今回は、2025年02月21日に掲載されたミロク情報サービス<9928>のレポートを要約しました。
元レポートは下記の通りです。
ミロク情報サービス<9928>レポートPDF
出典元:FISCO
それでは早速見ていきましょう。
三六情報サービス株式会社の業績と将来展望:会社調査および分析レポート
企業概要
三六情報サービス株式会社(Miroku Jyoho Service Co., Ltd.)は、ERP製品を中心に事業展開する日本の情報サービス企業である。同社は、中小企業から大手企業まで幅広い顧客にサービスを提供しており、主力製品は企業の経営資源を統合管理するERPソリューションである。
業績のハイライト
1H FY3/25の業績は予想を上回り、売上高は前年比7.4%増の22,749mn円に増加し、営業利益も6.0%増の2,967mn円に増加した。親会社所有者に帰属する当期純利益も12.5%増の2,059mn円に増加した。これは、ERP製品の強力な販売により、売上と利益の成長を持続していることを示している。
財務状況と経営指標
総資産は45,227mn円で、前期末比791mn円減少したものの、自己資本比率は59.7%と安定している。営業利益率は予測通り6,740mn円を記録し、持続的な成長が期待されている。
見通し
FY3/25の業績見通しでは、売上高3.5%増の45,500mn円を見込み、営業利益も10.3%増の6,740mn円を見込んでいる。主力ERP製品のサブスクリプションモデルへの移行が成長の要因となる見込みであり、DXへの投資を支える企業投資が堅調な売上と利益の成長を期待させる。
中期経営計画 Vision 2028
目標
三六情報サービスは、中期経営計画 Vision 2028 を策定し、FY3/29までに以下の目標を設定している。
- 純売上目標:¥60.0bn
- 経常利益目標:¥12.0bn
- ROE目標:18%
財務戦略および資金配分
同社は、ビジネス投資と株主還元のために、5年間で¥40.0bn以上の資金を配分する戦略を採用している。新商品開発、M&A、配当支払い、自己株式取得などがその目的であり、資本効率の向上のために必要に応じて自己株式を取得する考えもある。
株主還元方針
三六情報サービスは、配当性向率を30-40%に設定した累進的な配当方針を実施する予定であり、資本効率向上のために必要に応じて自己株式を取得することも検討している。
まとめ
三六情報サービス株式会社は、強力なERP製品の販売と成長を維持しており、1H FY3/25では予想を上回る成長を達成した。FY3/25の見通しでは、DXへの投資を支える企業投資による売上と利益の成長が期待される。また、中期経営計画 Vision 2028 では、DXコンサルティングの強化や定期収入型収益の積み上げを通じて、18%のROEを含む12.0億円の経常利益を目指している。
このレポートは、三六情報サービス株式会社の業績、財務状況、経営指標、および将来の見通しについて包括的に分析し、中期経営計画 Vision 2028 の目標や戦略に焦点を当てています。同社の成長戦略や株主還元方針など、今後の展望についても解説しています。