。2025年12月期は前期と同額の1株当たり7.0円の配当を予定しており、経営体質を強化しつつ安定した配当継続が基本方針となっている。