今回は、2024年10月11日に掲載されたロジザード<4391>のレポートを要約しました。
元レポートは下記の通りです。
https://www.fisco.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/FISCO/logizard20241011_e.pdf
出典元:FISCO
それでは早速見ていきましょう。
Logizard社の業績と将来展望
Logizard社は、2024年度に過去最高の売上高と利益を記録しました。主力のクラウドサービスによる急成長が売上高と利益の増加に寄与し、収益性も向上しました。
2024年度の業績概要
2024年度の業績では、売上高が前年比6.7%増の1,977百万円、営業利益が32.8%増の346百万円、経常利益が32.9%増の346百万円、純利益が36.7%増の252百万円となりました。主力のクラウドサービスによる売上高と利益の成長が記録され、24期連続で売上高が増加し、最高の純利益を達成しました。
2025年度の展望
2025年度の予測では、売上高が前年比12.0%増の2,214百万円、営業利益が15.6%増の400百万円、経常利益が15.6%増の400百万円、純利益が11.3%増の281百万円を予想しています。企業環境の好調さから、主力のクラウドサービスビジネスが引き続き好調に推移し、開発および導入サービスの売上高が前年比41.1%増加することを見込んでいます。
中長期成長戦略
中長期経営計画では、Logizard社は、COVID-19パンデミックに続くビジネス環境と顧客ニーズの変化に対応し、トレンディな製品とハイコンタクトサービスを組み合わせて収益を拡大し、企業価値を向上させることを目指しています。
株主還元ポリシー
Logizard社は、安定した収益基盤を持つ主力のクラウドサービスを通じて、株主還元ポリシーを推進しています。
会社概要
Logizard社は2001年に埼玉県で設立され、クラウドを通じてWMSを提供しています。顧客の物流作業の正確性と効率性をサポートしています。
業務概要
Logizard社の事業は、クラウドサービス、開発・導入サービス、およびデバイス販売サービスに大別されます。
特長と強み
Logizard社の製品の特長は、短納期、低価格、高品質のサービスです。定期的な収益を安定して生み出すサブスクリプションモデルを採用しており、顧客の現在のニーズを反映する製品バージョンの継続的なアップグレードにより、キャンセル率を低く抑え、新規顧客数を増やすことで収益を堅実に拡大しています。
以上のポイントを踏まえると、Logizard社は将来の成長に向けた良好な展望を持っており、業績拡大と企業価値向上に向けて着実に進んでいます。
Logizard株式会社の業績と展望
Logizard株式会社は、中小企業を主な顧客とするITサービス企業であり、デジタル化を推進するための人材不足が課題となっています。中小企業におけるデジタル化の促進には重要な役割を果たしており、需要は引き続き高いと見込まれています。
業績動向
2024年度におけるLogizard株式会社の業績は、前年比6.7%増の売上高1,977mn円を記録しました。主力のクラウドサービスによる売上と利益成長が牽引し、24期連続で売上高が増加し、最高益を達成しました。全ての利益ラインが2桁の成長を記録し、営業利益率も17.5%に増加しました。
2024年度の業績は予想を上回り、営業利益や純利益が前年比で増加しました。特にクラウドサービスは好調で、開発・導入サービスや機器販売サービスも順調に推移しています。
財務状況と業績指標
2024年度末の財務状況を見ると、総資産は2,256mn円に増加し、流動資産は1,860mn円に達しました。また、純資産は1,924mn円に増加し、負債比率は85.3%となっています。
展望
Logizard株式会社は、2025年度においても売上と利益の増加を期待しており、クラウドサービスの成長による収益の向上を見込んでいます。中長期的な成長戦略は、トレンディな製品と高接触サービスの組み合わせを基本としており、今後もR&Dと人材投資に前向きに取り組む予定です。
株主還元ポリシー
Logizard株式会社は、2022年度以降配当を行っており、2025年度には1株あたり18.00円の配当を予定しています。企業価値の向上を図るために、引き続き利益の一部を株主に還元する方針を持っています。
今後の成長戦略や株主還元ポリシーに注目が集まりますが、Logizard株式会社はデジタル化の推進とクラウドサービスの強化により、安定した業績拡大を実現する見通しです。