今回は、2025年02月21日に掲載された紀文食品<2933>のレポートを要約しました。
元レポートは下記の通りです。
紀文食品<2933>レポートPDF
出典元:FISCO
それでは早速見ていきましょう。
紀文食品の2025年3月期業績と展望
業績概要
2025年3月期第3四半期の紀文食品の業績は、売上高が82,756百万円(前年同期比1.4%増)、営業利益が3,826百万円(同2.1%減)、経常利益が3,631百万円(同2.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益が2,468百万円(同1.7%減)となった。食品関連事業が好調で売上高は増収を確保したが、コスト増加により減益となった。
業績予想と展望
第3四半期業績の通期業績予想に対する利益進捗率が前年同期同様に8割台にあるため、おおむね想定内の推移だと推測される。同社は「中期経営計画2026」に基づいて事業展開を進め、売上高の増収を確保しているが、先行き不透明な状況にある。
セグメント業績
2025年3月期第3四半期のセグメント業績では、食品関連事業が好調で増収を達成した一方、コスト増加により減益となった。国内食品事業も業況が回復してきたことで増収を確保している。
紀文食品のセグメント別業績
セグメント売上高の推移
国内食品事業の売上高は前年同期比0.1%増の59,228百万円で推移。海外食品事業は0.3%減の8,364百万円、食品関連事業は8.2%増の15,163百万円となった。
セグメント利益の比較
国内食品事業の利益率は前年同期比1.3%増の3.8%、海外食品事業は7.9%、食品関連事業は6.4%となり、特に食品関連事業が14.8%の増加を記録。
各セグメントの業績概要
国内食品事業では、主力商品の売上が順調に推移。海外食品事業では、米国市場で好調な一方、中国市場は厳しい状況。食品関連事業は物流事業や情報部門がけん引し、業績を支えた。
25/3期3Qの業績見通し
売上高は前期比100.0%を維持し、各セグメントの成長に期待。セグメント利益率の持続的な向上が注目ポイント。
2025年3月期業績見通し
売上高と利益の見通し
2025年3月期の売上高が前期比4.2%増の110,951百万円。営業利益は0.2%増の4,727百万円、経常利益は3.9%減の4,221百万円と予想。中間純利益は0.9%増の2,855百万円見込まれている。
業績の背景
年末年始商戦による需要拡大が見込まれ、国内食品事業では合併による経営資源の効率的な活用を進める計画。
重要事項(ディスクレーマー)
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以上が、紀文食品の2025年3月期業績と展望に関するまとめです。