【2025年03月06日】システムサポートホールディングス<4396>レポート要約

今回は、2025年03月06日に掲載されたシステムサポートホールディングス<4396>のレポートを要約しました。

元レポートは下記の通りです。
システムサポートホールディングス<4396>レポートPDF
出典元:FISCO

それでは早速見ていきましょう。

DMM FX

システムサポートホールディングスの事業展開と業績に迫る

会社概要

システムサポートホールディングスは、独立系IT企業として、クラウドインテグレーション事業を中心に事業展開しています。創業以来、高い技術力を武器に成長を続けており、2025年6月期中間期の売上構成比はITシステム開発が55.4%、ERP関連が30.0%、データベース関連が14.6%となっています。また、海外事業も積極的に展開し、北米を中心にシステムインテグレーションサービスや会計業務のアウトソーシングサービスを提供しています。

業績動向

2025年6月期中間期において、システムサポートホールディングスは2ケタ増収増益を達成し、クラウドインテグレーション事業が業績をけん引しています。各事業セグメントでも増収が続き、特にServiceNow関連の売上高が大幅増加し、AWS、Google Cloud、Microsoft Azureなど各クラウド関連でも成長を遂げています。アウトソーシング事業では、データセンター関連やデータ分析・入力サービスで売上高が増加し、安定収益を生み出しています。

財務状況と経営指標

25/6期中間期末の財務状況を見ると、資産合計は12,284百万円で前期比増加しており、負債合計も6,934百万円で前期比増加しています。自己資本比率は43.6%と前期比低下していますが、ネットキャッシュは1,991百万円で前期比減少しています。海外事業では売上高や営業利益が増加し、2024年7月に事業譲受を行い増収増益を達成しています。

今後の見通し

2025年6月期の業績見通しでは、売上高26,603百万円、営業利益2,200百万円となる見通しを立てています。また、中期経営計画では年率2ケタ台の増収増益目標を掲げ、2027年6月期の業績目標は売上高31,709百万円となっています。さらに、サステナビリティ経営にも注力し、環境分野ではCO2排出量目標を設定し、社会分野では健康経営やDX人材育成を推進しています。

株主還元策

株主還元策として、システムサポートホールディングスは累進配当方針を採用しており、6期連続での増配を予定しています。25/6期の1株当たり配当金は49.0円に増配されており、株主価値の向上にも努めています。

システムサポートホールディングスは、幅広い事業ポートフォリオと堅調な業績を背景に、今後の成長が期待される企業であり、投資家や関係者からも注目を集めています。業界トップクラスの技術力と海外展開を通じて、さらなる成長が見込まれる企業であることが、このレポートを通じて明らかになりました。

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